2025年も信州国際音楽村(長野県上田市)のニューイヤーコンサートに出かけました。出演は、長原幸太 with ニューイヤーフレンズです。
チラシ
(出 演)
長原幸太 (ヴァイオリン、元読売日本交響楽団コンサートマスター)
佐久間聡一(ヴァイオリン、元広島交響楽団コンサートマスター)
鈴木康浩 (ヴィオラ、読売日本交響楽団ソロヴィオラ奏者)
猶井祐樹 (ヴィオラ、NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者)
上森祥平 (チェロ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席奏者)
奥泉貴圭 (チェロ、ソリスト)
山崎実 (コントラバス、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席奏者)
佐々木絵里(編曲)
(曲 目)
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93 (佐々木絵里 編曲)
〈休憩〉
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲 Op.367 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:酒、女、歌 Op.333 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:芸術家の生活 Op.316 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス1世:ポルカ「電話」 Op.165 (佐々木絵里 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:爆発ポルカ Op.43 (内門卓也 編曲)
ヨハン・シュトラウス2世:美しき青きドナウ Op.314 (佐々木絵里 編曲)
(アンコール)
ルロイ・アンダーソン:そり滑り
ルロイ・アンダーソン:フィドル・ファドル
(感 想)
長原幸太さんの恩師の工藤千博さんが当地の出身で、その縁で始まったコンサートですが、2025年は14回目だそうです。僕は、途中から聴き始めて、今回が7回目です。ここ2~3年、遠くから来て下さるお客様が増えているそうで、観客も以前と比べると増えました。
前半は、ベートーヴェンの交響曲第8番。佐々木絵里(猶井祐樹さんの奥様)さんの編曲による弦楽七重奏版の演奏です。第8番は、ベートーヴェンの交響曲の中では、穏やかな曲とされていますが、長原さん以下渾身の演奏で、アグレッシブでした。特にコントラバスの動きは激しかった。
後半は、シュトラウス一家の作品。「こうもり」序曲と「美しき青きドナウ」は、毎回演奏しますが、今年は、「酒・女・歌」と「芸術家の生活」を取り上げてくれて嬉しかった。「爆発ポルカ」では、長原さんの息子さんが大太鼓で参加。新年らしい明るい演奏会でした。
【長原幸太オフィシャルサイト】
長原幸太 オフィシャルサイト (kotanagahara.com)
【信州国際音楽村ホームページ】
財団法人信州国際音楽村 - トップページ (ongakumura.jp)
(当日の写真)
全般に天気は悪くないのですが、浅間山は雲の中でした。
信州国際音楽村 ホールこだま
ベートーヴェンの交響曲第8番を演奏しているところ。長原さんの近くに座っているので、ヴァイオリンの美音が直接聞こえてきます。
リーダーの長原幸太さんによる曲目解説と、メンバー紹介。
メンバー紹介は、写真とともに行われました。
右から、鈴木康浩(ヴィオラ)、猶井祐樹(ヴァイオリン)。猶井さんは、N響の公演で、お見かけすることがあります。鈴木さんのヴィオラ演奏は、フレーズがきれいに響いて、かなり素晴らしい。
アンコールのそり滑りで、佐久間さん(ヴァイオリン)が、頭に巻き付けた鈴で音を出しながら、演奏しているところ。かなり可笑しいですが、ピッタリはまっています。
長原さんと猶井さんの両家の子供達も、手にはめた鈴で演奏に参加。
フィドル・ファドルの演奏で、踊りを披露する森泉さんと猶井さん。これが飛び出してお開きに。また来年も出かけたい演奏会です。