安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

2022年最終記事は、早めの年越しそばで、安曇野市穂高有明の蕎麦屋「志水庵」の「天十割そば」。

2022-12-31 18:00:00 | グルメ

今年(2022年)は、登山で転倒して肋骨にひびをいれてしまうなどアクシデントもありましたが、まずまず健康で過ごせました。それに感謝しながら、早めの年越しそばに、昨日、志水庵に行ってきました。

天十割そばを注文。冷水でしめた細めの蕎麦は、ほのかな香りがし、もちもちした食感でとても美味しく、天ぷらも、野菜に素材の良さがでていて、一年の締めくくりに相応しいものでした。

外観。入店時に停まっていた車は、首都圏ナンバーなど県外車でした。

入口。お正月仕立てになっていました。

店内。満席だったのですが、お客様の入れ替わりの間に、さっと撮影。天井が高くて開放感があります。

   

メニュー。一押しおすすめとある、天十割にしました。

はじめに、お茶とお茶受けの漬物がきました。

大根です。少しだけ柔らかめで、ちょっと甘みが感じられ、素晴らしく美味しい。お代わりしようかと思った(笑)。

十割のざるそば。

ほのかな香りがして、色も良かった。細目で、僕の好きなタイプの蕎麦です。

汁は、かつおの風味が効いていました。

天ぷら。大きな海老と野菜です。

天つゆでいただきます。

さつまいも、カボチャ、林檎あたりが、甘さもたっぷり出ていて、とても良かった。

そば湯

ちょうど良い濃さでした。安曇野市には、蕎麦屋さんが多いですが、この辺りでは珍しい「にしん蕎麦」がメニューにあるので、次回はそれをいただきたい。

【そば処 志水庵(しすいあん)】

住所: 長野県安曇野市穂高有明7384-24 
電話:0263-88-8197 
ホームページ:そば処 志水庵

本稿が、今年(2022年)の最終記事になります。今年一年、ご覧いただきありがとうございました。来年も続けるつもりなので、引き続きご覧いただければ幸いです。皆さま、良いお年を。


2023年の池波正太郎生誕100年を記念し刊行された「まぼろしの城」(新潮文庫)と映像化情報。本日20時NHKBSで「まんぞく まんぞく」放映。

2022-12-30 18:00:00 | 読書

池波正太郎著「まぼろしの城」(新潮文庫)が刊行されたので、読みました。2023年は、池波正太郎の生誕100年に当たり映像化も行われ、本日20時から「まんぞく まんぞく」がNHKBSプレミアムで放映予定。

   

表紙

(あらすじ)

   

(感想など)

2023年は、作家池波正太郎さん(1923年1月25日生まれ)の生誕100年に当たるので、作品の映像化や放映、展示会などが行われます。映像も楽しみですが、新潮文庫から「まぼろしの城」が出たので初めて読みました。1983年に講談社文庫に収録されていた小説です。

現在の群馬県沼田市にあったお城(領地)を舞台に、城主の後継を巡る争いを描いています。テンポがよくて、ストーリーの展開が早く、最後まで飽きずに読ませる小説です。池波さんの手腕が冴えていて、もっと知られてよい作品だと思いました。

主な登場人物は、何人か現れますが、最後の方の沼田平八郎と真田昌幸との会談、戦闘は非情なもので、ハードボイルドタッチです。著者の作品『真田太平記』の序章と目されてもよい面白い小説です。

(池波正太郎略歴)

   

【池波正太郎の小説の映像化情報、真田太平記館】

   

本日、2022年12月30日午後8時から、NHKBSプレミアムで放映。男装の美少女剣士の活躍を描いた『まんぞく まんぞく』を石橋静河主演で初映像化。池波正太郎生誕100年BS特集時代劇「まんぞくまんぞく」 - NHK

真田太平記館外観

写真展「雲切仁左衛門の舞台を歩く」が開催されています。

『仕掛人 藤枝梅安』の時代劇専門チャンネルによる映像化のポスター。豊川悦司主演で2回、令和5年2月23日からと、4月7日から、全国映画館で公開予定。池波正太郎 原作 「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」 映画化決定|時代劇専門チャンネル (jidaigeki.com)

『仕掛人 藤枝梅安』は、劇画化もされていて、最近では、武村勇治さんが「コミック乱ツインズ」で2016年6月から2021年12月まで連載を行った。その武村さんのサインが入ったクリアファイルを販売していました。

『鬼平犯科帳』も、2023年の春・秋に松本幸四郎主演で撮影予定。

『雲切仁左衛門』は、劇画化されています。その展示がありました。

    

見えにくいですが、武村勇治さんのサインが入ったクリアファイル。購入しました。

【池波正太郎 真田太平記館】

住所:長野県上田市中央3丁目7番3号
電話:0268-28-7100 
ホームページ:◆池波正太郎真田太平記館◆ - 上田市ホームページ (city.ueda.nagano.jp)

なお、池波正太郎に関する全体の情報は下記のホームページが詳しいです。

池波正太郎 公式サイト (ikenami.info)


ハンプトン・ホーズ「AT THE PIANO」、上田市のジャズ喫茶「A列車」に年末の挨拶。

2022-12-29 19:30:00 | ピアノ・トリオ

たまに寄っている上田市のジャズ喫茶「A列車」に年末の挨拶をしてきました。嬉しいことに、年末のサービスで「市田柿」(干し柿)を出してくれ、話も弾みました。ヒット曲を収録して、サービスのよいアルバム。

HAMPTON HAWES (ハンプトン・ホーズ)
HAMPTON HAWES AT THE PIANO (CONTEMPORARY 1976年録音) 

   

ハンプトン・ホーズ(p, 1928~1977年)は、主に1950年代に活躍したピアニストですが、1977年5月22日に脳卒中で早くに亡くなってしまいました。本作は、1976年8月14日に録音されている最終のリーダーアルバムです。先日寄った岡谷市のセラーレコードで買ったレコードで聴きました。

メンバーは、ハンプトン・ホーズ(p)、レイ・ブラウン(b)、シェリー・マン(ds)。昔の仲間が集まったという感じです。ホーズは、1970年代前半には、エレクトリック・ピアノを弾いていましたが、ここでは、アコースティック・ピアノに回帰しています。

曲目は次のとおり。

1  Killing Me Softly With His Song (Charles Fox) 【やさしく歌って】
2  Soul Sign Eight (Hampton Hawes)
3  Sunny (Bobby Hebb)
4  Morning (Hampton Hawes)
5  Blue In Green (Miles Davis, Bill Evans)
6  When I Grow Too Old To Dream (Sigmund Romberg) 【夢みるころを過ぎても】
ロバータ・フラックのヒット曲「Killing Me Softly With His Song」、ボブー・ヘブのヒット曲「Sunny」、ホーズの自作が2曲、マイルス・デイビスのジャズオリジナルとスタンダード曲です。

ハンプトン・ホーズ(p)は、本作に聴けるように亡くなる直前まで好調なプレイを行っています。ホーズのキャリアをみると、刑務所から出てきた1963年以降、新しいことに挑戦しているように思うのですが、ここでもポップスのヒット曲「Killing Me Softly With His Song」と「Sunny」を取り上げジャズ化しています。「Soul Sign Eight」やレイ・ブラウン(b)のソロも入る「When I Grow Too Old To Dream」は、ブルース弾きと言われたホーズの1950年代のプレイを髣髴とさせます。

(参考)本作より、「Killing Me Softly with His Song」が聴けます。

Killing Me Softly With His Song - Hampton Hawes - YouTube

 

【ジャズ喫茶 A列車】

住所:長野県上田市中央3丁目9-1
電話:080-2680-0011
ホームページ:ジャズ喫茶A列車 | 上田市 | TOP (a-train-jazz.com)

入居している建物の入口。

振り返って入り口に向かって撮影。

カウンター。『学割』を行っていて良心的です。常連には、長野大学の学生さんもいるようです。

スピーカー。JBLの4343Bで、ウーハーは、2231Aです。

壁には、てぬぐい(右側)の展示もあります。

ノンアルコールビールとチョコレートを注文。

この市田柿は、サービスで出していただきました。市田柿は、南信州地域など長野県の特産品でもあり、昔から大好きです。スイーツといってもよいもので、美味しい。

マスターとは、お店に新入荷で入れたCDの話を主にしました。ファブリツオ・ボッソ(tp)のアルバム。2曲聴きましたが、ボッソは僕もファンで、このアルバムも結構良かった。

エストニアのピアニスト、トヌー・ナイソー(p)の新作「That Old Feeling」。アトリエサワノからの発売です。トヌー・ナイソーは、マスターのお好きなピアニストです。
 
来年も、月に2回くらいは、寄るつもりです。『よいお年を』という言葉に見送られて、お店を後にしました。

信濃町本店のイタリアン「NICOLI 長野店」でパスタの夕食

2022-12-28 19:30:00 | グルメ

信濃町の「NICOLI」は、人気のあるレストランで名前だけは知っていましたが、その長野店が2021年10月にオープンしていたので、寄りました。長野駅至近なのですが、長野店があるとは気づきませんでした。

オレンジジュース、サラダ、パスタ、ジェラートを注文。パスタは「柚子香る、牡蠣とほうれん草のオイスタークリーム」で、生パスタにほうれん草と牡蠣の組み合わせが良かった。次はランチタイムに行きたい。

外観。長野駅善光寺口前の交差点を渡ってすぐのところにあります。

店内

カウンター席。間隔が広くとってあって、好感が持てます。

パスタのメニュー。

ディナーの時間は、ワンドリンク注文が必要です。水は、レモン入りのサーバーからセルフでとってきます。水が美味しい。

二コリサラダ。野菜の種類が多いサラダでした。

胡麻ドレッシングは、自家製だそうです。

「柚子香る、牡蠣とほうれん草のオイスター」パスタ

麺は生麺です。

ほうれん草と牡蠣の組み合わせは、なかなかよかった。

ジェラート。ピスタチオです。

アップ。ちょっと食べ過ぎたような気もしました。

【NICOLI 長野店】

住所:長野県長野市末広町1356  Nacs末広1F
電話:026-217-8868
ホームページ:NICOLI |信濃町のカジュアルイタリアン 


岡谷市のレコード・CD販売店「CELLAR RECORDS(セラーレコーズ)」はワンダーランドだった。

2022-12-27 19:30:00 | オーディオ

25日(日)に訪れた長野県飯田市のジャズ喫茶「パス・モンゴメリー」で教えていただいた、岡谷市のレコード・CD販売店「CELLAR RECORDS」(セラーレコーズ)に、飯田市から帰る途中で寄りました。

広い店内に、レコードをはじめ商品がきれいに陳列され、オーディオ機器もあり、すっかり感心しました。ソウル、ファンク、ロック系統が多そうな品揃えでしたが、ジャズもあり2枚購入。また寄ります。

外観。夕方で暗くてよくわかりませんが、建物自体も由緒があり、『この建物は市内に現存する希少なまゆ蔵で、現在は近代化産業遺産になっている』そうです。

入口

店内。入り口を入ったあたりから撮影。

奥の壁には多数のレコードが展示されています。

ジャパニーズポップスもあります。

ジャズのレコードの在庫もあります。この他に新着コーナーにもありました。国内盤中心ですが、和ジャズのものなど、中には貴重盤もありました。

CDやレコード保存用の紙ジャケットも販売されています。

マグカップなど

セーターや靴下でしょうか。こちらも商品のようです。

奥の方から入り口を撮影。左側のカウンター内でパソコンに向かっているのが店主です。

カウンター内の壁にもレコードが多数。試聴用もあるようです。

レコードプレーヤー。レコードの新品も含めて試聴できるそうです。

パワーアンプは、特注品の真空管パワーアンプです。製作は、長野県松本市四賀にある五加音響研究所(加音響研究所 ラントシャフト (localinfo.jp))だそうです。

スピーカーは、「TANNOY WINDSOR GRF」。アメリカタンノイ製だそうです。1970年ごろに造られたもののようですが、歯切れが良く、クラシックばかりでなく、ポピュラー系統にも良さそうな鳴りっぷりでした。

右側のスピーカー。

試聴用の山本剛(p)トリオのアルバムをかけてくれました。

入口を入ってすぐ右には、グランドピアノが置いてあります。ゆくゆくは、イベント時などに使いたいと話していました。

(購入したレコード)

    

ハンプトン・ホーズ(p)「AT THE PIANO」(CONTEMPORARY)。ハンプトン・ホーズは好きなピアニストですが、これはもっていないので購入。ジャケットは今一ですが、盤はまずまずでした。

   

センターラベル。

   

ボビー・ハッチャーソン(vib)「THE VIEW FROM THE INSIDE」(BLUE NOTE)。CDは持っていますが、レコードがあったので購入。

   

センターラベル。

【CELLAR RECORDS(セラーレコーズ)】

住所:長野県岡谷市本町2-5-7
電話:070-8555-6642
ホームページ:CELLAR RECORDS (cellar-records.com)