安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ウェス・モンゴメリー「FULL HOUSE」、上田市のとんかつ「こぶたや」でかつカレーのランチ。

2023-04-30 19:30:00 | ギター

かつカレーを食べたくなり、ランチにとんかつの「こぶやた」へ。上田市の人気店で、ランチ時も混み合います。ルウは、フルーツ系の甘さもありますが、辛さもあって、やや痺れました。痺れるアルバムを。

WES MONTGOMERY (ウェス・モンゴメリー)
FULL HOUSE (Riverside 1962年録音)

   

ウェス・モンゴメリー(g,1923~68年)の代表作の一つで、ライブ盤の傑作としてよく知られるものです。今回、日本グラモフォンから発売された古い日本盤レコードを入手したので、改めて聴いてみました。ビクターから発売されたレコードは、学生時代からの愛聴盤です。

メンバーは、ウェス・モンゴメリー(g)、ジョニー・グリフィン(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。録音時、サンフランシスコに滞在していたマイルス・デイヴィス・グループのリズム・セクション3人が参加し、グリフィンがそれに加わるという、練られた人選です。

曲目は次のとおり。

1  Full House (Wes Montgomery)
2  I've Grown Accustomed to Her Face (Frederick Loewe) 【あなたの顔に慣れてきた】
3  Blue 'N' Boogie (Dizzy Gillespie)
4  Cariba (Wes Montgomery)
5  Come Rain or Come Shine (Harold Arlen) 【降っても晴れても】
6  S. O. S (Wes Montgomery)
ウェス・モンゴメリーの新作が3曲に、スタンダード曲が2曲、ディジー・ガレスピー作が1曲の6曲ですが、ウェスの書いた曲が、こういうセッションに相応しい雰囲気のものばかりで、よく出来た選曲です。

今回聴いてみると、ジョニー・グリフィン(ts)の演奏がすごいことにうたれました。タイミングよく入り、そこからうねるブローは、さすがで、特に「Blue 'N' Boogie」におけるグリフィンのソロは優れもので、興奮させられます。「Full House」や「Come Rain or Come Shine」における、ウェス。モンゴメリー(g)のシングルノートからオクターブ奏法へつないでいくソロも聴きもので、ケリー(p)以下リズムセクションも絶頂期ともいうべき輝かしいプレイを行っています。

   

日本ブラモフォン発売の、このレコードのラベル。

   

こちらは、ビクターから発売されたレコードのラベル。オリジナルに近いものです。

(参考)本作から「Full House」が聴けます。

Full House (Live) - YouTube

(参考)もう一つの「Full House」が収録されたアルバム。拙ブログへのリンクです。

ウェス・モンゴメリー IN PARIS - 安曇野ジャズファンの雑記帳 (goo.ne.jp)

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、右からジョニー・グリフィン「The Little Giant」(Riverside→Jazzland)、本作「Full House」、ウェス・モンゴメリー「The Incredible Jazz Guitar」、ウェス・モンゴメリー「Movin' Along」。ウェス・モンゴメリーは、1923年3月6日生まれで、今年(2023年)生誕100年のメモリアルイヤーです。まとめて聴きたいと思っています。

【上田市「こぶたや」】

住所:長野県上田市中央6-4-57
電話:0268-24-4118
ホームページ:とんかつ・豚肉料理 こぶたや - 上田/豚料理 | 食べログ (tabelog.com)

外観

店内。カウンター席です。

ランチは、基本的に1000円です。次回は、「串カツ定食」を食べてみたい。

かつカレーは、ランチメニューにはありませんが、ランチ時でも注文できます。

野菜ドレッシングととんかつ用のソース、七味は、それぞれの席に配置してあります。

かつカレー。ご飯は少なめにしてもらいました。

カレーのルウ。フルーツ系(多分りんごかな)の甘さもありますが、あとで若干の辛さもきます。

ご飯の上にはとんかつ。

横から撮影。

味噌汁。油揚げやタマネギが入っていました。

ボリュームがあったので、お店の回りを散歩。

見えている山は、上田市民の山「太郎山」です。

ハナミズキの花。


江藤良人(ds)トリオ【片倉真由子(p)、粟谷巧(b)】・ライブ(4月27日 蓼科山麓「ピラタス2」)

2023-04-29 19:30:00 | ジャズライブ

ドラマーの江藤良人さんの新作CD、レコード発売記念ツアーのライブが、長野県茅野市北山のペンション「ピラタス2」で開催されたので、聴いてきました。ツァーは、4月16日から始まり、ピラタス2が11箇所目です。

   

(出 演)

江藤良人(ドラムス)
粟谷 巧 (ベース)
片倉真由子 (ピアノ)

江藤良人さんは、1973年三重県鈴鹿市生まれ、1996年からプロ活動を始め、渡辺貞夫グループ、大野雄二の「 Lupintic Five」(2006~15年)に参加。自己のグループなどで活躍中。粟谷巧さんは、1985年北海道北見市生まれ、高校卒業後、福居良(p)トリオで、プロとして活動開始。2014年から渡辺貞夫バンドのメンバー、2022年にベースソロのCDをリリース。片倉真由子さんは、仙台市出身。バークリー音楽大学卒、ジュリアード音楽院でケニー・バロンに師事。米国で活動後、2008年に帰国し、活躍中。洗足学園音楽大学非常勤講師。詳しくは、下記のプロフィールをご覧ください。

(曲 目)

1  She (George Shearing)
2  Whoa! (Takumi Awaya)
3  Con Alma (Dizzy Gillespie)
4  A Flower is a Lovesome Thing (Billy Strayhorn)
5  Funky Chu (Yoshihiko Eto)

〈休憩〉

1  My Ideal (Richard A. Whiting / Newll Chase)
2  Simone (Frank Foster)
3  The Circle of Color Emotions (Mayuko Katakura)
4  The Star Crossed Lovers (Billy Strayhorn)
5  Dear Old Stockholm (Traditional) 【懐かしのストックホルム】
6  Nascimento (Baarry Harris) (アンコール曲)

(感想など)

スリリング、かつ、ブルージーなところのあるピアノトリオの演奏を聴くことが出来た、よいライブでした。3人のメンバーは、それぞれ過去に何度か聴いていますが、3人が集まったこのトリオでは全く初めてで、フレッシュ感もありました。

片倉さん(p)は、装飾を付けながらメロディーをきれいに弾いていましたが、アグレッシブな面もみられ、部厚い音の塊を叩きつけたり、猛烈なスピードで鍵盤を駆け巡ったりしていました。粟谷さん(b)は、弓弾きで「Dear Old Stockholm」を演奏し、新しい一面をみせていました。

江藤さん(ds)は、曲の説明なども行いながら、ブラシなど意外に繊細な演奏ぶりでした。特に気にいったのは、片倉さんのイントロ、3人のサウンドがジャジーに決まった「She」、ファンキーでジャズロック風の江藤さん作の「Funky Chu」、美しいピアノの響きが印象的な「My Ideal」あたりでした。

(以下、演奏中などの写真)

江藤良人(リーダー、ds)

   

粟谷 巧(b)

片倉真由子(p)

片倉さんが、話をしているところ。

粟谷巧のアルコ(弓弾き)。

(会場で購入したCD)

アナログ録音で収録されていて、江藤さんは「音質がよい」と言っていましたが、まさにそのとおりで、ベースの質感など素晴らしい。内容も良くて、なかなか楽しめるCDです。

(出演者のプロフィール)

江藤良人(ドラム) 
1973年生まれ、三重県鈴鹿市出身。10歳からドラムを始める。1996年からプロ活動を開始。1998年、渡辺貞夫グループでモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演。2006年~2015年“Yuji Ohno & Lupintic Five”に参加これまでに、日野皓正、山下洋輔、佐藤竹善、Lee Konitz、Barry Harris、Eddie Gomez等と共演。自己のグループの他、石橋凌with Jazzy Soul、punch!、the EROS、Play Rock!!などのグループ、セッションで活動中。今までにリーダーアルバムは6枚、参加作は数知れない。2021年8月『江藤良人/ETOISM』、10月『江藤良人/LIVE ALBUM 2020』をリリースし好評発売中。細さとパワフルさを兼ね備えたドラミングが絶大な信頼感をもたらす。

江藤良人ホームページ:江藤良人 Drummer (mockhillrecords.com)

粟谷 巧(ベース)
1985年北海道北見市出身。テナーサックス奏者の父、ピアニストの母の影響で11歳からエレキベースをはじめ、父のジャズバンドに参加。高校卒業後に札幌に出て福居良(p)トリオのメンバーとなり、プロとして活動をはじめる。ベニー・グリーンやバリー・ハリスの全国ツアーに起用され、2014年からは渡辺貞夫バンドのレギュラーを務めるなど、トッププレイヤーからの信頼も厚い。2020年に活動拠点を東京に移し、2022年には全編ベースソロによるアルバム『鼓動』を〈Days of Delight〉からリリース。

片倉真由子(ピアノ)
仙台市出身。洗足学園短期大学を首席で卒業後、バークリー音楽大学、ジュリアード音楽院に入学。ケニーバロンに師事。留学中より、ハンクジョーンズ、ドナルドハリソン、 カールアレン、ベンウォルフ、エディヘンダーソン、ビクターゴーインズ等と共演する。2006年、Mary Lou Williams Women In Jazz Piano Competitionで優勝、Thelonious Monk International Jazz Piano Competitionのセミファイナリストに選出される。2008年に帰国し、現在は自己のトリオ、クインテットをはじめ、伊藤君子、北川潔トリオ、レイモンドマクモーリンカルテット、藤原清登トリオ、ジーンジャクソントリオのグループなどで活動中。洗足学園音楽大学非常勤講師。

 

【ピラタス2】

住所:長野県茅野市北山4035-2148 蓼科高原ピラタスの丘
電話:0266-67-4150
ホームページ:天空のライブハウス「ピラタス2」蓼科高原ピラタスの丘 素泊りの宿 (p-pilatus.jp)

看板。ライブハウス、イベントホールと記載がありました。

ピラタス2を過ぎて、少し上がったところから、蓼科山を撮影。

建物外観、駐車場。他にも駐車場はあります。

玄関

ホールの様子。始まる前です。

ステージと反対側の壁には、CDやレコードが置いてありました。

始まる前のステージの様子。少し調整して明るくしてあります。


松本市神林の「我山」で特製ソースかつ丼(ロース)のランチ。

2023-04-28 19:30:00 | グルメ

松本空港や松本平広域公園に近い松本市神林にあるソースかつ丼のお店「我山」(がざん)に、先日、初めて寄りました。ランチ営業だけですが、土日の営業は15時まで行っています。

遅めの時間だったのですが、満席で車の中で待ちました。特製ソースかつ丼(ロース)のハーフを注文。お肉、ソースともに美味しく、贔屓の店になりそうです。県外ナンバーの車も停まっていました。

西(北アルプス方向)に向かって撮っています。

鎖川にかかる神林橋とその後方に松本平広域公園サッカー場「アルウィン」のスタンドが見えています。お店の横から東側方面を撮影。拡大してあります。

店舗外観。カエルの彫刻が置いてあります。

満席で、しばらく車で待ちました。

店内。テーブル席と小上がりがあります。営業終了時間に近いので、お客様がほぼ帰ったあとです。

メニュー。②にしました。①は、ボリュームがあり過ぎて、僕には食べきれません。

海老丼などもあります。

ソースかつ丼(ロース)のハーフです。小鉢、味噌汁、漬物がつきます。

ソースかつ丼。これでハーフです。他の方もハーフを注文している方が多いようでした。

みるからに美味しそうです。柔らかなお肉でした。

脂身も少しありましたが、甘みがあり、さっぱりとしていて、良いものでした。

追加でソースを頼めます。無料です。

衣がない部分にソースをかけてみました。僕は濃い目が好きなので、追加してみました。

小鉢は、ほうれんそうのおひたしです。

味噌汁の具は豆腐などでしたが、味噌汁も美味しい。

漬物は沢庵でした。

松本平広域公園のサッカー場「アルウィン」をホームにしている、J3のチーム「松本山雅」を応援しているようです。地元のチームだからでしょう。

駐車場はこの左横にもあります。ソースかつ丼については、駒ケ根市や伊那市に有名なお店がありますが、それらのお店に肩を並べると思いました。また、寄りたい。

【我山(がざん)】

住所:長野県松本市神林983-1
電話:050-5589-3910
ホームページ:ソースかつ丼 我山 - 三溝/とんかつ | 食べログ (tabelog.com)


ヤーナ・ナルシプル「BETTER THAN ANYTHING」、JR東日本「トランヴェール4月号」特集「白神からの贈り物」

2023-04-27 19:30:00 | ヴォーカル(E~K)

JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール4月号」の特集は「白神からの贈り物」で、乳酸菌の発見や赤石川の金鮎が紹介され、他に盛岡市の喫茶店の紹介もあり面白かった。ジャズファンへの贈り物というようなCD。

ヤーナ・ナルシプル (JAANA NARSIPUR)
BETTER THAN ANYTHING (自主制作JAANA2201 2021年録音)

   

インド出身のヤーナ・ナルシプル(vo, 1971年生)は、1990年代半ばから音楽教育者としてシカゴやニューヨークの公立学校やスタジオで働き、2010年くらいからは演奏活動も行ってきたようです。シカゴのノースウェスタン大学やデボール大学で音楽を学んだようです。

メンバーは、ヤーナ・ナルシプル(vo, Jaana Narsipur)、キャリー・ブラウン(p, organ, Cary Brown)、トムソン・ニーランド(b, Thomson Kneeland)、ジョー・アバ(ds, Joe Abba)に、曲によりトランペット、テナー・サックス、ヴァイオリンなどが加わります。ニューヨーク在住のミュージシャンが集まっています。

曲目は、次のとおり。

1  Better Than Anything (David Wheat, Bill Loughborough as Played by Bob Dorought)
2  The Jody Grind (Horace Silver)
3  Small Day Tomorrow (Bob Dorought)
4  Nica's Dream (Horace Silver) 【ニカの夢】
5  But For Now (Bob Dorough)
6  Comin' Home Baby (Bob Dorough)
7  Lonely Woman (Horace Silver)
8  Senor Blues (Horace Silver) 
9  Devil May Care (Bob Dorough)
10  Peace (Horace Silver)
ボブ・ドローとホレス・シルヴァー曲集です。編曲は、全てヤーナ・ナルプシス自身が行っていて、ヴォーカリストの域を超えています。

プロデュースもヤーナ・ナルシプルが行っていて、自主制作のCDです。こういう人がいるのだから、アメリカのミュージシャンの層の厚さには本当に驚かされます。安定した歌唱と気の利いた伴奏により名曲が楽しめます。中でも、ファンキーでキャッチャーな「The Jody Grind」や「Nica's Dream」は、ナルシプル(vo)の歌とともに、伴奏がノリノリで、かっこよく仕上げられています。バラードの「But For Now」は、弦をバックに静かに歌っていて、こちらもよい。

【ヤーナ・ナルプシス ホームページ】

Jaana Narsipur Music | Facebook

(参考)本作より、「Devil May Care」が聴けます。

Jaana Narsipur - Devil May Care - YouTube

元々、このアルバムを知ったのは、ジャズ批評2023年3月号で、白澤茂稔さんが2022年発売のアルバムベスト5に挙げていたからです。そのページを掲げておきます。

   

 

【JR東日本新幹線車内誌 トランヴェール2023年4月号】

   

表紙 

   

白神山地の写真が素晴らしい。青森県の津軽地方が取り上げられました。

   

   

2011年に、白神山地の世界遺産登録地域から、発酵食品に利用できる天然酵母が採取され、2016年には、白神の森由来の乳酸菌も発見・分離されているそうです。

   

弘前大学では、「白神微生物ブランド」を立ち上げ、その研究と実用化を図っているそうです。既に、弘前大学白神自然酵母を使った日本酒やシードルなどが出来ているそうです。

   

白神山地から海に運ばれる水が、豊富な養分を含み、海を豊かにし、肉質の良いおいしい魚を育むそうです。「マゾイ」や「ホテイウオ」が出ています。

   

「タラのアクアパッツァ」や「マイタケとセリのパスタ」を提供するレストラン「ポワンルージュ」の紹介もあります。

   

白神そば

   

赤石川の金鮎。ふつうの鮎より体色の黄色が濃いそうです。

   

白神の水が生むくちあたりのよい酒。

(盛 岡)

   

ニューヨークタイムス紙が選ぶ「2023年に行くべき街52選」の2番目に岩手県盛岡市が選ばれたそうです。「開運橋と岩手山」といった景色とともに、ジャズ喫茶「開運橋のジョニー」が掲載されています。ジョニーに行ったことがないので、行かなくては。

   

盛岡には、古くからの珈琲文化と喫茶店文化が根付いているそうです。4店舗が出ています。


山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」を観て、藤沢周平の原作を再読しました。映画も小説も面白い。

2023-04-26 19:30:00 | 映画・DVD・テレビ

(映画)たそがれ清兵衛

ある方のブログに、『映画「たそがれ清兵衛」を見て庄内地方へ行ってみたくなった』とあり、俄然その映画を見たくなり、借りてきたDVDで初めて観ました。

(あらすじ)

海坂藩の下級武士である井口清兵衛は妻を病気で亡くし、幼い娘2人や年老いた母と貧しくも幸せな日々を送っていた。家族の世話や借金返済の内職に追われる彼は、御蔵役の勤めを終えると同僚の誘いを断ってすぐに帰宅してしまうため、“たそがれ清兵衛”と陰口を叩かれていた。ある日、清兵衛は幼なじみの朋江を救ったことから剣の腕が立つと噂になり、上意討ちの討手に選ばれてしまう。

(監督、出演)

監督 山田洋次
原作 藤沢周平 (原作は、たそがれ清兵衛、祝い人助八、竹光始末の3つです。)
脚本 山田洋次
   朝閒義隆
撮影 長沼六男
音楽 富田勲

出演 真田広之(井口清兵衛)、宮沢りえ(飯沼朋江)、小林稔侍(久坂長兵衛)、田中 泯(余呉善右衛門)

なお、本作は、第76回(2004年)アカデミー賞(外国語映画賞)にノミネートされました。

(感 想)

素晴らしい時代劇で、感激しました。小説「たそがれ清兵衛」と筋が違うと思いながら見ていたのですが、エンドロールで藤沢周平の3つの小説が原作と出てきたので、納得しました。脚本が良いのに加え、俳優陣、セットやロケもよく、実際に江戸末期の日本の様子が現出しているかのようでした。

(映画のシーンから) ちょっと横から撮ったので、画面はぶれています。

清兵衛(真田広之)が一日の務めを終えて、お城から出てくるシーン。後ろで嘲笑しているのがわかります。

清兵衛の自宅。藁屋根の家で、煙が出ているのがすごい。手がかかっています。

畑仕事の場面。

清兵衛の娘二人。二人の子役が、演技とは思えないほど、自然体でした。

春の景色が美しい。庄内地方の光景でしょうか。

飯沼朋江(宮沢りえ)。二人の子供を呼んでいるところ。

清兵衛が追ってとしての支度の手伝いを朋江に頼んでいる場面。

清兵衛が追手として、激闘に勝って、自宅に戻ったところ。思いもかけず、朋江が待っていてくれて・・・。

(参考)【たそがれ清兵衛 予告編】

『たそがれ清兵衛/予告編』を再生|

(小説 たそがれ清兵衛)

作者プロフィール

   

   

「たそがれ清兵衛」文庫本カバー

   

目次。映画には、「たそがれ清兵衛」と「祝い人助八」が原作として用いられました。

(本書の内容紹介)

   

(小説 竹光始末)

   

「竹光始末」文庫本カバー

本書の内容紹介