本日で3月も終わりですが、今年の春は飛散している花粉の量が半端でなく、花粉症の僕にとってはつらい毎日が続いています。2週間ほど前には、風邪をひいてしまい、ダブルでやりきれない日々を過ごしました。こんな気分を一掃しようと取り出した軽快なピアノトリオのアルバム。
TARDO HAMMER (タード・ハマー)
SWINGING ON A STAR (CELLER LIVE 2017年録音)
バップに根差したピアニスト、タード・ハマー(1958年生)の4年ぶりのアルバムです。sharp nineレーベルにおける3作品については、拙ブログで取り上げましたが、これも曲目が渋めながら、バリー・ハリス、シダー・ウォルトンあたりを想起させるプレイは健在で、なかなか楽しめます。
メンバーは、タード・ハマー(p)、リー・ハドソン(b)、スティーヴ・ウィリアムス(ds)。3人はレギュラー的に活動しているのか緊密なプレイぶりです。収録曲の中にビリー・ストレイホーン作「Ballad for Very Tired and Sad Lotus Eaters」があり、同人作の「Isfahan」にムードが似ていますが、演奏されるのが珍しく、また、意味がよくとれない曲名です。
曲目はスタンダードとジャズオリジナルです。ギル・エヴァンス作「Gone」、チャールズ・デイヴィス作「Numero Uno」、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作「Swingin on A Star」、G.Vergueiroという人の書いた「Samba Do Brilho」、バートン・レーン作「How are Things in Glocca Morra」、マイルス・デイヴィス作「Little Willie Leaps」、ハリー・ウォーレン作「I Found A Million Dollar Baby」、ビリー・ストレイホーン作「Ballad for Very Tired and Sad Lotus Eaters」、セロニアス・モンク作「Monk's Dream」の9曲。
タード・ハマー(p)の編曲、プレイともに生き生きとして、聴きごたえのある作品。「Numero Uno」は、一部サンバのリズムで哀愁味のある演奏が繰り広げられ、「Little Willie Leaps」は、アップテンポでハマー(p)のシングルラインのソロが小気味よい。おなじみの「I Found A Million Dollar Baby」は、跳ねるようなメロディが楽しく、ハドソン(b)のベース・ソロも躍動しています。バラードの「Ballad for Very Tired and Sad Lotus Easters」は、音の響きの変化が面白い繊細な演奏でした。
【新年度になるので職場を模様替え】
応接の床やカーテンがかなり汚れていたので、新しいものに変更しました。
造花なのですが、結構よく出来ています。春ヴァージョンにしました。
テレビとテレビ台も入れ替えました。
カーテンを替えると気分も変わります。柄もよいのですが、清潔感があります。