11月26日(土)の夜は、拙ブログにコメントをくださるdukeさんと、札幌ススキノのジャズクラブ「Day By Day」で、ライブを聴きながらオフ会を催しました。dukeさんが応援している日本ハムファイターズのことや札幌のミュージシャンの話題などで楽しい一時を過ごしました。こちらのお店のオーナーで歌手の黒岩静枝さんのヴォーカルを聴き、日本ハムの名前も出るとなると、俄然、北の大地へ来たという気持ちになりました。本来、ジャズの大地(土地)にてというタイトルのアルバム。
HAROLD LAND (ハロルド・ランド)
GROOVEYARD (Contemporary 1958年録音)
ジャケットを見て、これは「Harold In The Land of Jazz」だとピントくる方もいると思いますが、このGrooveyardはタイトルが変更されて、セカンドとして出されたものです。内容はいいので、最初のままでよかったのにと考えてしまいますが、アピール度を上げるために出来のいい曲をタイトルにもってきたのでしょうか。
メンバーは、ハロルド・ランド(ts)、ロルフ・エリクソン(tp)、カール・パーキンス(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、フランク・バトラー(ds)。タイトル曲のGrooveyardは、カール・パーキンスの作曲ですが、彼のバウンドするピアノが全編で聴けます。ロリフ・エリクソンはスウェーデン出身ですが、アメリカでも長期間にわたって活躍しました。
曲目はオリジナルが多いですが、なかなかの佳曲が揃っています。ハロルド・ランド作「Delirium」、「Lydia's Lament」と「Smack Up」、カール・パーキンス作「Grooveyard」、エルモ・ホープ作「Nieta」、あとはスタンダードで「Speak Low」と「You Don't Know What Love is」(あなたは恋をしらない)の全7曲。
ハロルド・ランド(1928~2001年)は、クリフォード・ブラウン=マックス・ローチグループにおける一連の録音が知られていますが、本人のリーダー作にも面白いものが多いように思います。軽くバウンスする「Delirium」おけるランド(ts)の長いソロは聴きごたえがあり、また彼のバラードプレイが素晴らしい「You Don't Know What Love Is」、タイトルに採用された「Grooveyard」おけるランドとパーキンス(p)のプレイなど、西海岸録音ながら、グルーヴィーなハードバップが聴ける快作といっていい内容です。
【Day By Day (デイ・バイ・デイ)】
住所:北海道札幌市中央区南5条西2丁目 中銀ビルB1
電話: 011-521-6635
ホームページ:デイバイデイ(Facebook)
黒岩静枝(vo)、伴奏は佐々木慶一(ds)グループ。黒岩さんの歌はもちろん、レギュラーバンドの水準も高く、僕は札幌へ行くと必ず寄ります。
サトミさん。黒岩静枝さんのお弟子さんです。
黒岩静枝さんは、北海道はもちろん全国各地のライブハウスに出演する人気シンガーです。12月3日には、銀座スイングへ出演予定。「Over The Rainbow」(虹の彼方へ)や「These Foolish Things」を歌ってくれました。当夜もソウルフルな歌声に魅了されました。