6月28日(金)~29日(土)に仙台へ行ってきました。太田和彦さんの著書「大人の居酒屋旅」(その記事へのリンク)に触発されて、島崎藤村の詩碑を見たくなったことが直接の契機です。
また、ブロ友さんのブログで拝見したジャズ喫茶への訪問、さらに、伊達政宗公のお墓である瑞宝殿へも行きたかったからです。まず、藤村の詩碑の紹介と、友人との夕食(小宴会)の模様です。
(島崎藤村の詩碑)
初恋通りに立つ藤村の詩碑。若菜集から「初恋」の第3段落です。
(太田和彦著「大人の居酒屋旅」藤村詩碑の紹介ページ)
今回の旅に、「藤村詩抄」を持っていき、新幹線車内などでパラパラ見ていました。
藤村の小説は、ほとんど読んでいませんが、藤村の詩は好きで、昔から詩集は読んでいました。
藤村は、明治29年、24歳の時に東北学院教師として来仙。旅人宿「三浦屋」の二階に下宿し「若菜集」を書いた。(太田和彦 大人の居酒屋旅より)。
仙台駅東口の商業ビルBiViと東口交番の間の歩行者専用道路に藤村の詩碑があります。これは詩碑ではありませんが、最も駅寄りにあり、『島崎藤村 青春の地の名掛丁』と刻まれています。
「初恋通り」名付けられています。この通りは、一本道を横切って、北の方向に伸びています。
島崎藤村の「若菜集」より 初恋。最初の段落が彫られています。
あまりにも絵になっていたので、写真撮りました。若菜集の初恋から、第2段落目の『やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり』が刻まれています。
塩竈神社。ここが藤村が下宿していた三浦屋の跡地のようです。突き当たりなので左折すると、すぐ藤村広場です。
藤村広場
道路沿いに詩碑などがあります。
「日本近代詩発祥の地」という碑。島崎藤村が若菜集を書いた地であることを記してあります。
島崎藤村「草枕」詩碑の説明。『心のやどの宮城野よ 乱れて熱き吾身には 日陰も薄く草枯れて 荒れたる野こそうれしけれ』~と続きます。
若菜集から「潮音」の詩碑。市井の人、末永喜一さんが、荒浜に私費でこの碑を立てたのですが、平成23年の東日本大震災の津波で痛み放置されていました。それを名掛丁の有志が、平成27年にこちらに移設したもの。
(牛たん炭焼き 利久 東七丁店で小宴会)
宿泊した駅東口のホテルのすぐ近くにお店はあります。1階が利久です。藤村の詩碑がある初恋通りもすぐそばです。
店内。オープンと同時に入りました。
まず、晩酌セットのAセットを頼みました。
ビールで乾杯
お刺身3点盛
冷奴
カキフライ2個。このカキがふっくらとして、すごく美味しかった。やはり海の近くは違うと実感。
ハイボール
友人が注文した「みちのく定食」。大判牛タンとめかぶとろろ丼、牛たん炭焼き2枚(4切)、おしんこなど。
僕の注文は、牛タン定食、厚い牛タンです。
牛タン。結構、柔らかくて、美味しい。
しぐれ煮。多分、カツオかな。
テールスープ。これもいただきたかったので、定食にしました。
スープにはお肉も入っています。牛タン自体は、新しいものですが、すっかり仙台の味として定着したようです。このあと、一番町のジャズ喫茶「Count」(カウント)に行きました。続きます。
【牛たん炭焼 利久 東七番丁店】
住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡2-3-22
電話:022-296-3577
ホームページ:牛たん炭焼 利久 東七番丁店 (ぎゅうたんすみやき りきゅう) - 仙台/牛タン/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)