安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ベニー・グリーン(p)・トリオ・ライブ (11月28日 東京都千代田区岩本町 Tokyo Tuc)

2018-11-30 20:10:56 | 演奏会・ライブ

ベニー・グリーン(p)のライブが、Tokyo Tucであったので聴いてきました。CDは何枚か持っているのですが、ライブを聴くのは初めてです。 サイドメンも素晴らしく、かなり期待できそうです。

   

(出 演)

ベニー・グリーン (Benny Green) (p)
ピーター・ワシントン (Peter Washington) (b)
ルイス・ナッシュ (Lewis Nash) (ds)
井上 智 (g、ゲスト)

(曲 目)

ベニー・グリーンが曲の紹介も行っていましたが、聞き取れない曲があり、ケニー・バロン作曲のものはよくわかりませんでした。

第1セット

Split Kick (Horace Silver)
Hipsippy Blues (Hank Mobley)
ケニー・バロン作曲の曲(曲名不詳)
Newest Blues (Cedar Walton)
Theme for Ernie (Fred Lacey)
Just One of Those Things (Cole Porter)

第2セット

Dat Dere (Bobby Timmons)
Hi-Fly (Randy Weston)
Chant (Duke Pearson)
It Might as Well be Spring (Richard Rogers)
(北陸新幹線最終に乗るために、この曲の途中で、お店を出ました(涙)。まだまだ続いたと思います。)

(感 想)

座った席は、ルイス・ナッシュ(ds)の左すぐ後方でドラミングがよく見える位置でした。最初の「Sprit Kick」は、ナッシュの打ち出すラテンリズムから演奏が開始し、ハードバップ全盛期を想わせる熱いソロが続き、興奮。この曲は、アート・ブレイキーのアルバム「A Night at Birdland」(Blue Note)の1曲目に収録されていますが、それをオープニングに演奏してくれたので、それだけで感激。

ベニー・グリーン(p)は、「Just One of Those Things」など早い曲では、32分音符の連続かと思うような細かな音によるアグレッシブなソロをとるなど迫力十分で、一転して「Theme For Ernie」などのバラードでは、美しいイントロもつけて、和音の響きを大切に情緒豊かでした。

ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)のリズムの立ち上がりの速さと多彩なプレイもよく、ワシントンのソロは、メロディアスなことに加えて、同じフレーズの繰り返しがほとんどないのに驚きました。ゲストの井上智(g)は、各セット初めの2曲に加わっていました。

ピアノトリオでやったシダー・ウォルトン作「Newest Blues」のブルージーこの上ないサウンドと各人のソロが強く印象に残るなど、スイングしたメインストリーム系のジャズを堪能できました。本来なら宿泊してゆっくり聴きたかったのですが、翌日の日程のせいで中座せざるを得なかったのが、残念でした。

ベニー・グリーン(p)

ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)

お店は地下になります。

休憩時間中のクラブ内。満席です。


Port(ポルト) (イタリアン・フレンチ 長野市南千歳)

2018-11-29 20:16:21 | グルメ

昼食にたまにはイタリアンなど洋食が食べたいと思い、ブラブラと長野駅方面に向かいました。前から気にかかっていたPort(ポルト)というお店の看板が目に留まったので、初めて入ってみました。地下一階にあるお店ですが、扉を開けると、女性客で大賑わいでした。

別の部屋に案内されて、ランチメニューの中から「神戸牛100%メンチカツ」を注文。胡椒がほどよく効いて、美味しい味わいのメンチカツでした。次々と入ってくるお客様は、パスタランチを注文していたので、本来はイタリアンのお店だと思いますが、長野市ではあまりない洋食店としても活用できそうです。次回は、ステーキランチにするつもりです。 

   

小さ目な看板ですが、目立ちます。

お店は地下一階です。「From Kobe」とあり、関係するお店が神戸市にあるのでしょうか。

お店を入ったところ。オープンの厨房が正面に見えます。左にテーブル席が並びます。僕は、この右手前の扉を開けて別の部屋に通されました。

こちらの部屋の席に案内されました。次々と席が埋まり、僕がお店を出るころには満席状態になりました。

ランチのメニューです。本来こちらのお店は、瀬戸内海の魚の料理が看板のようです。

サラダ。盛りがよくて、ボリュームあります。

神戸牛100%メンチカツ、バケット。

メンチカツ。洋食好きな僕には、嬉しいメニューです。

バケットもほどよく温まっていて美味しくいただきました。ごはんも注文できます。

ドリンクは、ドリンクバーから自分でとってくるスタイルです。グレープフルーツジュースと珈琲をまずもってきました。後で、オレンジジュースもいただきました。

【Port(ポルト)】

住所:長野県長野市南千歳1-7-5
電話:026-262-1317
ホームページ:post.owst.jp


グレッグ・ルギエロ IT'S ABOUT TIME

2018-11-28 20:11:11 | ギター

長野駅前のスターバックスに入ったら、キャンドルケーキという新作のケーキがあって、店員さんが『このキャンドルケーキは、売っているお店とそうでないお店があって、限定品です。』と説明してくれたので、限定品という言葉に釣られて注文しました。珈琲と一緒に美味しくいただきましたが、形、味ともに本物のキャンドルのように温かくなるような商品でした。ギターの温かな響きを聴きます。

GREG RUGGIERO (グレッグ・ルギエロ)
IT'S ABOUT TIME (SWING ALLEY 2016年録音)

   

最近ライブで耳にするジャズギター奏者は、金属的な高音を響かせることが多く、それだけで気が滅入ってしまうことがあります。グレッグ・ルギエロも、パット・メセニーやカート・ローゼンウィンケルらから影響を受けていて、本来コンテンポラリーな演奏をするミュージシャンのようですが、ルギエロの3作目に当たるこの新作は伝統を感じさせるもので、店頭で耳にして即購入しました。

メンバーは、Greg Ruggiero (g)、 Murray Wall(b)、 Steve Little (ds)で、ギタートリオによる演奏です。ルギエロは、スペイン出身のギタリストですが、2004年以来ニューヨークに在住し、現在、MezzrowやDizzy's Club Coca-Cola など有名クラブに出演しています。

曲目は、スタンダードです。「Gone With The Wind」、「April in Paris」、「I'll See You In My Dreams」、「Polka Dots and Moonbeams」、「Where or When」、「If Dreams Come True」、「Things Ain't What They Used To Be」、「Liza」、「Don't Blame Me」、「Tangerine」の10曲。エドガー・サンプソン作の「If Dreams Come True」やジョージ・ガーシュイン作の「Liza」は、最近はあまり演奏されないかもしれません。

グレッグ・ルギエロ(g)のこのギタートリオは、レギュラーでジャズクラブへも出演をしているためか、息があったスイングする演奏を繰り広げています。スタイル的にはバーニー・ケッセルのプレイを思い浮かべますが、明るい音色で響きにはフレッシュなところも聴かれます。はじめの「Gone With The Wind」から、ワクワクするような演奏が行われ、同じくスインギーな「I'll See You In My Dreams」や「Liza」、バラードで繊細な「Polka Dots and Moonbeams」など快演が続きます。ベース、ドラムスもソロ、サポートともに心地よい。

【グレッグ・ルギエロ・ホームページ】

gregruggiero.com 

【スターバックス珈琲のキャンドルケーキなど】

クリスマスブレンドとキャンドルケーキ。気分は、早くもクリスマスです。

キャンドルケーキのアップ。

店内

外観

街路樹もかなり葉っぱを落としています。宝石店の店頭には、クリスマスツリーが見えます。スタバと同じ通り沿いにあるお店です。


Km BLUE (ジャズ喫茶 群馬県太田市)

2018-11-27 20:14:31 | ジャズ喫茶

先日、群馬県前橋市のジャズ喫茶「木馬」に寄ったあと、足を延ばして同県太田市のジャズ喫茶「Km BLUE」(ケーマイナー ブルー)に行ってきました。Km BLUEは、2年程前から営業をされてるジャズ喫茶で、前から訪れてみたかったのですが、遠いと思い込んでいて躊躇していました。しかし、高速道路を使えば意外に近くて驚きました。

店内のたたずまいは、すっきりとして、清潔感があり好感が持てました。JBLとALTECの大型スピーカーが置いてあり、日替わりで鳴らしているとのことでした。また、グランドピアノもあって、ライブにも力を入れているようです。珈琲も美味しく、また来たいと思いながら帰路につきました。

わかりやすい看板。駐車場が広いです。

お店の外観。

入口。

一歩入ると、驚きの2システム。

店内の様子。

カウンター席もあります。カウンター内に、レコード棚やオーディオ類がセットとされています。

ディスプレイされているジャケットはジャズの名盤で、僕の好きなものばかりで、マスターと趣味があいそうでした。

店内に貼られたライブのお知らせ。

グランドピアノの後方から店内を撮影。

正面に据えられたスピーカーなど。入店時には、CDでベニー・ゴルソンの「Turning Point」がかかっていました。

   

JBLのスピーカー  4344MKⅡ STUDIO MONITOR

   

1976年発売のALTEC LANSING Model 19でしょうか。

  

マッキントッシュのパワーアンプMC501が2台、スピーカーの間に置いてあります。

   

カウンター内にあるオーディオ機器。

「何かかけましょうか」と、マスターに言われたので、「Stars Fell on Alabama」が含まれている、キャノンボール・アダレイ(as)の「In Chicago」をリクエストしました。アルテックのスピーカーによる再生ですが、倍音成分が出ているのがわかる音色といえばよいのでしょうか、妙なるアダレイ(as)の調べでした。

続いて、マスターが、アート・ペッパーの「Meets The Rhythm Section」をレコードでかけてくれました。

チキンカレーを注文。珈琲もいただきましたが、それは撮り忘れました。

アイスコーヒーもいただきました。

【Km BLUE(ケーマイナー ブルー)】

住所:群馬県太田市龍舞町5482
電話:0276-50-1335
営業:12:00~20:00  木曜日定休


レコードプレーヤー「DENON DP-400」を購入しました。 

2018-11-26 20:31:55 | オーディオ

安曇野市の自宅にもレコードプレーヤーがほしいと考えていたのですが、先日ようやく購入できました。使い勝手がよく、重くなく、リーズナブルなものがほしいと思い、2~3候補を挙げてみましたが、今年の8月に新しく発売されたDENON DP-400にしました。主な特徴はメーカーによれば次のとおりです。

  • 現代的なデザイン
  • 伝統のS字型ユニバーサルトーンアーム
  • オートリフトアップ&ストップ機能
  • 33- 1/3、45、78回転対応
  • ターンテーブルの回転精度を高める回転制御機能
  • MMカートリッジ対応フォノイコライザー搭載
  • レコードスタンドにもなるダストカバー

また、主な仕様の抜粋は次のとおりです。

【ターンテーブル部】

駆動方式 ベルトドライブ
モーター DCサーボモーター
回転速度 33- 1/3、45、78回転
ワウ・フラッター 0.1 % WRMS
S/N比 62 dB

【総合】

外形寸法 W414 × H105 × D342 mm
W414 × H132 × D347 mm(ダストカバー取り付け時)
質量 5.6 kg(ダストカバーを含む)
消費電力 10 w

Denon DP-400公式ホームページへのリンク:Denon DP-400

【DENON DP-400を組み立てして試聴しました】

このプレーヤーですが、オートリフトアップ&ストップ機能が付き、軽量で手軽に扱えることが気に入りました。アーム部全体は上下できませんが、そこそこのカートリッジはつくようです。ただし、コード類は細いので、換えたほうがいいかもしれません。

アート・ペッパーのレコードでまず試聴。付属のカートリッジを使っています。

カートリッジをオーディオテクニカのAT150E/Gに変更してみました。まずまずの音が出るようになりました。

全体のシステムが小型であることもあり、最もフィットしたのは、ピアノトリオが伴奏したヴォーカルアルバムです。キャロル・スローンの日本録音盤を聴きました。

レコード立てにもなるダストカバーですが、聴かないときは、このようにかけておきます。

全く片付いていませんが、現在の部屋の様子です。聴いていると、もう少し大きなスピーカーがほしくなってきます。プレーヤーについては、使い勝手がよく、デザインもよいので、安曇野市の自宅では、これで当分いきます。

(参考にしたSTEREO誌12月号の記事)

   
表紙
   
年間最優秀コンポ2018のアナログプレーヤー部門では、DP-400は4番目に入っていました。トップは、ラックスマンのPD-151で、それは素晴らしそうです。
 
   
USB録音機能のついた兄弟機の検証記事も載っていました。USB録音以外は、僕の買おうとしていた機種と同じなので参考になりました。