三連休最終の25日(日)は、雪が降っていたので遠出はせず、午後のお茶に月詠珈琲を訪れました。スピーカーのJBLオリンパスから、ロック系の音楽が店内に流れていました。こんな装置で聴きたいレコード。
BUNKY GREEN (バンキー・グリーン)
MY BABE (VEE JAY 1960年録音)
バンキー・グリーン(as, 1935年生)ですが、一時ニューヨークに出たものの、1960年以降は、シカゴにほとんど止まったため、知名度は高くないようです。弟子には、スティーヴ・コールマンやグレッグ・オスビーがいて、教育にも注力しています。当時の第一級のサイドメンが本作に参加しています。
メンバーは、バンキー・グリーン(as)、ウィントン・ケリー(p)、ドナルド・バード(tp)、ジミー・ヒース(ts)、ラリー・リドレイ(b)、ジミー・コブ(ds)。このメンバー見ただけで、聴きたくなります。
曲目は次のとおり。
1 My Babe (Public Domain)
2 Polka Dots and Moonbeams (Johnny Burke, James Van Heusen)
3 Counter Punch (Bunky Green)
4 Step High (Bunky Green)
5 Don't Blame Me (Dorothy Fields, Jimmy McHugh)
6 Cecile (Donald Byrd)
バンキー・グリーンの自作が2曲、ドナルド・バード作が1曲、スタンダードなどが3曲です。結果的にバランスのとれた選曲になっている気がします。
本作は長くお蔵入りしていて、発表されたのは、1970年代半ばです。しかし、ジャケットのせいもあり、僕は食指が動かず、かなり後になって聴きました。タイトル曲の「My Babe」や「Step High」は、ゴスペルタッチで始まりますが、バンキー・グリーン(as)は、やや丸みのあるサウンドで流麗にスイングしています。「Polka Dots and Moonbeams」では、リズムセクションなしの3管の演奏による美しいハーモニーが聴け、「Counter Punch」では、グリーン、ケリー、バードの熱いソロが素晴らしく、聞き逃せないアルバム。
(参考)本作から「My Babe」が聴けます。
Bunky Green Sextet - My Babe (youtube.com)
(月詠珈琲)
住所:長野県松本市島内7717
電話:0263-74-1487
ホームページ:長野県松本市、焙煎したてのコーヒーが味わえるカフェ|月詠珈琲 (matsumoto-tsukuyomicoffee.com)
駐車場に設けられた看板。
お店の外観。雪が降っていて、外は寒いのですが、電灯がともっている店内は温かそうです。
店内。入口やカウンターを撮影。
店内。オーディオ機器を置いてあります。
メニュー。ブラジル、パッセイオ農園パルプドナチュラル(中煎り)を注文。マイルドで、ほっとするコーヒーだそうです。
サーバーと珈琲が入ったカップが運ばれてきました。珈琲の量は、カップ2杯分弱くらいあります。
シンプルな器です。
スピーカーのJBLオリンパスの木目が美しい。
アンプ類
この真空管アンプの外観は美しい。小綺麗な店内で、ゆったりとした時間を過ごし、気分転換になりました。