安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

1泊2日で仙台へ(5)。陸前赤井のジャズ喫茶「アビーロード」、市内観光(仙台城址~東北大構内~仙台駅「ずんだ茶寮」)。

2024-07-04 19:30:00 | ジャズ喫茶

1泊2日で仙台への5回目で最終です。今回は、28日に出かけたジャズ喫茶「アビーロード」と29日の仙台市内観光の続きで、仙台城址やずんだカフェについて記します。新宿ピットインのライブは別記事に書きます。

【行 程】

28日(金)長野駅 → 仙台駅 → ジャズ喫茶「パラゴニアン」(多賀城)→ ジャズ喫茶「アビーロード」(陸前赤井)→ 仙台駅 → ホテルチェックイン → 小宴会「牛タン利久 東七番町店」 → ジャズ喫茶「カウント」

29日(土)ホテル → 島崎藤村広場 → 仙台駅 →(観光バス利用)→ 瑞宝殿 → 仙台市立博物館とランチ「cafe mozart theo」 → 仙台城址 → 仙台駅「ずんだカフェ」 → 新宿ピットイン → 長野駅 

【ジャズ喫茶 アビーロード】

住所:宮城県東松島市赤井字川前三番169-28
電話:090-7527-6705
ホームページ:ジャズ喫茶 アビーロード (ABBEYROAD) - 陸前赤井/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)

 

当日は、多賀城市のパラゴニアンの後に行きました。多賀城駅から陸前赤井駅までは、仙石線で48分でした。帰りは、陸前赤井駅から仙台駅まで、JR仙石東北ライン快速に乗車し、こちらも48分くらいでした。

お店の建物の前にきました。駅から歩いて7~8分で着きました。

植え込みに標識もありました。

入口。

お店はこの階段を上がった二階です。玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えます。

店内。照明が落としてあって、ジャズ喫茶らしい落ち着いた空間です。正面にスピーカーがあります。

スピーカーに向かって右側。

プレーヤーやレコード棚があります。珈琲は、こちらで淹れていました。

真ん中の席に座りました。後ろには、ポール・チェンバースやチェット・ベイカーのレコードのジャケット写真が拡大して飾ってあります。

左側には、写真やジャズ関連の本など。マスターは、山がお好きで、写真も山の関連のものが展示してありました。うかがうと、上高地にはしょっちゅう出かけたようです。

(以下オーディオ)

システムの構成。4way6スピーカーです。音のバランスをとることや機器同士の接続が、たいへんだと思いましたが、すごくて、驚きました。

写真の明るさの調整をして、スピーカーやアンプがわかるようにしました。

アンプ類。全部マッキントッシュです。

レコードプレーヤーやCDプレーヤー。   

グレース・マーヤ(vo, p)のライブ盤(CD)がかかりました。内容が良いアルバムです。

続いて、エリック・ドルフィー「At The Five Spot」。マスターは、ドルフィーがお好きだそうです。じっくりと聴かせていただきました。

コーヒー。チョコレートなどお菓子付き。ジャズや山の話も弾みました。東北大震災で、ご自宅は床上浸水になりましたが、二階のオーディオ機器に支障がなく、その点は良かったと話されていました。往年のジャズ喫茶らしいジャズ喫茶で、訪れて良かったです。

 

(観光の続き、仙台市立博物館→仙台城址→地下鉄川内駅→仙台駅)

博物館で伊達家の収蔵品などを観て、カフェモーツァルトテオでランチのあと、歩いて仙台城址へ向かいます。

大手門の石垣(右側です)

大手門脇櫓。ここで左手に折れて、坂道を登って行きます。

お城の石垣が見えてきました。右に回り込むと、ほぼそこが仙台城址です。

伊達政宗公の像。これがシンボルです。

城址から石垣の下を入れて仙台市街地を撮影。

左にふって、北仙台の方角。

仙台城址からの眺めを楽しんだ後は、下りてきて、二の丸跡に来ています。ここから、東北大学構内です。

南北に走っている道路を歩き、地下鉄川内駅に向かいます。

文系の学部が入っている建物

図書館

教養部も抜けて、地下鉄川内駅にきました。ここから地下鉄で仙台駅へ。

【ずんだ茶寮 仙台駅ずんだ小径店】

住所:仙台市青葉区中央1-1-1仙台駅3F
電話:022-715-1081
ホームページ:ずんだ茶寮 | 菓匠三全 (zundasaryo.com)

ずんだ茶寮の販売店。喫茶がこの右にあります。新幹線の時間まで、この喫茶店に入りました。大勢の方がいたので、これと次の写真は、ホームページからお借りしました。

店内。当日は、人がいっぱいだったので、写真を撮るのを控えました。

注文したのは、ずんだシェイクです。ずんだシェイクは、仙台でしか見かけたことがありません。他に、ずんだ餅などもありましたが、それは控えておきました。

ずんだシェイク。『バニラテイストのシェイクに「ずんだ茶寮」特製のずんだをブレンド。つぶつぶ感も楽しい、オリジナルのシェイク』だそうです。ほんのりとずんだの味わいがあり、冷たくて美味しかった。

以上、仙台1泊2日の旅でした。転倒して、膝を盛大に擦りむき、カメラも壊してしまいましたが、行きたかったジャズ喫茶に行き、牛たんなどグルメも楽しめ、藤村の詩碑も観れた良い旅でした。


1泊2日で仙台へ(3)。ジャズ喫茶「COUNT(カウント)」、仙台の夜景、「大衆食堂 半田屋」。

2024-07-02 19:30:00 | ジャズ喫茶

1泊2日で仙台への3回目です。今回は、ジャズ喫茶「COUNT(カウント)」や街の様子、夜食に入った「半田屋」について記します。カウントは、2019年3月に行って以来なので、約5年ぶりです。

なお、ブログ掲載の順番と、実際の行程にズレがあるので、参考に行程表を作りました。

【行 程】

6月28日(金) 仙台駅 → ジャズ喫茶「パラゴニアン」(多賀城)→ ジャズ喫茶「アビーロード」(陸前赤井)→ 仙台駅 → 藤村広場 → ホテル → 小宴会「牛タン利久 東七番町店」 → ジャズ喫茶「カウント」

6月29日(土) 仙台駅 → 瑞宝殿 → 仙台市立博物館とランチ「cafe mozart theo」 → 仙台城址 → 仙台駅「ずんだカフェ」 → 新宿ピットイン(ジャズライブ) → 長野駅 

【ジャズ喫茶 COUNT(カウント)】

住所:宮城県仙台市青葉区一番町4-5-42
電話:022-263-0238
ホームページ:ジャズ SPOT カウント (ジャズスポットカウント) - 勾当台公園/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)

看板。地下鉄の勾当台公園駅から歩きました。近いです。

入口

スピーカーのアルテックA5は、健在でした。落ち着きます。

壁に貼られたジョン・コルトレーンのポスターも変わりません。

カウンター席。学生時代に、友人の案内で、初めてこちらのお店に入った時は、カウンター席に腰かけました。

レコード棚

アイスコーヒーを注文。

COUNTは、1971年5月21日オープンだそうなので、既に半世紀以上の53年が経過しています。この椅子も開店以来使っているのでしょう。かなり修理してあります。

スピーカーの右側には、かかっているレコードのジャケットが展示されます。入店時は、トミー・フラナガンの「Jazz... Its Magic!」(savoy)がかかっていました。

次は、オリヴァー・ネルソン「The Blues and The Abstract Truth」(Impulse)がかかりました。

次に、マイルス・デイヴィス「1958マイルス」(CBS Sony)。どれもよく知られたものばかりです。相変わらずの素晴らしい再生ぶりで、特に管楽器のソノリティが好きです。

入口のドアを照らしている照明。

出てきたら、すっかり暗くなっていました。

(市内を歩きました)

一番町

   

ジャズ喫茶のキジトラ珈琲舎が入っているビルの前にきています。ちょっと入ろうとしたのですが、

『店主急病につき、しばらくお休みします。』とあって、6月6日から休業していました。仙台の街中では、昨年、ジャズバー「Kelly」が閉店したので、ジャズ喫茶・バーは、「COUNT」とこの「キジトラ珈琲舎」だけです。是非、回復されて、営業を続けてほしいと念願しました。

いろは横丁

ジャズライブハウスの「カーボ」の横も通りましたが、ライブが終了していたので、入りませんでした。あとで、また一番町まで行ってみました。

【大衆食堂 半田屋 東口BiVi店】

住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡2-1-25
ホームページ:東口BiVi店 - あなたの街の食堂 半田屋 (handaya.jp)

歩き回ったので、ちょっとラーメンかうどんをと思い、訪れました。半田屋は、かつて「めしのはんだや」という名前で、仙台市内にお店を構えていましたが、今は、大きくなって、北海道などにも進出しています。

店内。

定食屋さんという感じで、おかずも豊富です。値段は安めです。

天ぷらうどんを注文。340円(税込み)です。

あっさりと、夜食に良かったです。


1泊2日で仙台へ(2)。宮城県多賀城市のジャズ喫茶「パラゴニアン」(PARAGONIAN)。

2024-07-01 19:30:00 | ジャズ喫茶

多賀城は、奈良・平安時代に陸奥国の国府が置かれたところで、神亀元年(724年)、大野東人(おおののあずまひと)により創建され、11世紀中頃まで東北の政治文化の中心地でした。多賀城跡が整備されています。

そこへも行ってみたいのですが、今回は、ジャズ喫茶「パラゴニアン」へ。マスターに歓迎していただき、JBLのスピーカー、パラゴンとエべレストでジャズを聴くことができ、至福の一時を過ごしました。

仙台駅からJR仙石線に乗車し、22分で多賀城駅に着きます。

多賀城市役所の近くにお店はあり、駅から歩いて7~8分で着きます。『PARAGONIAN』と記された看板が目立ちました。

お店の外観。屋根が急勾配です。多分、個人所有の電柱で、電気を引き込んでいます。

入口に向かって撮影。入店時は、こちら側から音が流れていました。

素晴らしくきれいな、「エベレスト DD67000」です。

入店時にエベレストから流れていたのは、ニッキ・パロット(vo, b)の「Feelin' Groovy」(CD)。多分、彼女の最新作。

入口を入って正面を見ると、目に飛び込んでくるのは、スピーカーのパラゴンと、ディヴィッド・ストーン・マーティンのイラストです。最高です。

正面に向かって左側。

右側には、カウンター席。バックカウンターは、レコード棚。

パラゴン。状態がすごく良い感じです。パラゴンは、日本国内には、ほとんど無いかもしれません。他にすぐ思い浮かぶのは、軽井沢の「だぁーちゃ」、札幌の「ジャマイカ」、新潟の「シャモニー」のものです。閉店したお店だと、高崎の「あしび」や小樽の「Groovy」にありました。

パラゴンの上の方には、DSM(デヴィッド・ストーン・マーティン)のジャケット。複製品でしょうか、もしかしたら、原画の類いかも。次回、マスターに訊ねてみようと思います。

ピアノが置いてあって、ライブを開催しています。

アンプは、マッキントッシュのものを使用されています。McIntosh の MC2301です。

プレーヤーはトーレンスです。

以下かかったレコードです。ベニー・カーター「Swingin' The  '20s」。パラゴンによる再生。

ビル・エヴァンス「Sunday at The Village Vangurd」。リクエストをどうぞと言われたので、ビル・エヴァンスのピアノトリオをお願いしたところ、このアルバムをかけていただきました。パラゴンによる再生。

キャノンボール・アダレイの「Alison's Uncle」。これは、エベレストによる再生です。

ジム・ホール「It's Nice To Be With You」。エベレストによる再生。

パラゴンによる再生は、スコット・ラファロのベース音まで、結構クリアに出ていて、驚きました。また、ジム・ホールのギターですが、ソフトで繊細なサウンドなので、装置によっては、ふにゃけた感じに聞こえますが、芯のあるカチッとした音で再生されていました。

マスターに伺ったら、床はコンクリートで70cm厚だそうです。そして、天井が高く、まさに音楽再生のための建物になっています。建物まで配慮する人は、そう多くありませんから、凄いなと感心、感激しました。

ブルーノートのラベルを模した、コースターが嬉しい。ブルーの色で、これからの季節にも相応しい。

コーヒー。ブレンドですが、雑味が無くてよい味です。

ジェラートと飲み物のセットをいただきました

ジャズやレコード関連の本も置いてあります

パンフレット類が置いてあります。多賀城は、1300年のアニバーサリーイヤーだそうです。次回は、多賀城跡も訪れてみたいと思っています。パラゴニアンには、もちろん再訪します。

【パラゴニアン(PARAGONIAN)】

住所:宮城県多賀城市中央1-12-41
電話:022-364-7788
ホームページ:ジャズワインバー パラゴニアン(Paragonian)|宮城県多賀城市


小諸駅前にオープンしたレコードカフェ&バー「CHAYA」でプリンとコーヒー。ジャズのレコードもかかります。

2024-06-24 19:30:00 | ジャズ喫茶

東御市、小諸市方面で、ランチに入れるお店を探していて、レコードカフェ&バー「CHAYA」を、たまたま見つけました 。この4月に開店したばかりで、マスターは、神奈川県から小諸市に移住した20代の方です。

壁に飾ってあるレコードは、ロックやソウル、日本のシティポップ、ジャズなどで、ジャンルに拘っていません。福居良(P)のレコードが飾ってあったのには感激、かけてもいただきました。また行きます。

しなの鉄道線とJR小海線の駅である小諸駅を後ろにして右手に、「ロイヤルホテル」というビルがあります。この2階が「CHAYA」のある場所です。

看板

二階にあがると、この看板を目にします。看板の反対側に入口のドアがありました。

店内。清々しい空間です。窓際には、3人連れの先客がいました。

カウンター。後ろ向きですが、マスターです。

窓からは、小諸駅前の広場がよく見えます。

壁にはいろいろなレコードが飾ってあります。音楽関連の雑誌や本も置いてあります。

スピーカーは、ヤマハのNS1000です。天井近くに設置してあり、低音は軽めで、全体に聴きやすい音質でした。

反対側のスピーカー。

プレーヤーは、テクニクスのSL-1200あたりのようでした。カートリッジもテクニクスのものでした。

入店時にかかっていたのは、ソウルのグラディスナイト&ピップスのヒット曲集です。軽快なサウンドが楽しい。

なんと、福居良の「SCENERY」をかけていただきました。ジャズのピアノトリオです。まさか、福居良が聴けるとは思いませんでしたので、驚きました。

続いて、ウィントン・ケリーの「KELLY BLUE」。ジャズの名盤です。

福居良の「SCENERY」が飾ってあった場所には、 本田竹広(p)の「This is Honda」が飾られました。上段の一番左側です。

ビートルズのアルバムも。

ランチメニュー。パスタです。ランチの時間が、12時から17時までと長くて使い易いです。

デザートのメニュー。ランチはいただいた後だったので、CHAYAでは、CHAYA手作りプリンとブレンドコーヒーを注文。

アルコールは、ビールや日本酒などいろいろありますが、特にジンに力を入れているよです。

手造りプリン。固めで、甘すぎないのが良かった。

ブレンドコーヒー。量が多く、飲みやすい珈琲でした。

あとで、コカ・コーラも注文。

いろいろな音楽をレコードで楽しめ、飲食物も揃っている、長野県内では稀なお店です。一応、ジャズ喫茶の項目に挙げました。また、出かけます。

【レコードカフェ&バー CHAYA】

住所:長野県小諸市相生町1丁目3−1 2F 
ホームページ:CHAYA/レコードカフェ&バー(@chaya.komoro) • Instagram写真と動画


上田市中央のジャズが流れる喫茶店「A列車」で、ケーキセットをいただきました。

2024-06-08 19:30:00 | ジャズ喫茶

上田市中央にあるジャズの流れる喫茶店「A列車」に、久しぶりに行きました。繁華街の奧にひっそりとある喫茶店で、営業は15時から22時までと長く、お酒も楽しめます。

奧に大きなスピーカーがあり、静かなジャズが流れています。マスターはジャズや俳句に詳しく、そんなお話も聞けます。いただいたたケーキやコーヒーも美味しく、たまに寄りたいお店です。

このビルの一階にお店はあります。

   

入口

店内は広々としています。

壁にかかっている「A列車」と書かれた額、右には季節の手拭いの展示。

ジャズ関連の雑誌も置いてあります。

奧の方の壁には、ジャズ・ジャイアントの一人、マイルス・デイヴィス(トランペット)の写真。

奧には、大きなスピーカーが設置されています。スピーカーは、JBL4343B(ウーハーは2231A)です。

バックカウンターにある、CDプレーヤーとアンプ。ソニー製で、CDプレーヤーは、同じものを2台置いています。マスターは、一枚のCDを全部かけるのではなく、中から2~3曲をかけて、次のCDにいきます。

かかったCDです。まず、僕が持参したレイ・ギャロン「Grand Company」。オーソドックスなピアノトリオです。

続いて、ペッター・バーガンダー・トリオの「Watershed」。クラシックの影響もうかがえる叙情的な作品です。バーガンダーは、北欧、スウェーデンのピアニストです。

コーヒー。丁寧に淹れてくれます。器も凝っています。

ケーキ。

ケーキのスポンジ部分は、あるイタリアンレストランのシェフによるものだそうです。このケーキ良いです。

お店に滞在している間に、お客様が増えて6~7人になっていました。常連客中心かと思ったのですが、そうでもなくて、意外に幅広く人気があるのかもしれません。

【ジャズ喫茶 A列車】

住所:長野県上田市中央3丁目9-1
電話:080-2680-0011
ホームページ:ジャズ喫茶A列車 | 上田市 | TOP (a-train-jazz.com)