雑誌「男の隠れ家2020年7月号」の特集は、『癒しの山城・古戦場・歴史道 ベスト36』で、お勧めの歴史スポットを36箇所紹介しています。お勧めの歴史道に「真田の道」(片品村~上田市)があり、その沿道にはお勧め山城の「岩櫃城」と「名胡桃城」もあるので、そこへドライブに行くつもりです。ドライブ感が半端でないピアノの演奏を。
MIKE LeDONNE (マイク・ルドン)
PARTNERS IN TIME (SAVANT 2019年録音)
ピアノとオルガンを演奏するマイク・ルドン(1956年生)は、1980年代にはベニー・グッドマンやミルト・ジャクソンのバンドで活動し、90年代にはソニー・ロリンズやベニー・ゴルソンと共演するなど幅広く対応してきたミュージシャンです。このリーダー作ではハードバップに根差したやや新しめの演奏を行っています。
メンバーは、マイク・ルドン(p)、クリスチャン・マクブライド(b)、ルイス・ナッシュ(ds)。普段共演しているメンバーではなく、マクブライド(b)とナッシュ(ds)を迎えていて、意欲が感じられます。非常にいい組み合わせで、それだけでも食指が動きます。
曲は、ルドンの自作3曲に、スタンダード、ジャズオリジナルとバラエティに富んでいます。
1 Lined with a Groove (Ray Brown)
2 My Funny Valentine (Richard Rodgers)
3 Soud (Mike LeDonne)
4 Lament (J. J. Johnson)
5 Recovery Blues (Mike LeDonne)
6 Here's That Rainy Day (James Van Heusen)
7 N. P. S. (Cedar Walton)
8 Bopsolete (Mike LeDonne)
レイ・ブラウン(b)作「Lined with a Groove」は、マクブライド(b)の参加があって選曲されたもので、「Soud」はマッコイ・タイナー(p)への尊敬を込めて作られた曲です。
マクブライド(b)とナッシュ(ds)が繰り出す、柔軟で鋭いリズムをバックにマイク・ルドン(p)が縦横無尽に弾いています。最初の「Lined with a Groove」では、マクブライドが長いソロをとり、ナッシュが最後の方で歌っていて、かっこいい仕上がり。マッコイ・タイナー風の「Soud」では、ルドンのプレイが圧倒的で、普段はオルガンを弾いているとはとても思えません。「My Funny Valentine」は、ミルト・ジャクソンの影響を受けて倍テンポ、「Here's That Rainy Day」も早めのテンポと活きがよく、かなり楽しめる作品。録音も良い。
ジャケットの裏面にはトリオの3人の写真が載っています。ルイス・ナッシュ(ds)だけは、実演を2回聴いたことがあります。
【マイク・ルドンの ホームページ】
略歴やディスコグラフィーなどが掲載され、充実したホームページです。
【男の隠れ家2020年7月号】
表紙
(目次)
(是非出かけたい場所)
「歴史道を旅しよう」に出てくる『真田の道』。長野県上田市から鳥居峠を越えて群馬県片品村までです。ドライブに最適そうです。
山城を旅しように出てくる『岩櫃城』(群馬県東吾妻町)は、上記の『真田の道」沿いにあります。訪れてみたい。
山城を旅しように出てくる『名胡桃城』(群馬県みなかみ町)は、上記の『真田の道」沿いにあります。こちらも訪れてみたい。
(機会を作って訪れたい場所)
明知鉄道には乗ったことがあるのですが、その際には岩村城(岐阜県恵那市)を訪れませんでした。規模が大きそうだし、城下町もあるようなので、訪れてみたい。長野県からは近い場所です。
歴史道の『信玄棒道』(山梨県北杜市~長野県富士見町)は、八ヶ岳の麓でもあるし、一度歩いてみたい。
山城の山中城(静岡県三島市)は、富士山と駿河湾を一望する場所にあり、景観が素晴らしそうです。ちょっと遠くですが、機会があれば訪れてみたい場所です。
古戦場の『三方ヶ原の戦い』(静岡県浜松市)に紹介されている当時家康が本拠とした浜松城(天守閣と門が再建されている)を訪れてみたい。浜松や静岡近辺のジャズ関連のお店にも行きたいと願っています。