かつカレーを食べたくなり、ランチにとんかつの「こぶやた」へ。上田市の人気店で、ランチ時も混み合います。ルウは、フルーツ系の甘さもありますが、辛さもあって、やや痺れました。痺れるアルバムを。
WES MONTGOMERY (ウェス・モンゴメリー)
FULL HOUSE (Riverside 1962年録音)
ウェス・モンゴメリー(g,1923~68年)の代表作の一つで、ライブ盤の傑作としてよく知られるものです。今回、日本グラモフォンから発売された古い日本盤レコードを入手したので、改めて聴いてみました。ビクターから発売されたレコードは、学生時代からの愛聴盤です。
メンバーは、ウェス・モンゴメリー(g)、ジョニー・グリフィン(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。録音時、サンフランシスコに滞在していたマイルス・デイヴィス・グループのリズム・セクション3人が参加し、グリフィンがそれに加わるという、練られた人選です。
曲目は次のとおり。
1 Full House (Wes Montgomery)
2 I've Grown Accustomed to Her Face (Frederick Loewe) 【あなたの顔に慣れてきた】
3 Blue 'N' Boogie (Dizzy Gillespie)
4 Cariba (Wes Montgomery)
5 Come Rain or Come Shine (Harold Arlen) 【降っても晴れても】
6 S. O. S (Wes Montgomery)
ウェス・モンゴメリーの新作が3曲に、スタンダード曲が2曲、ディジー・ガレスピー作が1曲の6曲ですが、ウェスの書いた曲が、こういうセッションに相応しい雰囲気のものばかりで、よく出来た選曲です。
今回聴いてみると、ジョニー・グリフィン(ts)の演奏がすごいことにうたれました。タイミングよく入り、そこからうねるブローは、さすがで、特に「Blue 'N' Boogie」におけるグリフィンのソロは優れもので、興奮させられます。「Full House」や「Come Rain or Come Shine」における、ウェス。モンゴメリー(g)のシングルノートからオクターブ奏法へつないでいくソロも聴きもので、ケリー(p)以下リズムセクションも絶頂期ともいうべき輝かしいプレイを行っています。
日本ブラモフォン発売の、このレコードのラベル。
こちらは、ビクターから発売されたレコードのラベル。オリジナルに近いものです。
(参考)本作から「Full House」が聴けます。
(参考)もう一つの「Full House」が収録されたアルバム。拙ブログへのリンクです。
ウェス・モンゴメリー IN PARIS - 安曇野ジャズファンの雑記帳 (goo.ne.jp)
安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、右からジョニー・グリフィン「The Little Giant」(Riverside→Jazzland)、本作「Full House」、ウェス・モンゴメリー「The Incredible Jazz Guitar」、ウェス・モンゴメリー「Movin' Along」。ウェス・モンゴメリーは、1923年3月6日生まれで、今年(2023年)生誕100年のメモリアルイヤーです。まとめて聴きたいと思っています。
【上田市「こぶたや」】
住所:長野県上田市中央6-4-57
電話:0268-24-4118
ホームページ:とんかつ・豚肉料理 こぶたや - 上田/豚料理 | 食べログ (tabelog.com)
外観
店内。カウンター席です。
ランチは、基本的に1000円です。次回は、「串カツ定食」を食べてみたい。
かつカレーは、ランチメニューにはありませんが、ランチ時でも注文できます。
野菜ドレッシングととんかつ用のソース、七味は、それぞれの席に配置してあります。
かつカレー。ご飯は少なめにしてもらいました。
カレーのルウ。フルーツ系(多分りんごかな)の甘さもありますが、あとで若干の辛さもきます。
ご飯の上にはとんかつ。
横から撮影。
味噌汁。油揚げやタマネギが入っていました。
ボリュームがあったので、お店の回りを散歩。
見えている山は、上田市民の山「太郎山」です。
ハナミズキの花。