安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

前橋のジャズ喫茶「木馬」へ。木馬がかつて主催したジャズ・ライブの録音を聴きました。

2023-01-31 19:30:00 | ジャズ喫茶

先日、前橋市のジャズ喫茶「木馬」へ今年初めて寄りました。マスターは、『主催したコンサートのカセットテープが出てきたので、CDで聴けるようにしたので聴いてみて』と話して、かけてくれました。

クリス・コナーやアニタ・オデイといった歌手のものや、オスカー・ピーターソン(p)、ズート・シムズ(ts)らの録音がありました。珈琲を飲みながら聴いているうちに、ライブ会場にいる気分に。

木馬外観

店内。基本的には変わりありません。

カウンター席

クリムトの絵を参考に造られたと思われるお皿やカメラが展示されています。今回、初めて気づきました。

ジャズライブのCDが聴ける旨のお知らせ。

レコード用のオーディオ装置は変わりありません。

今回新たに、カセットテープからCDに録音できる装置を導入しています。製品名は、「TASCAM CC-222SL MKⅡ」です。TASCAMホームページ:CC-222SLMKII | 製品トップ | TASCAM (日本)

クリス・コナーの1983年4月16日の公演を録音したもの。写真は、マスターが撮影したもの。

ダイアン・リーヴスの2000年11月30日の公演のもの。

ミルト・ジャクソンの公演を記録したCD。まだどこかにテープが保管されているはずだと仰っていたので、いろいろ出てくるかもしれません。当時のことなども、聞かせていただきました。

注文したのは、ケーキセット。

濃厚なチョコレートケーキです。

ブレンドの味も変わりありません。ジュニア・クック(ts)が入ったライブ録音があり、それを聴きたいので、近いうちにまた訪れたいと思いながら、お店を後にしました。

【木馬】

住所:群馬県前橋市下小出町2-1-12
電話:027-231-6520
ホームページ:木馬 - 中央前橋/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)


トゥガン・ソヒエフ指揮 NHK交響楽団 高崎公演【バルトーク:ヴィオラ協奏曲、ラヴェル:ダフニスとクロエ、ドビュッシー:海】

2023-01-30 19:30:00 | クラシック演奏会

トゥガン・ソヒエフ指揮NHK交響楽団の演奏会が高崎芸術劇場であったので、聴いてきました。

   

チラシ表

(出 演)

指揮:トゥガン・ソヒエフ
ヴィオラ:アミハイ・グロス
管弦楽:NHK交響楽団 (コンサートマスターは、白井圭) 

トゥガン・ソヒエフさんは、2008年から2022年までトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団音楽監督、2014年から2022年までボリショイ劇場音楽監督を務めた他、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルなど世界一流オーケストラに客演。アミハイ・グロスさんは、タベア・ツィンマーマンなどに師事。ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者で、ソリスト、室内楽奏者としも活躍。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。

(曲 目)

バルト―ク / ヴィオラ協奏曲(シェルイ版)
  
   〈休憩〉

ラヴェル / 「ダフニスとクロエ」組曲第1番、第2番
      第1番:夜想曲、間奏曲、戦いの踊り 第2番:夜明け、無言劇、全員の踊り

ドビュッシー / 交響詩「海」
       夜の夜明けから真昼まで、波の戯れ、風と海の対話

(感 想)

プログラムは、1月25日、26日にサントリーホールで開催された定期公演Bプログラムと同一で、演奏も、極めて満足度が高いものでした。ソヒエフさんは、指揮棒をもっての指揮でしたが、細部まで神経が行き渡り、セクションごとの音が揃っていて、なんというか鋭さまで感じました。

ラヴェルの「ダフニスとクロエ」は、コンサートで聴くのは初めてだったので、弦楽器の小刻みな出だしや、指を弦に滑らせていく技法などが、目の前で観れて、それも面白かった。第2番の「無言劇」におけるフルートソロは舞い上がるようで、見事。

ドビュッシーの「海」も、音の強弱にしろ、音色にしろ、かなりダイナミックで、ムード的に捉えていたこの曲に対するイメージが変わりました。バルトークのヴィオラ協奏曲は、グロスさんのヴィオラがよく鳴り、良い演奏だと思いましたが、バルトーク特有の旋律は、今一つ馴染めません。

(出演者のプロフィール) 

 

   

【NHK交響楽団ホームページ】

NHK交響楽団/NHK Symphony Orchestra, Tokyo (nhkso.or.jp)

演奏会の日程などが載っています。

【あらかじめ聴いたCD】

   

ドビュッシー:交響詩「海」、ピエール・ブーレーズ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1966年録音)。愛聴盤は、シャルル・ミュンシュ指揮のものですが、今回は、ピエール・ブーレーズ指揮のものを聴きました。


チャック・マンジョーネ「RECUERDO」、高崎市の「cafe rest」でデザートピザの軽食。

2023-01-29 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

昨日は、高崎市でコンサートを聴いたのですが、ランチを省略し、終演後の4時過ぎに、ヤマダデンキビル内の「cafe rest」でおやつをいただきました。注文したデザートピザは、甘過ぎだった気がします。ほどよい甘さの作品。

CHUCK MANGIONE (チャック・マンジョーネ)
RECUERDO (JAZZLAND 1962年録音)  

   

チャック・マンジョーネ(tp, flh  1940年生)は、1970年代にポップス系の「Feels So Good」(1977年)などの大ヒットを飛ばし、名前も広く知られるようになります。元々は、アート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズに在籍(1965~1967年)もしたハードバッパーで、本作はサイドメンも良く、たまに聴きます。

メンバーは、チャック・マンジョーネ(tp)、ジョー・ロマーノ(ts, fl, as)、ウィントン・ケリー(p)、サム・ジョーンズ(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。ケリー以下リズム隊のメンバーが揃っていて、特に、サム・ジョーンズのベースプレイが光っています。

曲目は次のとおり。

1  Recuerdo (Chuck Mangione)
2  Big Foot (Charlie Parker)
3  I Had The Craziest Dream (Harry Warren)
4  Solar (Miles Davis)
5  Blues For Saandar (Chuck Mangione)
6  If Ever I Would Leave You (Frederick Loewe)
7  The Little Prince (Chuck Mangnione)
チャック・マンジョーネの自作が4曲、パーカーとマイルスのジャズオリジナルが2曲、スタンダード曲が2曲と、バランスのとれた選曲になっています。

チャック・マンジョーネ(tp)が21歳の時の録音で、充実した内容です。「Recuerdo」では、やや東洋調の曲調が面白く、ジョー・ロマーノの吹くフルートが爽やか、「Big Foot」や「Solar」におけるサム・ジョーンズ(b)のバッキング、ソロが素晴らしい。バラード「I Had The Craziest Dream」では、マンジョーネ(tp)のミュートソロが抒情的で、マイルス・デイヴィスからの影響も感じさせます。「The Little Prince」はタイトルどおり可愛らしいナンバー。

レコードジャケット裏面にある写真。左から、ウィントン・ケリー(p)、サム・ジョーンズ(b)、ジョー・ロマーノ(ts)、チャック・マンジョーネ(tp)。

(参考)本作から「Recuerdo」が聴けます。

Chuck Mangione Recuerdo - YouTube

安曇野市宅で聴いているところです。飾ってあるレコードは、右から、マンジョーネ・ブラザース「The Jazz Brothers」(Riverside)、本作「Recuerdo」、マンジョーネのレコードは2枚しかないので、JAZZLANDレーベルのものを2枚で、ジュニア・マンス「Filet of Soul」、レッド・ガーランド「The Nearness of You」です。

【Cafe resto】

住所:群馬県高崎市栄町1−1 LABI1高崎 5F  LIFE SELECT高崎
ホームページ:カフェレスト (Caferesto) - 高崎(JR)/カフェ/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)


入口
 
 
店内。高崎駅東口のヤマダ電機ビル5階の飲食フロアにあるのですが、店内は落ち着きがあります。
 
 
椅子も座りやすいものです。
 
 
注文したデザートピザ。想定よりも形が大きく、しかも厚みがあって、とてもデザートとは思えません。
 
 
アイスクリームとベリーの実とジャムが乗っています。
 
 
時間が経つとアイスクリームが溶けるので、大急ぎで食べました。この大きさですから、軽食と言った方がよいかもしれません。もっとも、2~3人分を想定しているのかも。
 
 
ブレンドコーヒー。すっきりとした味わいでした。

佐々木譲著「樹林の罠」(角川春樹事務所)を、札幌市の地図を参考にしながら読みました。

2023-01-28 19:38:44 | 読書

佐々木譲の新刊「樹林の罠」を読みました。2022年12月発行の単行本ですが、道警・大通警察署シリーズの最新刊で面白そうなので購入。その前の9冊目の「雪に撃つ」を読んだばかりです。(その記事へのリンク

   

表紙。

(著者について)

佐々木 譲 (ササキ ジョウ)さんは、1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、飛んだ」でオール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞。

(帯裏にあるあらすじ)

轢き逃げの通報を受け、臨場した北海道警察本部大通署機動捜査隊の津久井卓は、事故ではなく事件の可能性があることを知る。それは被害者が拉致・暴行された後にはねられた可能性が高いということだった。その頃、生活安全課少年係の小島百合は、駅前交番で保護された、旭川の先の町から札幌駅まで父親に会いたいと出てきた九歳の女の子を引き取りに向かう。一方、脳梗塞で倒れた父を引き取るために百合と別れた佐伯宏一は、仕事と介護の両立に戸惑っていた。そんな佐伯に事務所荒らしの事案が舞い込む…。それぞれの事件がひとつに収束していく時、隠されてきた北海道の闇が暴かれていく―。

(感 想)

これで10冊目となる北海道警・大通署シリーズですが、今回も期待に違わぬ面白さでした。実は、事件、捜査の舞台となる札幌市街地を、佐伯、小島、津久井といった主人公達が縦横無尽に駆け回るので、札幌市街図を購入し、たまに参照しながら読みました。例えば、「大通公園の西十丁目」や「石山通」がどこかと。

略取誘拐や住居侵入の罪状で、犯人逮捕に進むのですが、その大元は、旭川近郊での意図的な違法な伐採で、それを隠すために行われた犯罪です。山林の伐採が、事件の鍵を握ることにもなって、実に北海道らしくて、着想が素晴らしい。

本シリーズの特長ですが、現代の出来事を反映させてあります。本書でも、コロナ禍に伴う繁華街の不振や旅行助成の話があったり、父親の介護問題など、極めて今日的です。最後の立ち回りの舞台は、ススキノのビル「ラフィラ」が取り壊された跡です。札幌へ行きたくなりました。

【購入した地図】

   

昭文社の札幌市の地図です。

札幌中心地です。札幌は、碁盤の目のようになっていて、例えば、文中に「南六西二」と出てくるのは、南六条西二丁目のことです。しかし、これが僕にはまだ慣れません。知っている場所もあるので、地図を眺めているのも楽しい。

(参考)【ランティエ2023年2月号】

ランティエホームページ:株式会社 角川春樹事務所 読書情報誌ランティエ (kadokawaharuki.co.jp)


CoCo壱番屋のスープカレーの種類が増えてびっくり。「ローストキチン」と「海の幸」をいただきました。

2023-01-27 19:57:11 | グルメ

寒いので、スープカレーが食べたくなり、CoCo壱番屋安曇野インター店へ行きました。ローストチキンを注文しましたが、今シーズンは、スープカレーのメニューが拡充され、いろいろな種類がありました。

後日、長野中御所店で、「海の幸」スープカレーをいただきました。イカ、小海老、貝が入っていて、味も気にいりました。具材が大きな海鮮だと、札幌の専門店に行く必要がありますが、これはこれで結構美味しい。

【CoCo壱番屋安曇野インター店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高140番地1 スワンガーデン安曇野内
ホームページ:カレーハウスCoCo壱番屋 (ichibanya.co.jp)

外観。スープカレーの垂れ幕に誘われて入店。

メニュー

イロイロなトッピングで楽しむということで、海の幸や、ソーセージ、ハンバーグなどあります。

ベジタブルスープカレーという品物もあります。

野菜サラダを注文

ローストチキンのスープカレー

ローストチキンは、小ぶりなので、食べやすい。

【CoCo壱番屋長野中御所店】

住所:長野県長野市中御所五丁目9-7

外観

店内。やや早い時間なので、独り占めでした。カウンター席もあります。

セットメニューにして、サラダ・ドリンクも注文しました。

野菜サラダとオレンジジュース。

海の幸のスープカレー。CoCo壱番屋で、感心するのは、ごはんが良いことで、これは200gなのですが、全部いただきました。150gでもよいのですが、お腹も空いていたので。

海の幸。イカのリングが見えますが。柔らかめでした。

小さいですが海老です。

貝がいくつも入っています。スープもまろやかな感じで良かった。

創業祭というのをやっていて、くじ引きでスプーンが当たるそうです。

めくってみましたが、外れでした。応募券を送付すれば、抽選には参加できます。でも、確率低いので、どうしようかと。イベントの開催もしていて、CoCo壱番屋は、元気があります。