名古屋市内に出かけるのに、名古屋高速など市内の交通網に慣れていないので、繁華街までは自分の車をあまり使う気になりませんでした。それでも、たまにはと、先日、栄まで自分の車で行ってきました。途中、恵那峡サービスエリアで休憩をとりましたが、そこから御嶽山がくっきりと見えて、木曽路の入り口でもあったのだと改めて気付かされました。高速な曲も全く苦にしないトランペッターです。
WOODY SHAW (ウディ・ショウ)
MASTER OF THE ART (Elektra 1982年録音)
来日も重ね、日本でも人気のあったウディ・ショウ(tp)ですが、残念なことに1989年に44歳という若さで亡くなってしまいました。CBSに有名作品がありますが、これは、ニューヨークにあったジャズスポット「ジャズ・フォーラム」におけるライブ作品です。当時のレギュラーメンバーにボビー・ハッチャーソンが加わっていることと、曲目に「Sweet Love of Mine」が入っているので、買ったアルバムです。
メンバーは、ウディ・ショウ(tp、flh)、スティーヴ・ターレ(tb)、マルグリュー・ミラー(p)、スタッフォード・ジェームス(b)、トニー・リーダス(ds)、ボビー・ハッチャーソン(vib)。ヴァイブが加わることにより、トランペット、トロンボーンとで面白いサウンドが作られています。ハッチャーソンのリーダー作「Live at Montreux」(Blue Note 1973年録音)にショウが参加するなど共演歴も長いので、息もあっているようです。
曲は、ウォルター・デイヴィス・ジュニアの「400 Years Ago Tomorrow」、スタンダードの「Diane」、セロニアス・モンクの「Misterioso」、ウディ・ショウの自作「Sweet Love of Mine」、最後に、ウディ・ショウへのインタヴューが収録されています。ジャッキー・マクリーン(as)のアルバム「Demon's Dance」(Blue Note 1967年録音)に収録された「Sweet Love of Mine」は、作曲者としてのウディ・ショウの名を知らしめることになりました。
ウディ・ショウ(tp)の快調さに加え、グループとしてのまとまりがあり、完成度が高いのではないでしょうか。「400 Years Ago Tomoroow」は、ラテンリズムも加味した華やかな演奏で、ショウの突き抜ける音やハッチャーソン(vib)の早いパッセージが興奮を呼び起こします。「Diane」では、ショウはフリューゲルホーンを使って抒情的なプレイを繰り広げています。「Sweet Love of Mine」は、踊り出したくなるようなリズムに乗った、哀愁を帯びた愛らしいメロディを聴けるだけで嬉しく、ショウとハッチャーソンのソロも美しい。
【中央道恵那峡サービスエリアからの御嶽山と名古屋テレビ塔】
夜、栄(名古屋市)のホテルから散歩に出たらテレビ塔がライトアップされていたのでスマホで撮ってみました。植え込みもライトで装飾されていて、幻想的な光景でした。