安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

丸清 (蕎麦・トンカツ 長野市善光寺参道)

2017-10-31 20:02:37 | グルメ

丸清(まるきよ)は善光寺本堂に近い参道に位置していて、昔から地元では知られている蕎麦・トンカツのお店ですが、ランチにもよさそうなので出かけてきました。参道には、平日の昼間でも、多くの参拝客・観光客がいましたが、週末は、1.5倍にはなるそうなので、善光寺は根強い人気があるようです。

トンカツは、いわゆるソースかつ丼で、小さな目玉焼きも添えられていました。柔らかい肉に甘辛いソースがかかっていて、昔ながらの味です。蕎麦は、腰のあるもので、ボリュームもあり、食べ応えがありました。

お店に向かっているところです。右側には宿坊が並んでいます。

たくさんの人がいてびっくり。

「丸清」は、長屋づくりのような建物の一部になります。奥行きはありそうですが、店先はそう広くありません。

看板

お店の入り口

店内。壁にかかった額もお寺に関係したもののようです。

座った席です

トンカツ(ロース)弁当にしました。

蕎麦は量が多く、腰がありました。

トンカツ。ソースカツどんで、甘めのソースです。肉が柔らかで、人気があるのも納得。

目玉焼きものっています。

蕎麦湯。最初からもってきてくれました。

お店を出たところ。

帰り道です。宿坊の前ですが、樹木が紅葉しています。


茂木大輔の『生で聴くのだめカンタービレ』の音楽会 (10月29日 上田市サントミューゼ)

2017-10-30 20:07:04 | 演奏会・ライブ

きのうの10月29日(日)は、山か高原に行くつもりだったのですが、台風のせいで中止し、上田市に出かけて茂木大輔の『生で聴くのだめカンタービレ』の音楽会を聴いてきました。カットなしのガ―シュインの「ラプソディ・イン・ブルー」を聴けたので、結果的にはよい午後になりました。

   

(出 演)

茂木大輔 (企画・指揮・お話し)
高橋多佳子 (ピアノ)
管弦楽 群馬交響楽団

   

(曲 目)

ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」より第1楽章
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」全曲
ガ―シュイン:ラプソディ・イン・ブルー

(休憩)

<特別企画>べト7まちがい探しコーナー
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92 全曲

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(アンコール曲)

(感 想)

「のだめカンタービレ」は、クラシック音楽を扱った漫画ですが、ドラマや映画になって親しまれています。そこに出てくる音楽を演奏する「のだめカンタービレの音楽会」は、今回の上田公演で92回目だそうですが、企画もので、指揮者はオーボエ奏者の茂木大輔さんだし、どうかなと思ったのですが、それは全くの杞憂で、すこぶる面白いよいコンサートでした。

ピアノソナタの「悲愴」は、高橋多佳子さんによって第2楽章、第3楽章が優美に奏でられた、抒情が漂うすっきりとした演奏で、あまり重々しくならずに好感がもてました。続く、ガ―シュイン作「ラプソディ・イン・ブルー」は、高橋さんのピアノ独奏部分に加えて、群響クラリネット奏者の野田祐介さんの演奏が素晴らしかった。

「ラプソディ・イン・ブルー」は、カット版で演奏されることもあるようですが、指揮者の茂木さんが「ノーカット」でやりますと言って始まりましたが、持っているCDに比べてピアノ独奏部分が長いように感じました。休憩後は、べト7間違い探しコーナーで、楽器編成が異なる演奏が行われたり、第1楽章や第4楽章の冒頭を3曲聴いて、どれが第7番か当てるゲームが行われ、会場は盛り上がりました。

ベートーヴェンの交響曲第7番の全曲演奏ですが、僕はこの曲を聴くと、リズムと音楽の流れで、そわそわした落ち着かない気分のまま聴き終わりますが、今回もそんな感じでした。演奏は悪くないので、曲想そのものにベートーヴェンの生きていた時代の政治・社会状況が色濃く反映されているのではないかと考え込んでしまいます。

そんな気分を振り払ってくれたのが、アンコールのグリンカ作歌劇「 ルスランとリュドミラ」序曲です。流れるような弦楽合奏を聴いて気分が高揚したまま帰途につきました。今回、群馬交響楽団の弦楽合奏が澄んだ音で聴こえてきました。多分、ホールの音響と座った席がよいためでしょうが、コンサートマスターの伊藤文乃さんのまとめがよいこともあると思います。

【上田市サントミューゼの様子】

会場入り口。

一階のホール。二階に上がり、そこから大ホールに入ります。

休憩時間などには、のだめの着ぐるみと記念撮影が行われて、人気を集めていました。

   

機関紙です。

   

内容が充実しています。今号では、今回のコンサートに出演した、茂木大輔さんと高橋多佳子さんの対談が組まれていました。


チェット・ベイカー IN NEW YORK

2017-10-29 10:37:27 | トランペット・トロンボーン

今年は、地区の役員兼清掃責任者となっているので、公園清掃時など事前の準備から終了時の後片付けまで、様々なことをやっています。その一つで、清掃の参加者に配布するペットボトルのお茶をホームセンターの「WATAHAN」に買いに行ってきました。敷地内にあるお店の幟を見て、つい「さつま芋あんのたい焼」に手が出ましたが、甘くてホクホクで、おやつにぴったりでした。スイート(甘い)なトランペットを。

CHET BAKER (チェット・ベイカー)
IN NEW YORK (Riverside 1958年録音)

   

チェット・ベイカー(tp)は、生涯にわたり多くの録音を残し晩年も快作を作っていますが、パシフィックやリバーサイドレーベルへ録音した諸作は、若さや覇気が感じられるので、僕が持っているレコードやCDもその時期のものが多いです。中でもリバーサイド第1作のこのアルバムは、ハードバップに近寄ったものとして忘れることができません。

メンバーは、チェット・ベイカー(tp)、ジョニー・グリフィン(ts)、アル・ヘイグ(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。ハードバップ畑の強力なメンバー揃いですが、アル・ヘイグ(p)が異色です。しかし、ヘイグは優雅なプレイで演奏に落ち着きを与えていて、彼の起用は的を得たものと言えます。

曲目は、ベニー・ゴルソン作「Fair Weather」と「Blue Thougths」、スタンダードの「Polka Dots and Moonbeams」、Owen Marshallという人の「Hotel 49」、マイルス・デイヴィス作「Solar」、ベニー・カーター作「When Lights Are Low」。ベニー・ゴルソン作の2曲と、マイルスのものを取り上げて、ニューヨークにおける録音らしい選曲です。

生気が漲ったチェット・ベイカー(tp)のプレイが楽しめる優れたアルバム。ジョニー・グリフィン(ts)入りの「Hotel 49」では、ベイカーもハードバッパーという感じで、力強い演奏を披露しています。バラードの「Polka Dots and Moonbeams」は、ハイライトといってよく、柔らかなベイカーに、アル・ヘイグ(p)も豊かな抒情を漂わせるソロをとります。マイルスバンドの二人(チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズ)が参加していて興味深い「Solar」や哀愁を帯びたベイカーとヘイグのソロが特筆ものの「Blue Thoughts」も聴きものです。

【焼きたて屋のさつまいも餡たい焼】

ホームセンターの綿半。長野県内に展開しています。

30人以上参加してもらえる予定ですが、在庫があるので、今回はこの24本入り一箱だけ買いました。

敷地内にあるお好み焼き、たこ焼き、たい焼きの「焼きたて屋」です。近くに信州大学工学部があるので、学生さんの利用も多いようです。

   

さつま芋あんのたい焼のPR。

   

購入したたい焼


北村英治著「なつかしのジャズ名曲CDブック」(アスコム)

2017-10-27 20:01:39 | 読書

クラリネット奏者の北村英治さんが書いた本が書店にあったので購入しました。本の内容に関連した自身の演奏が収録されているCDが付いています。読み易い文章が綴られていますが、アメリカのジャズメンとの交流など、とても興味深く読みました。

   

著者の北村英治さんは、1929年東京生まれで、51年にデビューし、54年には自己のバンドを結成し、以後幅広く音楽活動を行っています。77年には、米国のモンタレージャズフェスティヴァルに招かれ、スタンディングオベーションを受け好評を博し、合計19回も出演しました。80歳を超えた現在も精力的に演奏活動を続けています。

  

第1章 「北村英治が綴る、昭和のジャズ」

自身のミュージシャンになった経緯や戦後~昭和にかけての日本のジャズ界の状況が書かれています。また、「ジャズを愛した昭和生まれの著名人」として、落語家の立川談志、俳優の藤岡琢也、タレントの大橋巨泉などとの逸話が語られます。

小見出しの「ジャズは日本人の生活に溶け込んだ」では、『年をとるのは思ったよりはやい、だから好きな音楽を聴くに限る。嫌いな音楽を我慢して聴いていると人生の限られた時間がもったいない』と記して、他人の評判は気にせず、自分の好きなものを聴くことを奨めています。

第2章 「ビッグミュージシャンにもらった宝物」

海外でも著名な北村さんは、多くのミュージシャンと親交があり、この章では、ビッグミュージシャンとのエピソードが紹介されています。登場するミュージシャンは、次のとおり。

ベニー・グッドマン (クラリネット)
バディ・デフランコ (クラリネット)
テディ・ウィルソン (ピアノ)
アール・ハインズ (ピアノ)
ジョン・ルイス (ピアノ)
ビル・ベリー (コルネット)
ベニー・カーター (アルトサックス、トランペット)
ボブ・ウィルバー (クラリネット、ソプラノサックス)
スコット・ハミルトン (テナーサックス)

すごい人ばかりで驚かされますが、それぞれ含蓄のある内容です。付属のCDでは、北村英治とスコット・ハミルトン、ビル・ベリーの共演を聴くことができます。

付属CDの収録曲目

ドント ビー ザット ウェイ
ハートエイクス
古い十字架
イースト オブ ザ サン
メモリーズ オブ ユー
フォア エイジ
サムデイ スウィートハート
イエロー デイズ
身も心も
A列車で行こう
ディア シドニー
恋人よ我に帰れ

   


坂本屋 (うなぎ・和食 安曇野市明科)

2017-10-26 20:05:12 | グルメ

安曇野市郊外で飲食店が多い地域は、松本市に隣接している三郷や観光地の有明ですが、こちらの坂本屋は、明科(あかしな)地域に昨年できたお店で、珍しい立地例です。

元々、福島県いわき市で江戸時代享保年間から営業されていた老舗の鰻屋さんで、こちらに引っ越しされ2016年6月25日から営業されています。先日、初めて寄ってうな重をいただきましたが、美味しいうなぎでした。ヒレカツや海老フライなど、メニューも豊富で、会食にもよさそうです。

看板

お店の外観。古民家を改装したものです。

入り口

店内。椅子席が写っていますが、右奥に畳の部屋もあります。

「うな重御膳」を注文しました。最初に、サラダと茶碗蒸しが出てきました。

さっぱりとした味のサラダです。かぼちゃの甘さも出ています。

茶碗蒸し

サラダと茶碗蒸しを食べ終わったところで、鰻重が運ばれてきました。

ふっくらとして美味しい鰻とごはんです。

付け合わせの酢の物。鰻重のたれが、器に入って出てきました。

煮物の小鉢

珈琲とデザート。

プリンとロールケーキなどです。

会食などが入り、カウンター以外は予約で満席でした。運よくカウンター席に座れましたが、端には花も飾られて、清々しい雰囲気でした。

 【坂本屋】

住所:長野県安曇野市明科七貴10775-1
電話:0263-75-9477
営業:11時〜16時 定休日:木曜  夜はご予約くださいとのことです。
ホームページ:sakamotoya