安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

映画「ファースト・カウ」を観ました。(1月30日 上田映劇)

2024-01-31 19:30:00 | 映画・DVD・テレビ

映画「ファースト・カウ」を観に行きました。

   

チラシ表

(あらすじ)

西部開拓時代のオレゴン州。アメリカンドリームを求めて未開の地へ移住した料理人クッキーと中国人移民キング・ルーは意気投合し、ある大胆な計画を思いつく。それは、この地に初めてやってきた“富の象徴”である一頭しかいない牛からミルクを盗み、ドーナツをつくって一獲千金を狙うというビジネスだった。

(スタッフ、出演)

監督:ケリー・カイラート
脚本:ジョナサン・レイモンド、ケリー・カイラート
ジョン・マガロ(クッキー)、オリオン・リー(キング・ルー)、トビー・ジョーンズ(仲買商)

(感 想)

チラシの裏を読むと、何人かの映画監督が褒めている映画ですが、僕には、難しい映画でした。牛からミルクを盗んでいるところを見つかり、二人は逃亡するのですが、また同じ場所に戻ってきて、後をつけられて、眠っているところを殺害されてしまうので、粗筋もなんだか。

隠してあるお金を取りに戻ってきた中国人移民キング・ルーの行動は、まだわかるのですが、なぜ、料理人クッキーが戻ってきたのか意味不明。二人の友情物語だとチラシには書いてありますが、犯罪の共犯なのだから、どうなのかと。

この映画は、窃盗という悪いことをすれば、あとで罰せられるという、教訓映画かもしれません。最初に骸骨が出てくるシーンは、まさにそれを象徴している気がしました。また、全体にテンポが遅い映画でしたが、川の風景など映像は美しかったです。

チラシ裏。

【ファースト・カウ・オフィシャルサイト】

映画『ファースト・カウ』オフィシャルサイト (firstcow.jp)


高崎市問屋町のイタリアン「マガッヅィーノ(MAGAZZINO)」で、パスタのランチ。

2024-01-30 19:30:00 | グルメ

1月27日(土)に高崎市へ群馬交響楽団の定期演奏会を聴きに行きました(その記事へのリンク)が、早く着いたので、問屋町へ回り、イタリアンの「マガッズィーノ(MAGAZZINO)」でランチをいただきました。

メニューがイタリアン一色、凝ったものばかりで、適当に注文したのですが、セットのサラダやパスタ(多分「ツナ入りのフィットチーネ」)が美味しく、『パスタの街高崎』を再認識しました。

倉庫のような使われ方をしていたと思われる建物の一画にお店はあります。立地は、JR上越線問屋町駅に近い場所でわかりやすい。駐車場も広いので、車で行けます。

入口

店内。広いです。

板に書かれたおすすめなど。よくわからなかったので、《オススメ》とあった中から注文。ツナとなんとか(よくわからない)のサッパリクリーム味にしました。

デザート&ドリンクセットも注文。

セットのサラダ。これが滅法良かった。自家製の野菜だそうですが、種類は豊富で新鮮で、酸味の効いたドレッシングもあっていました。

野菜のアップ。

パン。揚げパンだそうですが、もちもちしていました。

パスタ。見た目はさほどではなかったのですが、食べてみると、あっさり系の味で、ツナや野菜も入り、美味しい。

アップ。平たい麺で、多分、フェットチーネかな。こういう麺を見ると、名古屋のきしめんを想い出します。

平打ちパスタで、多分、ほうれん草あたりを練り込んであるパスタも入っています。カラフルな色合いです。

デザート。自家製プリン。

固めのプリンでした。

珈琲。セットのコーヒーでしたが、濃い味でイタリアンの食後に合っている味でした。再訪して、次回はピザでもいただきたい。

【マガッズィーノ(MAGAZZINO)】

住所:群馬県高崎市問屋町4-7-1
電話:027-364-1447
ホームページ:マガッヅィーノ - 高崎問屋町/イタリアン | 食べログ (tabelog.com)


小林研一郎指揮 群響定期。シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(金川真弓(vn))、ブラームス:交響曲第4番

2024-01-29 19:30:00 | クラシック演奏会

小林研一郎指揮群馬交響楽団の第594回定期演奏会が、1月27日(土)に高崎芸術劇場で開催されたので、聴いてきました。

   

チラシ表

(出 演)

指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:金川真弓
管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスター:伊藤文乃)

小林研一郎さんは、日本を代表する指揮者の一人。現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィル・名古屋フィル・群響桂冠指揮者、読売日響特別客演指揮者などを務めています。金川真弓さんは、2019年チャイコフスキー国際コンクール第4位、2018年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位。以来、プラハ放送響、マリインスキー劇場管、ドイツ・カンマーフィル、N響、読響、都響など内外のオーケストラに客演。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。

(曲 目)

モーツァルト / ディベルティメント ニ長調 K.136
シベリウス / ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
パガニーニ / カプリース 第24番 (金川真弓、アンコール曲)

〈休憩〉

ブラームス / 交響曲第4番 ホ短調 作品98
 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ、第2楽章 アンダンテ・モデラート、
 第3楽章 アレグロ・ジョコーソ、 第4楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・パッショナート
ダニー・ボーイ (アイルランド民謡、オーケストラアンコール曲)

(感 想)

人気指揮者の小林研一郎さんの登場、しかも、名曲プログラムなので、チケットは完売でした。金川真弓さんのシベリウスのヴァイオリン協奏曲の演奏に対するブラボーが凄く、彼女のファンも多かったと思われました。

管弦楽を聴くなら目の前で実演を聴くに限ると思わされた演奏会でした。ブラームスの交響曲第4番は、熱のこもった素晴らしい演奏で、とりわけ、第2楽章後半や第4楽章に現れる、ブラームス特有の濃密な弦楽器によるアンサンブルにはちょっと鳥肌が立つほどでした。

その第4楽章の該当部分では、小林さんは、身体を沈み込むようにして指揮をしており、低音を強調しているのかなと観ていました。シベリウスのヴァイオリン協奏曲は堂々たる演奏で、独奏の金川さんの音が客席まで明瞭に飛んできていました。

(演奏写真 群響facebookからお借りしました。)

金川真弓(vn)

小林研一郎(指揮)

小林研一郎と群馬交響楽団

      

小林研一郎さんと金川真弓さん。

(出演者プロフィール)

   

   

金川真弓ホームページ:Mayumi Kanagawa – classical violinist

群馬交響楽団ホームページ:群馬交響楽団 (gunkyo.com)

 

【あらかじめ聴いたCD】

   

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ヒラリー・ハーン(vn)、エサ=ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団。(2007年録音)。ヒラリー・ハーンの美音が魅力的です。   

   

ブラームス:交響曲第4番、カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル。(1980年録音)。出だしから繊細で、精緻な演奏のように感じます。有名なアルバムなので、聴いている方が多いのではないでしょうか。


ビル・エヴァンス「TALES Live in Copenhagen 1964」、CoCo壱番屋の「カレーうどん」。

2024-01-28 19:30:00 | ピアノ・トリオ

先日、ランチに温かいものを食べようとCoCo壱番屋へ。冬の定番は、スープカレーやカキフライカレーですが、「カレーうどん」をいただきました。シンプルな商品ですが、味は良かった。シンプルな楽器編成のアルバム。

BILL EVANS (ビル・エヴァンス)
TALES - LIVES IN COPENHAGEN (1964) (ELEMENTAL MUSIC 1964年録音)

   

ビル・エヴァンス(p, 1929~1980年)は、人気が続いているためか、ゼブ・フェルドマンらにより次々と過去の録音が発見発掘されて、CDなどで発売されています。2023年に発売された本作は、ビル・エヴァンス・エステートと契約した正式なものとして11作目だそうです。レコードで聴いています。

1964年夏にビル・エヴァンス・トリオ初のヨーロッパツァーの音源で、未発表の10曲は、デンマークのコペンハーゲンにおける録音。メンバーは、ビル・エヴァンス(p)、チャック・イスラエル(b)、ラリー・バンカー(ds)。ボーナストラックとして、1969年にエディ・ゴメス(b)、マーティ・モレロ(ds)とオーフスを訪れた際の録音が加えられています。

曲目と録音データは次のとおり。

1  Waltz For Debby (Bill Evans)
2  My Foolish Heart (Ned Washington-Victor Young)
3  How My Heart Sings (Earl Zindars)
4  Sweet And Lovely (Gus Arnheim-Jules LeMare-Harry Tobias)
5  I Didn't Know What Time It Was (Richard Rodgers-Lorenz Hart)
6  Five (Theme) ((Bill Evans)

7  My Foolish Heart #2 (Ned Washington-Victor Young)
8  How My Heart Sings #2 (Earl Zindars)
9  Sweet And Lovely #2 (Gus Arnheim-Jules LeMare-Harry Tobias)
10  Five (Theme)#2 (Bill Evans)
11  'Round Midnigh (Thelonious Monk-Bernie Hanighen-Cootie Williams)- BONUS TRACK

(1-6)
Bill Evans (p),  Chuck Israels (b) , Larry Bunker (ds)
Danish Radio, Radiohuset, Copenhagen, August 10, 1964.
(7-10)
Bill Evans (p) , Chuck Israels (b) , Larry Bunker (ds)
TV-City, Copenhagen, August 25, 1964.
(11)
Bill Evans (p) , Eddie Gomez (b) , Marty Morell (ds)
Stakladen, Aarhus, Denmark, November 21, 1969.

演奏と音質が最上級のビル・エヴァンス(p)のアルバム。エヴァンス、イスラエル(b)、バンカー(ds)の組み合わせは、エヴァンスの歴代トリオの中でも一番好きなので、この発売には快哉を叫びました。ベースのチャック・イスラエルは、スコット・ラファロより落ち着いた演奏振りで、テンポ感などが僕にはしっくりきます。どの曲も素晴らしいですが、「How My Heart Sings」は、初出のアルバム「How My Heart Sings」(Riverside)よりも遙かに生き生きとしていて、メンバーが共演を重ねた上での演奏だということに改めて気づかされます。

   

ジャケットの裏には演奏写真が掲載されています。

   

ブックレット(解説書)の表紙。豪華な解説書が添付されています。

(参考)本作から「Waltz for Debby」が聴けます。

Waltz For Debby (Live) (youtube.com)

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、全てビル・エヴァンスの発掘盤で、右から「インナー・スピリット  (Inner Spirit : The 1979 Concert at the Teatro General San Martin, Buenos Aires)」、本作「TALES」、「モーニング・グローリー(Morning Glory:The 1973 Concert at the Teatro Gram Rex, Buenos Aires)」。

 

【CoCo壱番屋安曇野インター店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高140番地1 スワンガーデン安曇野内
ホームページ:カレーハウスCoCo壱番屋 (ichibanya.co.jp)

外観

駐車場から北アルプス方面。天気が良くなくて、寒そうです。

ココイチの冬の定番は、ローストチキンスープカレーや牡蠣フライカレーのようです。

なぜか、うどんが食べたくなって、注文。

サラダも一緒に。シンプルなグリーンサラダです。

ドレッシング。ゴマを使いました。

カレーうどんが運ばれてきました。

カレーうどんのアップ。ルウというか汁がたっぷりで、身体が温まりました。

具材は、豚肉が目立った程度です。

うどんの麺は、もともと腰が強いようで、ぐたぐたになっていず、歯ごたえもあります。

七味がついてきました。僕はカレーうどんには使いませんが、使う人もいるのでしょう。


高橋多佳子(p)ショパン・ザ・シリーズSeason3《ショパンと楽聖たち》vol3 シューマン

2024-01-27 19:30:00 | クラシック演奏会

長野県上田市《サントミューゼ》で開催されている、高橋多佳子ショパン・ザ・シリーズも3年目を迎えています。本年度の3回の公演のうち、1月26日に開催された「シューマンとショパン」を聴いてきました。

   

チラシ表

(出 演)

ピアノ:高橋多佳子
お話・ピアノ:下田幸二(ピアニスト、音楽評論家)

高橋さんは、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。桐朋学園大学卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。国立ワルシャワフィルをはじめ、国内の主要オーケストラと共演を重ねる。既にCDを20タイトル以上リリース。ソロ活動のほかピアノ・デュオ「デュオ・グレイス」、「椿三重奏団」としても活動している。

(曲 目)

ショパン・ザ・シリーズSeason3のVol.3は、ショパンとシューマン ~音楽と文学、そして愛~ と題して、お話しと演奏が行われ、シューマンとショパンの曲が取り上げられました。

シューマン / 謝肉祭 作品9より 変イ長調「ショパン」
ショパン / エチュード 変イ長調 作品25-1「エオリアン・ハープ」
シューマン / クライスレリアーナ 作品16より 変ロ長調 第6曲
ショパン / バラード 第2番 ヘ長調 作品38
シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調 作品54より 第1楽章 (2台ピアノ版)

(感 想)

高橋多佳子さんの「ショパン・ザ・シリーズ」ですが、2023年度は、「ショパンと楽聖たち」と題し開催され、その第3回目は、シューマンとショパンです。ゲストとして旦那さんでもある下田幸二さんが出演し、お話しとともにピアノも弾いてくれました。

「エオリアンハープ」は、ショパンがシューマンの前で弾いた曲、「クライスレリアーナ」は、シューマンがショパンに献呈し、ショパンの「バラード第2番」は、ショパンがシューマンに献呈した曲だそうです。このへんのことについて、解説をしてくれたので、これらの曲に一層親しみが湧きました。

実は、本日のお目当ては、2台ピアノ版のシューマン「ピアノ協奏曲(第1楽章)」です。高橋さんと下田さんの演奏で、シューマンの書いた美しいメロディが再現されて、聴き入りました。ピアノ2台でやっても名曲ですが、この曲を聴きに、オーケストラの演奏会に出かけたくなりました。

【高橋多佳子さんの facebook】

高橋多佳子 Takako Takahashi Pianist | Facebook

(高橋多佳子さんの略歴)

(下田幸二さんの略歴)

【帰宅して聴いたCD】

今回のレクチャーコンサートで、ショパンとともに、シューマンの音楽が印象に残ったので、帰宅後、下記2枚のCDを聴きました。

   

クララ&ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲。 ベアトリーチェ・ラナ(p)、ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管弦楽団。(2023年録音)

   

シューマン「謝肉祭」。アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)。(1975年録音)