カレーを食べたくなって、CoCo壱番屋安曇野インター店へ。「手仕込みささみカツカレー」をPRしていたので、それを注文。ささみカツの量が多く、サクサクでとても美味しくいただきました。揚げ上げの楽しいアルバムを。
ART TAYLOR (アート・テイラー)
TAYLOR'S WAILERS (Prestige 1957年録音)
アート・テイラー(ds, 1929~1995年)は、バド・パウエルやジョージ・ウォーリントンと共演するなど、ハードバップ期に活躍したドラマーですが、1963年にヨーロッパに拠点を移し、20年間はそちらで活動していました。そのように活動期間は長いですが、とりわけ、ハードバップ期の名盤への参加によって印象に残っています。本作は、テイラーの初リーダー作です。
Donald Byrd(tp)、Jackie McLean(as)、Charlie Rouse(ts)、Ray Bryant(p)、Wendell Marshall(b)、Arthur Taylor(ds)。
John Coltrane(ts)、Red Garland(p)、Paul Chambers(b)、Arthur Taylor(ds)。
曲目は次のとおり。
1 Batland (Lee Sears)
2 C.T.A. (Jimmy Heath)
3 Exhibit A (Lee Sears)
4 Cubano Chant (Ray Bryant)
5 Off Minor (Thelonious Monk)
6 Well, You Needn't (Thelonious Monk)
Lee Sears作のトラック1「Batland」と3「Exhibit A」以外の4曲は、ジャズオリジナルとしてよく知られている曲です。特に、この1957年当時で、セロニアス・モンクの2曲が選曲されているのは、画期的。
アート・テイラー(ds)は、レッド・ガーランドの「Groovy」やバド・パウエルの「The Scene Changes」といった名盤において、ことにブラシプレイで貢献しているのが頭に浮かび、サイドメンとしての活躍が目立ちます。自身のリーダー作もプレスティッジやブルーノートにあり、本作は、初リーダー作です。テイラー(ds)の長めのソロは「Off Minor」で聴けますが、メロディアスかつ豪快で、アート・ブレイキーあたりのプレイを想起させます。ミディアム・テンポで、ブルージーな曲想の「Batland」や「Cubano Chant」では、ドナルド・バード(tp)やジャッキー・マクリーン(as)らのソロが続きとても楽しいですが、「C.T.A.」におけるコルトレーン(ts)のソロも見逃せません。