安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

三股から大滝山(標高 2,616m)~徳本峠~上高地明神までの登山(3)【大滝山荘~徳本峠~上高地】

2024-07-31 19:30:00 | 登山・ハイキング

大滝山登山の3回目で最終です。今回は、2日目の7月29日の行程で、大滝山荘から中村新道を歩き徳本峠、上高地明神までなどについて記します。

【行 程】

(28日)三股駐車場 8:12 → 三股登山口 8:36 → 蝶ケ岳分岐 14:14 → 大滝山北峰 16:01 → 大滝山荘 16:06

(29日)大滝山荘 6:00 → 徳本峠(小屋前) 12:12 → 上高地明神 14:30   

    (帰り)上高地バスターミナル発 16:45分 → 沢渡駐車場 17:12  

(大滝山荘の朝食)

朝5時からの朝食です。

特に美味しかったのは、この味噌汁です。豆腐やナスなど具沢山で、汁そのものの味も良かった。

(大滝山荘そばのベンチからの景色)

食後、出発する前に景色を観に行きました。山荘のすぐ近くに設けられたベンチ。東南の方向を向いています。

上のベンチ前から撮影。富士山や南アルプスが見えています。太陽が上がっているので、もっと早い時間が良かったかもしれません。

(大滝山北峰からの景色)

山荘から110m歩いて、北峰に来ています。穂高連峰方面。手前に見える尾根は、長塀尾根。

大キレットなど拡大。

少し右に振って、槍ヶ岳方面。雲に隠れています。

北の方向。真ん中やや右に常念岳。ぐっと手前に昨日歩いてきた蝶ヶ岳から大滝山への尾根が見えます。

(大滝山荘~徳本峠)

朝6時に徳本峠に向けて出発。

すぐに大滝山南峰に到着。標高2614mで、二等三角点があります。

南峰からの眺望。槍の穂先も見えました。

南峰から下ります。左側がちょっと切れているので、足元注意しました。

多分、カワラナデシコ。このあたりは陽当たりが良いのか、お花がたくさんあります。

前方には、左に御嶽山、真ん中あたりに乗鞍岳が見えます。

下りてきて、樹林帯の中を歩いています。亜高山帯の針葉樹の森ですが、きれいで見事な森でした。Tさんは、そちらに詳しいそうですが、良い森だと感心していました。

大滝槍見台。この梯子を登ると、槍ヶ岳を観ることができます。標高2,364.7mの地点です。

槍ヶ岳が見えました。周囲の樹木が成長し、すっきりというわけにはいきませんが。

徳本峠まで4kmの表示。1kmごとにこのような表示が出ています。この地点で、半分くらいは来ていると思われました。

明神見晴らし。ベンチが置いてあり、そこで休憩タイム。

明神見晴らしからは、よく見えませんでした。

徳本峠まであと2kmの表示。

徳本峠から大滝山に向かう二人組と行きあいました。本日、大滝山荘に宿泊するそうです。

徳本峠小屋の裏手に出てきました。

徳本峠の分岐標識。大滝山荘からここまで6時間12分かかりました。ペースがゆっくりなことに加え、休憩したり、山や花の写真を撮ったりで、標準よりもかなりかかっています。

徳本峠小屋。人気のある山小屋だそうです。

徳本峠小屋でコーラを購入。得も言われぬ美味しさでした。

(徳本峠~上高地明神)

明神へ向かって下りて行きます。

霞沢岳との分岐。

センジュガンピ。

橋が壊れていて、少し上流を渡りました。この先にも橋が流されている個所がありました。

広くて平らな道になり、分岐もそろそろです。

白沢出会・徳本峠入口に到着。登山の行程はここまでです。

(上高地の様子)

明神館でソフトクリームを購入。冷たくて元気が出ました。

梓川左岸の道は、通行止めになっています。明神橋を渡り、右岸を歩き、河童橋方面へ。

 

上高地のフォトスポット。横から撮りました。

河童橋。上高地内は河童橋に限らず、賑わっていました。

バス乗り場に来ています。沢渡行は、お客様がずらっと並んでいて、乗るまでに3台ほど待ちました。長距離を歩きましたが、変化に富んだ楽しい登山・ハイキングでした。Tさん、Mさんに感謝。

【上高地情報がたくさんのウェブサイト】

上高地公式ウェブサイト (kamikochi.or.jp)


三股から大滝山(標高 2,616m 松本市・安曇野市)~徳本峠~上高地明神までの登山(2)

2024-07-30 19:30:00 | 登山・ハイキング

7月28日(日)は、朝7時に沢渡の駐車場に集合し、山仲間のMさんに三股まで送っていただきました。天気は曇りで、すごく蒸し暑いので、ゆっくりペースで休憩も入れながら、蝶ヶ岳分岐まで高度を上げました。

分岐から大滝山へは、雨が強くふったり弱くなったりで、遠くは全く見えませんでした。大滝山荘は、僕らも入れて二組のお客だけで、ゆったり過ごすことができました、明日の天気に期待し、就寝。

【行 程】

(28日)三股駐車場 8:12 → 三股登山口 8:36 → 蝶ケ岳分岐 14:14 → 大滝山北峰 16:01 → 大滝山荘 16:06

(29日)大滝山荘 6:00 → 徳本峠(小屋前) 12:12 → 上高地明神 14:30

(三俣駐車場~蝶ヶ岳大滝山分岐)

三股駐車場の手前300mくらいの地点で、脱輪して動けない車が道を塞いでいたので、Mさんの車を降りて歩きました。南安タクシーの運転手さんが、無線で、JAFの出動を要請していました。側溝には、要注意ですね。

駐車場から林道を歩き、登山口にきました、標高1,350mです。大滝山頂は、2,616mなので、1,266mの標高差です。手前で、登山届を提出。

山アジサイが迎えてくれました。

800m歩いて、最後の水場地点。美味しい水でした。

   

  このコースは、よく整備されています。全体にわたり、階段が多いです。

ゴジラの木に到着。おやつタイムで休憩。

まめうち平。標高1,916m。大勢の方が休んでいました。

標高2,000m地点。三股から3.1kmの地点です。

登山道脇にはゴゼンタチバナやハクサンフウロなど花がたくさんあり、写真も多数撮りました。これは、多分「ソバナ」。

最終ベンチ。標高2,500m、ヒュッテまであと900m地点です。もうじき分岐です。

最終ベンチ付近から、ガスに覆われていますが、やっと常念岳が見えました。

(蝶ヶ岳大滝山分岐~大滝山北峰)

蝶ヶ岳大滝山分岐。ここで左折します。

しばらくは、登山道脇は、一面のお花畑です。

ハクサンフウロやオトギリソウ(違うかもしれません。わかる方いたらご教示ください)。

ムカゴトラノオ

多分、コオニユリ。違うかも?

分岐からは、徐々に下がり、また、高度を上げていきます。

湿地帯です。池(池塘といっていいのでしょうか。)と横にお花畑。この光景には感激。

橋を渡ります。

北峰まであと1kmの地点です。

小雨や強い雨が断続的に降っていて、遠くは見えません。緩く上がっています。

森林限界を超えて、ハイマツの中を行きます。

シャクナゲ。多分、ハクサンシャクナゲでしょうか。

手前にトウヤクリンドウ

鍋冠山、冷沢方面との分岐。

北峰へ最後の上り。

北峰に到着。

(大滝山荘)

ホームページ:大滝山・大滝山荘のご案内 | 蝶ヶ岳ヒュッテ (chougatake.com)

大滝山荘に到着。

一回のパブリックスペース。ここで食事をとりました。

到着後、缶ビールで乾杯。

夕食は18時、朝食は5時です。

夕食。

この山の中で、魚(鯖)まで用意してくれていました。

もう一組お客様がありました。上高地の明神館に前泊し、徳沢から蝶ヶ岳へ上り、そこから大滝山荘へ。明日は、山荘から徳本峠、上高地明神へ行くそうです。明日のルートは我々と一緒のコースです。

(3)へ続きます。(3)では、大滝山からの槍穂高方面の眺望、山荘から徳本峠を経て明神、上高地の様子などを掲載します。引き続きご覧いただければ幸いです。


三股から大滝山(標高 2,616m 松本市・安曇野市)~徳本峠~上高地明神までの登山(1)

2024-07-29 20:03:16 | 登山・ハイキング

7月28日(日)~29日(月)に、Tさんと三股から蝶ヶ岳大滝山分岐を大滝山へ歩き、大滝山荘に宿泊。29日は、大滝山荘から中村新道を歩き徳本峠を経由して上高地の明神に下りました。

大滝山は、200とか300名山などに選ばれていませんが、途中のお花畑の素晴らしさ、山頂からの眺めなどかなり良い山でした。長距離を歩きましたが、大滝山荘の朝食も美味しく、楽しく、面白い登山になりました。

【行 程】

(28日)三股駐車場 8:12 → 三股登山口 8:36 → 蝶ケ岳分岐 14:14 → 大滝山北峰 16:01 → 大滝山荘 16:06

(29日)大滝山荘 6:00 → 徳本峠(小屋前) 12:12 → 上高地明神 14:30

本日は、帰宅が遅くなり疲れもあるので、前半のハイライトと思われる写真だけ掲載します。詳細は、明日、明後日で掲載予定です。

蝶ヶ岳・大滝山分岐。蝶ヶ岳の下の方です。ここで大滝山へ向かい左折しました。

登山道脇には、お花畑。規模が大きく、花の種類も様々。こんなところに素晴らしいお花畑があるとは。

お花畑

チングルマもありました。

なんと途中に池糖があって、驚きました。

大滝山北峰の近くに来ています。ハイマツの中を歩いて行きます。

シャクナゲがありました。標高が高く、自然が厳しいのでしょう。いまの時期に咲き出していました。

トウヤクリンドウもあり、感激。

大滝山北峰に到着。


ソニー・スティット「SITS IN WITH THE OSCAR PETERSON TRIO」、三宝亭で冷やし中華。

2024-07-28 19:30:00 | アルト・サックス

暑いので、ランチに冷やし中華を食べに安曇野市の三宝亭へ行きました。麺が細く、冷たいタレがたくさんかかっていて、クールで良かった。どちらかというとホットな演奏です。

SONNY STITT (ソニー・スティット)
SONNY STITT SITS IN WITH THE OSCAR PETERSON TRIO (VERVE 1959年録音)

   

ソニー・スティット(as, 1924~1982年)は、ヴァーヴレーベルに多数の録音を残しています。本作は、1959年に、ノーマン・グランツのJATPのヨーロッパ公演に参加した際に、そのJATPのリズムセクションであるピーターソン・トリオとパリで録音したもの。

メンバーは、ソニー・スティット(as, ts)、オスカー・ピーターソン(p)、レイ・ブラウン(b)、エド・シグペン(ds)。JATPのヨーロッパ楽旅のメンバーです。エド・シグペンは、この楽旅から正式にピーターソントリオのメンバーとなったもの。

(英文表記)Sonny Stitt(as, ts)、Oscar Peterson(p)、Ray Brown(b)、Ed Thingpen(ds)。

曲目は次のとおり。

1  I Can't Give You Anything But Love (Dorothy Fields,  Jimmy McHugh)
2  Au Privave (Carlie Parker)
3  The Gypsy (Billy Reid)
4  I'll Remember April (Gene Depaul, Patricia Johnston,  Don Raye)
5  Scrapple from the Apple (Charlie Parker)
6  Moten Swing (Bennie Moten)
7  Blues fro Pres, Sweets , Ben and All the Other Funky Ones (Sonny Stitt)
8  Easy Does It (Sy Oliver,  Trummy Young)
1~5(レコードのA面)は、チャーリー・パーカーとルイ・アームストロング、6~8(レコードのB面)は、カウント・ベイシー楽団関連の人に捧げられた選曲となっています。1~5では、スティットはアルトサックスを吹き、6~8では、テナーサックスを吹いています。

昨日の「THE BATTLE JAPN TOUR 2024」(その記事ヘのリンク)における、ヴィンセント・ハーリング(as)の吹いたバラード「The Gypsy」が抜群に良かったので、その曲の演奏を聴こうと、ソニー・スティットの本アルバムを取り出しました。録音時のスティット、ピーターソンは絶好調で、全て一回の演奏でOKが出たそうです。有名アルバムだけに僕も大学生の時に購入して、聴きまくりました。全曲好きなのですが、「I Can't Give You Anything But Love」や「The Gypsy」、「Scapple from the Apple」は胸のすくような快演。

(参考)本作から「The Gypsy」が聴けます。

The Gypsy - YouTube

(安曇野市宅で聴いているところ)

飾ってあるレコードは、ソニー・スティットのリーダー作で、右から「Pen of Quincy Jones」(Roulette 国内盤)、本作(国内盤)、「Stitt Powel&J・J」(Prestige 国内盤)。 

 

【三宝亭 安曇野店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高1240 
電話:0263-71-5805
ホームページ:三宝亭/さんぽう亭 |三宝グループ | 三宝グループ (sanpou-g.co.jp)

外観

幟があります。

店内。ちょっと遅いので、空いています。

冷やし中華。ランチにはごはんが付くそうで奨められたので、ごく小盛りをお願いしました。

具もたくさん。典型的な冷やし中華の外観です。

麺が細くて、タレと絡みやすくて、工夫しているのかと思いました。暑い中、運転していった甲斐があった冷やし中華でした。


The Battle Japan Tour 2024 feat. ヴィンセント・ハーリング(as)、エリック・アレキサンダー(ts)(7月26日 甲府市コットンクラブ)

2024-07-27 19:30:00 | ジャズライブ

ドラマーの小林陽一さんが主宰している「The Battle Japn Tour 2024」ツァーがスタート。エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・ハーリングを(as)を聴きに、甲府市のコットンクラブに行きました。

   

(出 演)

エリック・アレキサンダー(ts)(Eric Alexander)
ヴィンセント・ハーリング(as) (Vincent Herring)
小林陽一(ds)
海野雅威(p)
吉田豊(b)

エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・ハーリング(as)。

エリック・アレキサンダー(ts)

ヴィンセント・ハーリング(as)

小林陽一(ds)。彼がツァーの主宰者です。

海野雅威(p)。写真でわかるとおり、海野さんは右の指を骨折していて、左手だけで弾いていました。さすがではある演奏でしたが、サウンドやフレーズがもう一つで、物足りなかったです。早く良くなってくれればよいのですが。

吉田豊(b)

(曲 目)

1  不明(Duke Pearson)
2  Sportin' Crowd (Horace Silver)
3  Ojos de Rojo (Cedar Walton)
4  Everythig Hppens To Me(Matt Dennis)
5  Soft Impressions (Hank Mobley)

〈休憩〉

1 Pat 'N' Chant(Hank Mobley)
2  Save Your Love For Me (Buddy Johnson)
3  The Gypsy (Billy Reid)
4  不明(Most Beeと言っていたような気がします。)
5  Fried Pies (Wes Montgomery) (アンコール曲)

(感想など)

コロナ禍で停まっていたツァーですが、昨年再開され、今年(2024年)も「The Battle」ジャパン・ツァーが行われて、それを聴くことができ、まずはそれだけで嬉しかった。二人のサックス奏者ともに健在で、サウンド、フレーズともに最高のものを聴かせてくれました。

曲の選択とMCは、ヴィンセント・ハーリングが行っていて、彼が音楽的にはリーダー格です。ツァー初日ということもあって、ピアニストの海野さんは、楽譜のありか(ヴィンセントの曲集の冊子)を探したりしていました。

アップテンポのものでは「Ojos de Rojo」が楽しく、バラードで、アレキサンダー(ts)フューチャーの「Everythig Hppens To Me」、同じくバラードでハーリング(as)フューチャーの「The Gypsy」が素晴らしく、目の前でフルに美音がなっていて感激。

お客様にお誕生日の方がいて、「Happy Birthday」を演奏する二人。ケーキがプレゼントされていました。

エリック・アレキサンダーのテナーサックス。休憩時間にピアノの椅子に置いてありました。

【甲府市 COTTON CLUB(コットン・クラブ)】

住所:山梨県甲府市中央4丁目3−20
電話:055-233-0008
ホームページ:コットンクラブ (Facebookのページです。)

外観。緑のカーテンだと思いますが、建物全体に植物を回してあります。やや早い時間に撮影しました。

始まる前のステージ。

メニュー。この他にもあります。

ノンアルコールビールとピザを注文。

唐揚げもいただきました。

【小林陽一 ホームページ】

ドラム | 小林陽一 Yoichi Kobayashi Jjm Project | ジャズ演奏 (monkykoba.wixsite.com)