昨年の暮れに、群馬県太田市のジャズ喫茶「Km BLUE」を訪れました。スピーカーからは、有名盤が良い音で再生されていました。今年は有名盤も多数聴きたいと思い、新年初聴きは、リー・モーガンの初リーダー作。
LEE MORGAN (リー・モーガン)
indeed! (BLUE NOTE 1956年録音)
リー・モーガン(tp, 1938~1972年)は、デビューから天才少年として知られていました。ブルーノートは、早速、この初リーダー作を録音しましたが、18歳のモーガンは縦横無尽のプレイをしています。
メンバーは、リー・モーガン(tp)、クラレンス・シャープ(as)、ホレス・シルヴァー(p)、ウィルバー・ウェア(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。クラレンス・シャープは寡作なので、この録音は貴重です。
(英文表記)Lee Morgan(tp)、Clarence Sharpe(as)、Horace Silver(p)、Wilbur Ware(b)、Philly Joe Jones(ds)。
曲目は次のとおり。
1 Roccus (Horace Silver)
2 Reggie of Chester (Benny Golson)
3 The Lady (Rudy Stevenson)
4 Little T (Donald Byrd)
5 Gaza Strip (Owen Marshall)
6 Stand By (Benny Golson)
全てジャズオリジナル曲です。ベニー・ゴルソンが2曲提供していて、リー・モーガンを応援しています。
昨年暮れに太田市の「Km BLUE」で聴いた、二枚の超有名アルバムが新鮮だったので、今年は、改めて名盤を聴こうと考えています。新年の初聴きも、よく知られているリー・モーガン(tp)の初リーダー作にしました。トランペットの演奏が輝かしく、躍動感に満ちています。特に「Roccus」において、モーガンのソロ中、倍乗りで、テンポアップし、細かなフレーズを重ねていくところのかっこよさは、筆舌に尽くしがたい。バラードの「The Lady」もまとまっていて、デビュー作として大成功の作品。
ジャケットの裏面には、参加メンバーの写真が掲載されています。
レコードのラベル。今回聴いたのは、ユナイテッド・アーティストから出ている再発盤です。
(参考)本作から「Roccus」が聴けます。
Lee Morgan - 1956 - Indeed! - 01 Roccus
(安曇野市宅で聴いているところ)
飾ってあるのは、いずれもリー・モーガンのリーダー作で、右から「City Lights」(Blue Note、United Artists再発盤)、本作「indeed!」、「The Rumproller」(Blue Note オリジナル盤)。
【Km BLUE(ケーマイナー ブルー)】
住所:群馬県太田市龍舞町5482-1
電話:0276-50-1335
営業:12:00~20:00 定休:毎週木曜日、第2水曜日
看板
建物外観
店内
斜め横からスピーカーなどを撮影。JBL4344が存在感あります。
カウンター席
雑誌が置いてあります。中から、「stereo」を手にとって読みました。
注文は、チーズケーキとカフェオーレです。
カフェオーレ
チーズケーキ。濃厚です。
stereo誌は、ベストバイコンポの特集です。推薦する機器が掲載されています。プリメインアンプの新しいのがほしいのですが、どうしたものか。
こちらはCDプレーヤー。SACD対応のプレーヤーがもう一台あればありがたいのですが、経済的なからみがあるので、とりあえず目の保養でした。
カーティス・フラー「BLUES-ette」から「Love Your Spell Is Everywhere」がかかりましたが、もう最高ですね。写真がコンデジでうまく撮れなかったので、前に使った写真を再度貼りました。
続いて、デューク・エリントンとジョン・コルトレーンから「In A Sentimental Mood」。この演奏を聴く度に、心に沁みるような気がします。名盤の名演は、よいですね。こちらも、自分のレコードの写真です。