連休中なので、ジャズ批評2024年7月号の特集「銀幕の歌姫」中に紹介されている、女優さんのアルバムをまとめて聴いてみました。今回は、歌、ジャケットともに華やかなものです。
ジャズ批評2024年7月号表紙。
CONSTANCE TOWERS (コンスタンス・タワーズ)
SINGS TO THE HORSE SOLDIERS (United Artists 1959年録音)
コンスタンス・タワーズ(1933年5月20日生まれ)は、1955年に映画デビュー、1959年に「ホース・ソールジャーズ(Horse Soldiers)」に出演、以降スリラー映画で主役を演じるなど活躍。1965年にはブロードウェイミュージカルにデビューし、「王様と私」の復活公演ではユル・ブリンナーと共演。テレビ出演も多い。
コンスタンス・タワーズは、ジュリアード音楽院で歌を学び、ミュージカルにも出演するなど、歌は本格派です。編曲は、アーヴィング・ジョセフが担当し、オーケストラの指揮も行っています。
曲目は、次のとおり。
(レコードA面)
1 There's Something About A Soldier (Gay)
2 My Johnny (Lewis-Joseph-Amsterdam)
3 Constantly (Burke-Van Heusen)
4 God Bless The Child (Holiday-Herzog, Jr.)
5 You'd Be So Nice to Come Home To (Cole Porter)
6 Good Luck, Good Health, God Bless You (Adams-Leroyal)
(レコードB面)
1 The Prayer (Bernstein-Lewis-Neff)
2 Evertime We Say Goodbye (Cole Porter)
3 Black is The Color (P.D. Arr. Irving Joseph)
4 Home (Van Steeden-A. Clarkson-J. Clarkson)
5 Lorena (P.D. Arr. Irving Joseph)
6 Till We Meet Again (Whiting-Egan)
コール・ポーター作の「You'd Be So Nice to Come Home To」と「Evertime We Say Goodbye」やビリー・ホリデイが歌った「God Bless The Child」など、お馴染みの曲も含まれています。
コンスタンス・タワーズについては、ジャズ批評誌2024年7月号で茂木亮さんが『銀幕と歌姫をリンクさせたUNITED ARTISTSの功績』(68~69p)に本アルバムを紹介していて、「本格的なヴォーカル・アルバムになっている。」と記しています。まさにそのとおりで、ストレートに歌っていて、ジャジーさは少ないものの、楽しめます。「My Johnny」や「Constantly」、「God Bless The Child」、「You'd Be So Nice to Come Home To」と続くA面を聴くことが多いです。
レコードのラベル。
1960年のコンスタンス・タワーズ。
(参考)このレコードの収録曲は見当たらなかったので、ミュージカル「王様と私」から「Shall We Dance」を。
Yul Brynner & Constance Towers On The 1977 MDA Telethon - YouTube
(安曇野市宅で聴いているところ)
飾ってあるレコードは、右からティナ・ルイーズ「It's Time For Tina」(Concer Hall Flesh Sound再発盤、本作コンスタンス・タワーズ「Sings to The Horse Solders」(United Artist オリジナル盤)、ダイアナ・ドーズ「Swingin' Dors」(Columbia 米国オリジナル盤)。
ティナ・ルイーズとダイアナ・ドーズのジャズ批評誌2024年7月号の紹介ページを掲げます。
上記アルバムの拙ブログ記事へのリンク。
上記アルバムの拙ブログ記事へのリンク。女優さんのアルバムでは、このダイアナ・ドーズのものを最も聴いてきました。