12月30日、スピードスケートの平昌オリンピック代表選考会の運営ボランティアをエムウェーブ(長野市)で行ってきました。駐車場の誘導が仕事でしたが、休憩時間に大会を観ることができました。フィギャースケートほどの華やかさはありませんが、小平奈緒選手など人気選手が出場した日は観客も多く入ったようです。高速で駆け抜けていく選手のフォームの美しさや迫力は、さすがに日本のトップクラスです。高速プレイがすごいアルバム。
WES MONTGOMERY (ウェス・モンゴメリー)
IN PARIS (Resonance 1965年録音)
フランス放送協会が録音したウェス・モンゴメリー(g)のパリにおけるライブ録音です。かつて、「Solitude」といったタイトルでアルバムが発売され僕もLPを持っていますが、今回は公式なもので、曲順も初めて当日どおりに収録されるなど整理がされた上での発売です。邦訳の付いた解説が読み易いので国内盤のCD(2枚組)を入手しました。
メンバーは、ウェス・モンゴメリー(g)、ハロルド・メイバーン(p)、アーサー・ハーパー(b)、ジミー・ラブレイス(ds)、ジョニー・グリフィン(ts,3曲にゲスト出演)。1965年3月27日パリのシャンゼリゼ劇場におけるライブ録音。従来流布されていたものより、音質の向上が飛躍的に図られ、解説には、ハロルド・メイバーン(p)の思い出話やコンサート時の写真が掲載されるなど充実しています。
曲は、Disc1が、ウェス・モンゴメリー作「Four on Six」、ジョン・コルトレーン作「Impressions」、スタンダードの「The Girl Next Door」、「Here's That Rainy Day」、ウェス作「Jingles」。Disc2が、ハロルド・メイバーン作「To Wane」、ウェス作「Full House」、セロニアス・モンク作「'Round Midnight」、ディジー・ガレスピー作「Blue'n Boogie」~ウェス作「West Coast Blues」、ウェス作「Twisted Blues」。10トラックの11曲で、ウェスファンにはおなじみの曲が並んでいます。
燃え上がるウェス・モンゴメリー(g)のプレイに思わず声をあげたくなるアルバム。ジョニー・グリフィン(ts)を加えた「Full House」セッションの再現も嬉しいのですが、カルテットによる「Four on Six」、「Impressions」や「Jingles」は身を乗り出して聴いてしまいました。シングルラインからオクターブ、コードワークと流れるようなウェスのソロは、スピードにあふれ、迫力がすごくスリリングです。「Here's That Rainy Day」では、メロディを大事にしたボサノヴァ・プレイを行っていますが、メイバーン(p)のソロも含め実に気持ち良い。リズム陣も、ウェスのスピードについていき、熱くスイングしています。
本記事が、平成29年(2017年)の最終になります。この一年間ご覧いただきありがとうございました。皆さん、よいお年をお迎えください。azumino
ライナーには演奏姿を捉えた写真も掲載されています。
ジャズ・ライフの2018年1月号表紙。ウェスの「In Paris」セッションの詳細な解説が載っています。
「Four On Six」のギター・スコアも掲載されています。
【平昌オリンピックスピードスケート代表選考会の様子】
最終日の30日は、女子5000mと男子10000mでした。
女子5000m
男子10000m
Mウェーブ。
東の方向にある里山