安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジュリー・ロンドン「AROUND MIDNIGHT」、ジャズ批評2024年7月号「銀幕の歌姫たち」。

2024-08-17 19:30:00 | ヴォーカル(E~K)

ジャズ批評2024年7月号の特集「銀幕の歌姫」中に紹介されている、女優さんのアルバムを続けて聴いています。今回は、映画女優からスタートしましたが、歌が本業といっていいジュリー・ロンドンです。

   

表紙

(ジュリー・ロンドンの紹介ページ) 

   

JULIE LONDON (ジュリー・ロンドン)
AROUND MIDNIGHT (LIBERTY 1960年録音)

   

ジュリー・ロンドン(1926~2000年)は、映画女優からのスタートでしたが、現在は、ポピュラーやジャズを歌った歌手としての方が有名だと思います。彼女は、声域が低く、低音の魅力で、リラクゼーションに富んだ歌唱が多く、僕も好きな歌手です。

このアルバムの編曲とオーケストラの指揮は、ディック・レイノルズ。弦を使ったり、ビッグバンドを使ったりと、曲に合わせて、変化に富んだ伴奏ぶりです。ボーカル・コーチであったボビー・トゥループとジュリー・ロンドンは1959年に結婚していて、本アルバムでは、彼の曲を1曲歌っています。

曲目は、次のとおり。

1  'Round Midnight (Bernie Hanighen,  Thelonious Monk,  Cootie Williams)
2  Lonely Night in Paris (Bob Alciva,  Bobby Troup)
3  Misty (Johnny Burke,  Erroll Garner)   
4  Black Coffee (Sonny Burke, Paul Francis Webster)
5  Lush Life (Billy Strayhorn)
6  In the Wee Small Hours of the Morning (Bob hilliard,  David Man)
7  Don't Smoke in Bed (Willard Robison)
8  You and the Night and the Music (Howard Dietz,  Arthur Schwartz)【貴方と夜と音楽と】
9  Something Cool (Billy Barnes)
10  How About Me? (Irving Berlin)
11  But Not for Me (George Gershwin,  Ira Gershwin)
12  The Party's Over (Betty Comden,  Adolph Green,  Jule Styne)
ボビー・トゥループ作曲の「Lonely Night in Paris」以外は、スタンダード曲です。ジューン・クリスティの歌で有名な「Something Cool」を取り上げていて、それも注目されます。

ジュリー・ロンドンの多くのアルバムの中では、ヒット曲「Cry Me a River」を収録したアルバム「Julie is Her Name」が最も人気がある気がしますが、この「Around Midnight」も凝ったジャケット、夜をコンセプトとした選曲、歌と編曲の良さで、聴かれている方も多いのではないかと思います。ハスキーな声の魅力で、真夜中の気怠さ、雰囲気を醸し出している「Around Midnight」や「Black Coffee」、ジャジーなビッグバンドに乗ってスイングした「You and the Night and the Music」や「But Not for Me」など、リラックスできる好作品。
 
(参考)本作から「You and the Night and the Music」が聴けます。
 
 
(安曇野市宅で聴いているところ)

飾ってあるレコードは、ジュリー・ロンドンのリーダー作で、右から「Calendar Girl」(Liberty オリジナル盤)、本作「Around Midnight」(Liberty 東芝盤)、「Whatever Julie Wants」(Liberty オリジナル盤)。

今まで7作について、ブログにアップしてありますが、その中から2つにリンクを貼りました。ご興味のある方は、ご覧ください。

ジュリー・ロンドン LIVE AT NEW LATIN QUARTER 

ジュリー・ロンドン JULIE IS HER NAME VOL.1 VOL.2 


エミリー・クレア・バーロウ「SPARK BIRD」、松本市の古本喫茶「想雲堂」でクリームソーダ。

2024-04-04 19:30:00 | ヴォーカル(E~K)

先日、松本市の中古レコード・CD店の「ガラス玉遊戯」で、クラシックを聴いたら、ジャズも聴きたくなり、想雲堂に寄りました。クリームソーダを初めて注文しましたが、色鮮やかで美味しい。色鮮やかなジャケットのCDです。

EMILLIE-CLAIRE BARLOW (エミリー・クレア・バーロウ)
SPARK BIRD (Empress Music 2023年録音)

   

エミリー・クレア・バーロウ(vo, 1976年生)は、カナダの歌手ですが、CDを多数出し、来日もしているので、日本でも知られていると思います。僕は、東京コットンクラブでライブを聴いたり(関連記事)、CDを集めてきました。本作は、昨年出された彼女の新作アルバムです。

メンバーは、エミリー・クレア・バーロウ(vo, 編曲)、曲毎に編成を変えていますが、主な伴奏者は、レグ・シュワーガー(Reg Sxhwager, g)、Jon Maharaj(b)、ケリー・ジェファーソン(Kelly Jefferson, ts)、Celso Alberti(Percussion)など。編曲は、バーロウやSteve Websterが行っています。

曲目は次のとおり。

1  Over the Rainbow (Harold Arlen,  Yip Harburg)
2  Fais comme I'oiseau (Antonio Carlos Marques,  Jacofi, Pierre Delance)(フランス語、「鳥のように」)
3  Skylark (Hoagy Carmichael,  Johnny Mercer)
4  Bird of Beauty (Stevie Wonder)
5  O (Guy Berryman, Johnny buckland, Chris  Martin, Will Champian)
6  Where Will I Be? (Hannah Barslow)
7  Little Jazz Bird (George Gershwin,  Ira Gershwin)
8  Pajaros de Barro (Manola Garcia) (スペイン語、直訳「粘土の鳥」)
曲目は、鳥に因むものが選曲されています。大スタンダード曲の「Over the Rainbow」(虹の彼方に)や「Skylark」、スティーヴィー・ワンダー作「Bird of Beauty」やガーシュイン作「Little Jazz Bird」など。

Bird(鳥)に関するスタンダード曲などを最新の編曲で聴くことができます。エミール・クレア・バーロウは、快調で、清々しく歌っています。編曲はポップス寄りですが、ギターやテナーサックスが時たま入り、ジャズという感じも。よく知られた「Over The Rainbow」やしっとりと歌われる「Skylark」に加え、原曲はブラジルの歌で、ミシェル・フュガンがフランス語で歌った「Fais Comme L'oiseau」も素敵です。伴奏には弦楽器なども用いて、曲毎に雰囲気も変わり、飽きません。  

   

   

ジャケット写真から。イラストや写真が凝っています。

(参考)本作から「Over the Rainbow」が聴けます。

Over the Rainbow (youtube.com)

【エミール・クレア・バーロウホームページ】

emilieclairebarlow

スケジュールを見ると、カナダ国内はもとより、この6月には、ニューヨークのジャズクラブ「Birdland」に登場するなど、活躍を続けています。

 

【想雲堂】

住所:長野県松本市大手4-10-15
電話:0263-87-8422
ホームページ:想雲堂 (ソウウンドウ) - 松本/カフェ | 食べログ (tabelog.com)

   

入口

カウンター席に座りました。

入口の方に向かって撮影。

小さなスピーカーからですが、BGMにジャズが流れています。

ビル・エヴァンスのCDなどが積んでありました。

クリームソーダ。クッキー付きです。

『空と雲をイメージしたクリームソーダ』だそうです。色のグラディエーションも楽しい。

アイスクリームもたっぷりで、これからの季節に良さそうです。

このクッキーが結構美味しい。

右に想雲堂、道を挟んで左に「ホテル 松本花月」があります。

近くには、「東門の井戸」があります。


ゴギ・グラント「GRANTED IT'S GOGI」、松本市安曇のカフェ「桜ノ木」でチキンカレーとチーズケーキ。

2023-09-28 19:30:00 | ヴォーカル(E~K)

先日、松本市安曇のカフェ「桜ノ木」に寄りました。ランチにカレーをいただきましたが、良い味だったので、驚きました。珈琲とチーズケーキもいただき、ゆったりできました。寛げる歌の数々です。

GOGI GRANT (ゴギ・グラント)
GRANTED IT'S GOGI (RCA 1959年録音) 

   

ゴギ・グラント(vo, 1924~2016年)は、ポピュラー系の歌手で、1956年に「The Wayward Wind」(風来坊)で全米1位(Cash BoxとBillboardの両方のチャート)を記録し、スターに。その後は、大ヒット曲には恵まれませんでしたが、1957~59年に5枚のアルバムを録音しています。本作は、伴奏も含めジャジーです。

編曲と指揮は、「The Shadow of Your Smile」(1965年)の作曲などで知られるジョニー・マンデルが行っています。バンドのメンバーには、スチュー・ウィリアムソン(tp)、ラリー・バンカー(vib)、メル・ルイス(ds)など西海岸の一流どころが含まれ、ストリングスを一部で用いています。

曲目は、次のとおり。

By Myself (Howard Dietz, Arthur Shcwartz)
The Day You Came Along (Arthur Johnston, Sam Coslow)
That’s My Desire (Carroll Loveday, Helmy Kresa)
No Fool Like An Old Fool (Buck Owens)
I’m A Dreamer (Lew Brown, Buddy DeSylva, Ray Henderson)
6  Don’t Be That Way (Mitchell Parish, Edgar Sampson)  
I’m Gettin’ Sentimental Over You (Ned Washington, George Bassman)
I Wished On The Moon (Dorothy Parker, Ralph Rainger) 
Bibbidi-Bobbidi-Boo (Al Hoffman, Mack David, Jerry Livingston)
10  Would I Love You  (Love You, Love You) (Bob Russell, Harold Spina)
11  I’m Confessin’ (That I Love You) (AIlen J. Neiburg, Doc Daugherty, Ellis Reynolds)
12  You’re Getting To Be A Habit With Me (Al Dubin, Harry Warren)
スタンダード曲集です。「Don't Be That Way」(その手はないよ)とか、「Bibbidi-Bobbidi-Boo」(ビビディ・バビディ・ブー、映画「白雪姫」から)など、明るく楽しい曲が含まれています。

ゴギ・グラント(vo)は、ヴォーカルを聴き始めた頃に気に入ってだいたいの音源は集めました。その中で、一番好きなアルバムが本作です。ジョニー・マンデルの編曲が良く、彼女から軽快でジャジーな面を引き出しています。ブルージーでやや重い歌唱が聴ける「The Day You Came ALong」、明るくはしゃいでいるような乗りの「Bibbidi-Bobbidi-Boo」、じっくりと聴かせるトーチソング風の「By Myself」や「I'm A Dreamer」、スイングして楽しい「Don't Be That Way」と、ジャズ・ヴォーカルファンも楽しめると思います。

   

1957年、映画「ヘレン・モーガン・ストーリー」で、ヘレン・モーガン役のアン・ブライスの代わりに歌ったのが、ゴギ・グラント。このサウンド・トラックアルバムは、ビルボードのチャートで25位に入っています。ジャケット写真は、手持ちのオーストラリアRCA盤のレコードです。

(参考)本作から「By Myself」が聴けます。

Gogi Grant - By Myself - YouTube

 

【カフェ 桜ノ木】

住所:長野県松本市安曇大野田216-1
電話:0263-31-3424
ホームページ:カフェ桜ノ木(長野県松本市安曇/カフェ) - Yahoo!ロコ

外観

店内。左側のテーブルには、三人連れのお客様がいました。

カリンバやオルゴールの展示があります。

チキンカレーを注文。サラダがついてきます。

チキンカレー。多分、バターも入っているのかな、まろやかでいい味でした。

チキンのお肉もいっぱいでした。

珈琲は、隣室で、音楽聴きながら愉しむことにしました。防音がよくできていて、こちらで大きな音をだしても、隣には聞こえていきません。

一人ジャズ喫茶という感じです。音量は小さめに絞って、じっくりと聴きました。

持参したケニー・バロン(p)のCD。このアルバムについては、別にブログにアップするつもりです。

珈琲を運んできてくれました。

続いてチーズケーキ。これもマスターの手作りです。美味しくいただきました。

(展示会のお知らせチラシ)

   

八十二銀行波田支店で、オルゴールとハンドオルゴール(カリンバ)の展示会が行われています。10月31日までの銀行の営業中に観ることができます。


ケリー・ハーランド「Lona Ago and Far Away SINGS JEROME KERN」、長野市アグリ長沼内「そば処 十哲」でとろろ蕎麦。

2023-08-24 20:01:23 | ヴォーカル(E~K)

所用があって、長野市の北部へ。昼食を長野市農協の直販施設「あぐり長沼」の「そば処 十哲」で蕎麦をいただきました。広い食堂といった趣ですが、蕎麦自体は、美味しく、意外な穴場です。意外によかったアルバム。

KELLY HARLAND (ケリー・ハーランド)
Lona Ago and Far Away KELLY HARLAND SINGS JEROME KERN (ORIGIN 2006, 2007年録音)

   

ケリー・ハーランド(vo)は、CDを2枚出しているだけなので、日本では無名の歌手だと思います。ロサンゼルスで、ビーチボーイズやメリー・クレイトンらのバックボーカルを務めセッションシンガーとして活躍し、シアトルに移り、ポップ~ロックグループに参加するなど、キャリアは豊富です。

メンバーは、ケリー・ハーランド(vo)、ビル・メイズ(p)、チャック・ディアドーフ(CHUCK DEARDORF)(b)。伴奏は、ドラムが入らない編成です。チャック・ディアドーフは、シアトルのミュージシャンで、ハーランドの旦那さん、ピアニストのビル・メイズの参加が注目されます。

曲目は次のとおり。

1  I'm Old Fashioned
2  Look For The Silver Lining
3  The Folks Who Live On The Hill (丘の上に住む人々) 
4  Yesterdays
5  Long Ago and Far Away
6  Don't Ever Leave Me
7  The Song is You (歌は君)
8  Can I Forget You Smoke Gets In Your Eyes (煙が目に染みる)
9  Make Believe
10  All The Things You Are
ジェローム・カーン集で、名曲がずらっと並んでいます。「Can I Forget You」は、比較的珍しいですが、ジェリ・サザーンが歌っています。「Don't Ever Leave Me」の収録が嬉しい。

ケリー・ハーランド(vo)が、ジェローム・カーンの作品をピアノとベースだけの伴奏で歌っています。しっとりとした声の質で、ストレートに歌っていて聴きやすい。彼女は、レイ・チャールズのバックボーカルも務めたことがあるなど、ベテランなのですが、瑞瑞しい歌唱で、爽やかさも感じられます。「The Song is You」はハーランドの乗りが良く、ビル・メイズ(p)のソロも小気味よい。「Don't Ever Leave Me」は、あっさりめで好印象。「Make Believe」や「All The Things You Are」は、早いテンポではなく、説得力を込めた歌唱で、期待以上のアルバム。

(参考)本作から「Make Believe」が聴けます。

Kelly Harland / Make Believe - YouTube

 

【アグリ長沼 そば処 十哲】

住所:長野県長野市穂保274−1
電話:026-295-1093
ホームページ:そば十哲 - 柳原/そば | 食べログ (tabelog.com)

直売所です。

付属して、食堂があります。

大きな建物の一角を仕切ったスペースです。

一応、看板もありました。

お品書き

ざるそばが、700円なので、まずまず。天ざるの1170円は安いですね。まあ、中身が問題なのですが。

とろろざるそばを注文。

蕎麦は二八です。信濃町のそば粉など、国内産のそば粉を手打ちしているそうです。さらさらとして、結構いいものでした。

とろろがたっぷりに、つゆもたっぷりもってきてくれました。

漬物はキューリ。

そば湯は、好きなだけどうぞということのようです。

 

デザートに、アイスクリームを注文。北海道あづきです。小丼とのセットものなどがあり、普段のランチによいお店でした。


ヤーナ・ナルシプル「BETTER THAN ANYTHING」、JR東日本「トランヴェール4月号」特集「白神からの贈り物」

2023-04-27 19:30:00 | ヴォーカル(E~K)

JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール4月号」の特集は「白神からの贈り物」で、乳酸菌の発見や赤石川の金鮎が紹介され、他に盛岡市の喫茶店の紹介もあり面白かった。ジャズファンへの贈り物というようなCD。

ヤーナ・ナルシプル (JAANA NARSIPUR)
BETTER THAN ANYTHING (自主制作JAANA2201 2021年録音)

   

インド出身のヤーナ・ナルシプル(vo, 1971年生)は、1990年代半ばから音楽教育者としてシカゴやニューヨークの公立学校やスタジオで働き、2010年くらいからは演奏活動も行ってきたようです。シカゴのノースウェスタン大学やデボール大学で音楽を学んだようです。

メンバーは、ヤーナ・ナルシプル(vo, Jaana Narsipur)、キャリー・ブラウン(p, organ, Cary Brown)、トムソン・ニーランド(b, Thomson Kneeland)、ジョー・アバ(ds, Joe Abba)に、曲によりトランペット、テナー・サックス、ヴァイオリンなどが加わります。ニューヨーク在住のミュージシャンが集まっています。

曲目は、次のとおり。

1  Better Than Anything (David Wheat, Bill Loughborough as Played by Bob Dorought)
2  The Jody Grind (Horace Silver)
3  Small Day Tomorrow (Bob Dorought)
4  Nica's Dream (Horace Silver) 【ニカの夢】
5  But For Now (Bob Dorough)
6  Comin' Home Baby (Bob Dorough)
7  Lonely Woman (Horace Silver)
8  Senor Blues (Horace Silver) 
9  Devil May Care (Bob Dorough)
10  Peace (Horace Silver)
ボブ・ドローとホレス・シルヴァー曲集です。編曲は、全てヤーナ・ナルプシス自身が行っていて、ヴォーカリストの域を超えています。

プロデュースもヤーナ・ナルシプルが行っていて、自主制作のCDです。こういう人がいるのだから、アメリカのミュージシャンの層の厚さには本当に驚かされます。安定した歌唱と気の利いた伴奏により名曲が楽しめます。中でも、ファンキーでキャッチャーな「The Jody Grind」や「Nica's Dream」は、ナルシプル(vo)の歌とともに、伴奏がノリノリで、かっこよく仕上げられています。バラードの「But For Now」は、弦をバックに静かに歌っていて、こちらもよい。

【ヤーナ・ナルプシス ホームページ】

Jaana Narsipur Music | Facebook

(参考)本作より、「Devil May Care」が聴けます。

Jaana Narsipur - Devil May Care - YouTube

元々、このアルバムを知ったのは、ジャズ批評2023年3月号で、白澤茂稔さんが2022年発売のアルバムベスト5に挙げていたからです。そのページを掲げておきます。

   

 

【JR東日本新幹線車内誌 トランヴェール2023年4月号】

   

表紙 

   

白神山地の写真が素晴らしい。青森県の津軽地方が取り上げられました。

   

   

2011年に、白神山地の世界遺産登録地域から、発酵食品に利用できる天然酵母が採取され、2016年には、白神の森由来の乳酸菌も発見・分離されているそうです。

   

弘前大学では、「白神微生物ブランド」を立ち上げ、その研究と実用化を図っているそうです。既に、弘前大学白神自然酵母を使った日本酒やシードルなどが出来ているそうです。

   

白神山地から海に運ばれる水が、豊富な養分を含み、海を豊かにし、肉質の良いおいしい魚を育むそうです。「マゾイ」や「ホテイウオ」が出ています。

   

「タラのアクアパッツァ」や「マイタケとセリのパスタ」を提供するレストラン「ポワンルージュ」の紹介もあります。

   

白神そば

   

赤石川の金鮎。ふつうの鮎より体色の黄色が濃いそうです。

   

白神の水が生むくちあたりのよい酒。

(盛 岡)

   

ニューヨークタイムス紙が選ぶ「2023年に行くべき街52選」の2番目に岩手県盛岡市が選ばれたそうです。「開運橋と岩手山」といった景色とともに、ジャズ喫茶「開運橋のジョニー」が掲載されています。ジョニーに行ったことがないので、行かなくては。

   

盛岡には、古くからの珈琲文化と喫茶店文化が根付いているそうです。4店舗が出ています。