先週、時間がとれたので涼を求め、長野市の隣の須坂市にある米子大瀑布に行ってきました。国道406号から舗装された林道を車で上り駐車場へ。そこから約30分ほど歩くと、不動滝です。滝壺のすぐ近くまでいけ、水飛沫が体にかかりひんやりし小休憩。さらに、権現滝を対岸から見て、少し足を伸ばして奇妙滝にもより、ぐるっとあたりを一周しました。2時間ほど森林の中を歩き、いくらかリフレッシュできたような気がしました。ウォーキング・ベースも、気持ちのよいプレイヤーです。
RAY BROWN (レイ・ブラウン)
SOMETHING FOR LESTER (Contemporary 1977年録音)
レイ・ブラウン(b)、シダー・ウォルトン(p)、ビリー・ヒギンズ(ds)というトリオでやった実演を聞いたことがありますが、はじめに出てきたサウンドに驚愕したことを覚えています。バランスがとれたサウンドがこれ以上ないくらいに美しく響きわたりました。ピアノやドラムスの音はもちろんですが、ベースが支えているのだと、レイ・ブラウンが引っ張りだこなのがよく分かった瞬間でもありました。
80年代、90年代と多数のリーダー・アルバムを録音することになるレイ・ブラウンも、この録音当時までは、その数も決して多くなく、目立ったものがなかったように思います。またこれは、コンテンポラリー・レーベルのレスター・ケーニッヒの最後のプロデュース作品にあたります。
シダー・ウォルトン(p)、レイ・ブラウン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)というメンバー。曲目は、シダー作「Ojous De Rojo」(オホス・デ・ロホ)と「Something in Common」、レイ作「Slippery」、ホレス・シルバー作「Sister Sadie」、あとはスタンダードの「Love Walked In」、「Georgia On My Mind」、「Little Girl Blue」。
ソロにしろバッキングにしろ、レイ・ブラウンの弾く旋律は実に自然に心地よく聴こえます。曲のエキゾチックな魅力とウォルトンのピアノ・ソロなら「Ojos De Rojo」、3人が一体化したプレイが聴ける「Sister Sadie」、バラードにおけるレイのプレイが素晴らしい「Little Girl Blue」などと、内容充実作です。でも、あまり話題にならないのが不思議。
【米子大瀑布】
日本の滝百選にも選ばれている、米子大瀑布は、不動滝(落差85m)と権現滝(落差75m)からなります。対岸からは二条の滝が並んで見ることができ、不動滝は滝壺近くまで行けます。少し歩くと奇妙滝もあり、こちらもすぐ近くまでいけます。
(不動滝)
(権現滝)
(奇妙滝)