安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

淡竹 (割烹・会席 長野市)

2017-03-31 20:38:19 | グルメ

淡竹(はちく)は、和食のお店で、宴会や会食に僕はたまに利用していました。さらに、おせち料理も作っていて、利用したこともあります。ランチ営業をしばらく中止していたので、今の職場から近いこともあり、再開してほしいとお店の前を通るたびに思っていました。先日、再開のお知らせの貼紙を見たので、さっそく出かけてきました。

 

 

マンションの一階がお店になります。

 

 

一人だったので、カウンターへ。奥に最大24人入る部屋(分割可)と、カウンターの後方には仕切りを挟んで3つのテーブルがあります。2つの女性グループが既に着席して、話に花を咲かせているようでした。

 

壁に「美味礼讃」という額がかかっています。

 

松花堂弁当。20個の限定。他に海老天丼もあり、ランチは2種類です。

 

品のいい料理で、味が濃くないのがよいです。

 

サービスのコーヒー。

落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと昼食をいただき、また来ようと思いながら職場に戻りました。もちろん、会食で、夜また訪れる機会があるかもしれません。

【淡竹】

住所:長野市北石堂町1211-1 グランドハイツ21  1階
電話:026-223-0089
ホームページ:淡竹


飯森泰次郎指揮 名古屋フィルハーモニー交響楽団演奏会(3月26日 上田市サントミューゼ)

2017-03-30 20:09:41 | 演奏会・ライブ

長野県上田市のサントミューゼ(交流文化芸術センター)で、3月26日(日)に名古屋フィルの名曲コンサートがあったので聴いてきました。

   

(出 演)

指揮:飯森泰次郎
ピアノ:金子三勇士
管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団

(曲 目)

ワーグナー / 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲
バルトーク / ピアノ協奏曲第3番
チャイコフスキー / 交響曲第5番 ホ短調 作品64
アンコール曲 チャイコフスキー  / 歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」 

(感 想)

チャイコフスキーの素晴らしさを堪能できました。交響曲第5番のメロディーやハーモニー、リズムと曲に没入できて、この曲は別格です。それも、飯森秦次郎指揮の名古屋フィルの好演があったからで、特に、第2楽章の甘美で儚げな旋律を吹いたホルン主席の安土真弓さんの演奏が、まろやかな音色とフレージングで印象に残りました。

飯森さんの指揮は、低音の響きが豊かで、重厚さが感じられ、大きく鳴らすところと小さなところの対比が大きいようにも思いました。第4楽章では、ティンパニが活躍しますが、短い音符を長く続けている場面もあって、初めてティンパニもいろいろと使えるのだとわかり、感心しました。

ティンパニを演奏した窪田健史さんは、地元の上田高校出身だそうですが、「ニュルンベルクのマイスタージンガーより第1幕への前奏曲」では、サイド・バイ・サイドと称して地元の高校生たちが舞台にあがり名古屋フィルと一緒に演奏をしました。この取り組みは、励みや想い出にもなるよいもので、名古屋フィルの活動に敬意を表し、大きく拍手しました。

バルトークのピアノ協奏曲第3番は、第2楽章など抒情的なところもあり、バルトークとしては親しみやすい曲です。第1楽章や第3楽章に登場する、パーカッシヴなピアノの扱いは、フリーがかったジャズの演奏に通じるものがありました。金子三勇士さんのピアノ演奏は、迫力がかなりあり、力のこもったものでした。


キアラ・パンカルディ THE SONG IS YOU

2017-03-29 20:00:11 | ヴォーカル(A~D)

花粉症なので、久光製薬の「アレグラFX」という薬を買いにマツモトキヨシに行ったところ、レジで、『これと同じ成分で、余計に入っていて、お値段も安いものがあります』と、(株)マツモトキヨシホールディングスのオリジナル商品「アレルギー専用 鼻炎薬」を奨められました。同じならいいかと購入しましたが、薬もプライベートブランドで販売される時代になったのかと驚きました。この薬で、すっきりできれば良いのですが。すっきりとした見通しのよい歌を。

CHIARA PANCALDI (キアラ・パンカルディ)
THE SONG IS YOU (koine 2010年録音)

   

キアラ・パンカルディの「I Walk A Little Faster」は、拙ブログ(該当ページへ)で取り上げましたが、これは、2010年録音の初リーダー作です。第2作目の「I Walk A Little Faster」のセールスが好調だったのか、この第1作めのアルバムが、輸入されて、ディスクユニオンのジャズ東京の店頭にあったので、購入したものです。

メンバーは、キアラ・パンカルディ、(vo)、Nico Menci(p)、Davide Brillante(g)、Stefano Senni(b)、Vittorio Sicbaldi(ds)。伴奏の人は全くわかりませんが、パンカルディと同じくイタリアのミュージシャンだと思われます。伴奏もなかなかよく、特にギターのDavide Brillanteのソロは、ブルージーな味わいを持っています。

曲は、スタンダードとボサノヴァです。「You're Driving me Crazy」、「The Song is You」、「Don't Get Around Much Anymore」、「Sabia」、「So in Love」、「Day By Day」、「On "4th Tuned Blues」、「I Should Care」、「Wade」、「Morro Dois Irmaos」の10曲。「Sabia」は、A.C.ジョビン作曲のボサノヴァで「Morro Dois Irmaos」もボッサ系統です。また、「On "4th Tuned Blues」は、D.Brillanteとパンカルディの共作、「Wade」は、パンカルディの自作です。

パンカルディの透明でクール気味な声でスタンダードやボサノヴァが楽しめます。この第1作では、ボサノヴァやオリジナルも歌われ、彼女の幅広い音楽性と個性が示されています。ミディアムテンポでスキャットも入る「You're Draiving Me Crazy」やテンポが早くランニングベースも効いている「The Song is You」と「Day By Day」あたりがスイングして楽しく、「Day By Day」におけるギター、ピアノのソロもよいです。モード的な響きがする「On "4th Tuned Blues」も面白かった。

【花粉症の薬】

   Allegrafx

から、今年は

   

にしてみました。効くかどうかはこれからです。


斎藤 繁著 「病気に負けない健康登山」(山と渓谷社)

2017-03-28 20:09:03 | 読書

長野市立図書館の棚を見ていたら、登山・ハイキング関連で面白そうな本があったので、借りてきました。副題の「ドクターが勧める賢い登山術」という内容が気になったからです。 

   

著者の斎藤 繁さんは、1961年群馬県生まれで、群馬大学大学院麻酔神経科学分野教授・医師で、専門は手術麻酔、ペインクリニック、集中治療医学、高気圧酸素療法など。1992年日本ヒマラヤ協会クラウン峰登山隊に参加するなど国内外で登山活動を続けるとともに、山岳地帯での救命救急技術に関する臨床研究などを行っている方です。

非常に説得力のある内容で、特に中高年初心者には、参考になる本です。目次と小見出しの抜粋を記しておきます。

(目次と小見出し抜粋)

1 健康によい山登りとは

 健康と登山の関係、健康登山のためのアドバイス、単独行は絶対ダメか

2 遭難例に学ぶ健康登山の鍵

 山岳遭難の傾向、登山中に持病が悪化、下りで転倒し骨折

3 山登りの1日 健康管理のポイント

 山登りの準備、体調チェックの目安、朝起きてからのギアチェンジ、体にやさしい下り方、下山後の体のメンテナンス

4 備えておきたい山での不調

 熱中症は早期の対応が肝心、高所という環境

5 持病のある人の登山

 登山で生活習慣病を予防、肥満対策は食生活改善とセットで、体からのメッセージに耳を傾けよう

(参考になりそうな個所の例)

第3章の朝起きてからのギアチェンジでは、『準備体操も欠かせない重要事項だ。運動前のストレッチングによって、心肺機能が運動待機状態になり、筋肉の循環も高まる。また、筋肉や健の柔軟性が高まり、スポーツ外傷の予防としても欠かせない。』とあります。準備体操は軽視しがちですが、「心肺機能が運動待機状態になる」など、その効用や必要性が具体的に説かれていて、重要性がよく理解できます。

同じく第3章の体にやさしい下り方の部分も目から鱗でした。『関節を長持ちさせるためにも、ソフトな着地を心かけることがポイントだ。』として、歩幅を小さくして一回一回の衝撃を小さくする、予防的に最初から杖やストックを使用する、下りの際にも十分な筋力が温存されるようなプランを考える、といった対策例を挙げています。僕は、下りが苦手なので、ここは役立ちます。

(まとめ)

第5章の登山で生活習慣病を予防では、『ウィークデーは町内で毎日2~4キロの散歩、週末は郊外の山で5時間程度のハイキング、といったパターンが生活習慣病予防の観点からは理想的である』と記し、近郊低山ハイキングも奨めています。手軽なコースで体力強化を心掛けることで、健康増進が図れるし、本格的山登りにも余裕をもって取り組めるようになるとあります。近郊低山ハイキングの奨めは、低山=里山を主に登っている僕には嬉しい記述でした。

読んでいるうちに、山へ出かけたくなりました。日常の歩行時間の延長や階段の昇降回数を増やすなど、春から夏にかけての山登りに備えていきたいと考えています。 


大町温泉郷「薬師の湯」、「宮の森自然園」と「鹿島橋からの北アルプス」。(3月25日 長野県大町市)

2017-03-27 19:50:48 | お出かけ・その他

先週末の25日(土)の朝、前夜から降った雪が屋根に積もって白くなっていました。朝の気温も低く、今年は春が来るのが遅いような気がします。当日、長野市から安曇野市に行くのに、温泉で暖まろうと、大町市経由にして、大町温泉郷の日帰り温泉「薬師の湯」に寄りました。また、営業開始時間(冬は午前10時)より大分早く着いたので、散策もしてみました。

【薬師の湯】

住所:長野県大町市平2811-41
電話:0261-23-2384
ホームページ:yakushino-yu

泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性中性高温泉)
泉温:摂氏62.8℃(源泉)

 

大町温泉郷の入り口。大町温泉郷のお湯は、葛温泉から引いてきています。

 

大町温泉郷の横を通り、黒部ダムに通じる道路。

 

温泉郷入り口を少し行くと左手に薬師の湯の看板が見えます。

 

10台ほどの車が停まっていました。駐車場は広いです。

 

 

薬師の湯の玄関。

 

ロビー。右手には畳敷きの広い休憩室や食堂があります。お風呂の写真は撮らなかったので、ホームページをご覧ください。

【宮の森自然園】

 

温泉郷ウォーキングコースが設定されています。温泉郷と道路を挟んで南側になります。

 

 

人家や田んぼがある横を歩いて行きます。

 

 

宮の森自然園に到着。

 

 

ザゼンソウ。まだ、水芭蕉には早いようで、全く見かけませんでした。

 

 

散策しやすいように整備されてます。

 

園内を流れている小川。それほど広い自然園ではありませんが、散歩するのによいです。

 

鹿島川の土手を通ってウォーキングコースが続いています。

【鹿島橋からの眺望】

 

市街から行くと、大町温泉郷の手前に鹿島橋があります。真ん中あたりに展望できるように歩道が広くなっている場所があります。そこからの展望です。

 

 

鹿島槍ヶ岳。雲がかかってしまい、もう一つです。

 

爺が岳

 

鳴沢岳

 

左から鳴沢岳、右に岩小屋沢岳