この4月1日付で長野市内に転勤することになり、2年間の飯田市における単身赴任生活が終了することになりました。その間、様々な事柄がありましたが、過ぎてみればあっという間でした。最後の想い出にと、とんかつの「志瑞」で食事をしてきました。2年前飯田に赴任をした時に、紹介してもらってから、美味しいのでたびたび利用したお店です。飯田で聴く最後のCDは、「想い出のサンフランシスコ」が収録されたカウント・ベイシー楽団のアルバムです。
COUNT BASIE (カウント・ベイシー)
THIS TIME BY BASIE! HITS OF THE 50S & 60S (Reprise 1963年録音)
単身赴任生活は、いいことばかりではありませんが、それなりの楽しみがありました。朝食に加え、たまには夕食も作りましたし、新たな人との出会いもありました。名古屋市が近い(車で90分)ので、クラシックのコンサートやジャズのライブに出かけることも比較的容易でした。4月から仕事の内容が変わるので、そちらの対応に追われて、ブログも不定期になるかもしれません。
こういうシチュエーションで、聴きたい曲ということになると、すぐに浮かぶのは「想い出のサンフランシスコ」ですが、それが収録された「This Time By Basie!」は、当時のヒット曲をクインシー・ジョーンズが編曲して、ベイシー楽団が演奏するという楽しいポピュラー曲集です。
曲は、「This Could Be The Start of Something Big」、「I Left My Heart In San Francisco」I(想い出のサン・フランシスコ)、「One Mint Julep」、「The Swingin' Shepherd Blues」、「I Can't Stop Loving You」(愛さずにはいられない)、「Moon River」(ムーン・リヴァー)、「Fly Me To The Moon」、「What Kind of Fool Am I?」(おろかなる心)、「Walk , Don't Run」(急がば廻れ)、「Nice 'n' Easy」、「Theme From "The Apartment"」(「アパートの鍵貸します」のテーマ)の11曲。
ベイシー楽団のダイナミックかつスインギーな演奏で有名曲が聴けます。クインシー・ジョーンズの編曲は、各セクションごとに強弱をつけメリハリが効いています。調子がいいので大好きな曲「This Could Be The Star of Something Big」から快調に飛ばします。「I Left My Heart In San Francisco」は、サックスセクションのうねるようなアンサンブルとエリック・ディクソン(ts)のソロが聴きもの。「Moon River」などで、はっきりと聴けるフレディ・グリーンのリズム・ギターも心地よい。「One Mint Julep」や「I Can't Stop Loving You」は、ブルージー。
【とんかつ志瑞】
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