安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

1泊2日で仙台へ(4)。瑞鳳殿、仙台市立博物館、「カフェモーツァルト テオ」のランチ。

2024-07-03 19:30:00 | 旅行

仙台2日目の朝、市内循環の観光バスに乗ったのですが、瑞鳳殿前で下りた後、道路の段差に気づかず、転倒してしまい、脚に大きな擦り傷、衝撃でカメラが作動しなくなるというアクシデントが発生。

歩けたのは良かったのですが、以降、写真は写りの良くないスマホのものになります。写真が見にくいですが、ご容赦を。この記事に限らず、当分は、不鮮明な写真が続きます。

【2日目の行程】

6月29日(土) 仙台駅 → 瑞宝殿 → 仙台市立博物館とランチ「cafe mozart theo」 → 仙台城址 → 仙台駅「ずんだカフェ」 → 新宿ピットイン(ジャズライブ) → 長野駅 

【瑞鳳殿】

住所:仙台市青葉区霊屋下23-2
電話:022-262-6250
ホームページ:瑞鳳殿ー仙台藩祖伊達政宗公が眠る霊屋 (zuihoden.com)

瑞鳳殿は、1636(寛永13)年、70歳で生涯を閉じた伊達政宗公の遺命により、その翌年、二代藩主伊達忠宗公により経ヶ峰(きょうがみね)に造営された墓所(霊屋)です。1931年に国宝に指定されましたが、戦災で焼失。現在の建物は、1979(昭和54)年に再建され、2001(平成13)年に改修が行われ、創建当時の姿に。

入口です。

    

瑞鳳殿前。

   

豪華絢爛な建物で、さすがに伊達家です。瑞鳳殿は、公益財団法人ですが、多分、仙台市の外郭団体だと思われ、改修など、よくやっていると感心しました。

   

同じ敷地内には、殉死した家臣たちのお墓もあります。

   

あまりにも、写真が不鮮明なので、パンフレットの表紙をコピーして掲載しました。

【仙台市博物館】

住所:仙台市青葉区川内26<仙台城三の丸跡>
電話:022-225-3074
ホームページ:仙台市博物館 (city.sendai.jp)

昭和26年に仙台伊達家から寄贈された資料群(伊達家寄贈文化財)の保管・展示・研究のために、仙台城三の丸跡に昭和36年に開館。ユネスコ記憶遺産に登録された「国宝 支倉常長像」など3点を含む国宝「慶長遣欧使節関係資料」や、重要文化財の伊達政宗所用具足・陣羽織、豊臣秀吉所用具足など約10万点を収蔵。

正面入口。常設展には、伊達家関連の展示物が多くあり、実に楽しめました。

伊達政宗の書状。

重要文化財 黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用。三日月のデザインが映えます。

伊達政宗公の肖像画

江戸中期の水玉模様の陣羽織。これは、伊達家だからこその図案かもしれません。お洒落で驚きました。

陣羽織の裏面。一通り、さっと見ただけですが、伊達家や仙台藩に関する、お宝ものがいっぱいで、寄ってみて良かったです。

さらに、なんとこの4月2日に、博物館内にカフェモーツァルトの店舗が出来、ランチをいただくことができました。

【cafe mozart theo カフェモーツァルトテオ(仙台市博物館)】

住所:宮城県仙台市青葉区川内26 仙台市博物館2F
電話:022-263-0165
ホームページ:cafe mozart theo (モーツァルト テオ) - 国際センター/カフェ | 食べログ (tabelog.com)
       カフェモーツァルト cafemozart(@cafe_mozart_sendai) • Instagram写真と動画

博物館内を歩いてみて、お店がオープンしていることを知りました。遅いランチに良い時間だったので、喜んで入りました。

店内(この写真及び次の写真は、日刊せんだいタウン情報のホームページからお借りしました。)

テラス席もあり、当日はこちらは一杯でした。

なんと、オーディオ機器が充実していて、マッキントッシュのアンプが置いてあります。

写りが良くありませんが、せっかくなので掲載しておきます。

スピーカーはKEFです。店内には、モーツァルトの弦楽合奏曲が流れていました。オーディオファンにポイントが高いと思います。目の保養になりました。

仙台牛と宮城県産豚の合い挽きハンバーグのランチセットを注文。

なかなか良いです。お腹も空いていたので、美味しくいただきました。

サラダが新鮮。

スープ

食後のコーヒー。カフェモーツァルトは、こちらも含めて宮城県内に6店舗ありますが、そもそもの一番町の「カフェモーツァルト」や片平の「カフェモーツァルトアトリエ」を訪れてみたい。

アクシデントはありましたが、もう少し市内観光を続けました。


1泊2日で仙台へ(1)。島崎藤村の詩碑と初恋通り、「牛たん炭焼 利久 東七番丁店」で小宴会。

2024-06-30 19:30:00 | 旅行

6月28日(金)~29日(土)に仙台へ行ってきました。太田和彦さんの著書「大人の居酒屋旅」(その記事へのリンク)に触発されて、島崎藤村の詩碑を見たくなったことが直接の契機です。

また、ブロ友さんのブログで拝見したジャズ喫茶への訪問、さらに、伊達政宗公のお墓である瑞宝殿へも行きたかったからです。まず、藤村の詩碑の紹介と、友人との夕食(小宴会)の模様です。

(島崎藤村の詩碑)

初恋通りに立つ藤村の詩碑。若菜集から「初恋」の第3段落です。

(太田和彦著「大人の居酒屋旅」藤村詩碑の紹介ページ)

   

今回の旅に、「藤村詩抄」を持っていき、新幹線車内などでパラパラ見ていました。

   

藤村の小説は、ほとんど読んでいませんが、藤村の詩は好きで、昔から詩集は読んでいました。

藤村は、明治29年、24歳の時に東北学院教師として来仙。旅人宿「三浦屋」の二階に下宿し「若菜集」を書いた。(太田和彦 大人の居酒屋旅より)。

仙台駅東口の商業ビルBiViと東口交番の間の歩行者専用道路に藤村の詩碑があります。これは詩碑ではありませんが、最も駅寄りにあり、『島崎藤村 青春の地の名掛丁』と刻まれています。

「初恋通り」名付けられています。この通りは、一本道を横切って、北の方向に伸びています。

島崎藤村の「若菜集」より 初恋。最初の段落が彫られています。

あまりにも絵になっていたので、写真撮りました。若菜集の初恋から、第2段落目の『やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり』が刻まれています。

塩竈神社。ここが藤村が下宿していた三浦屋の跡地のようです。突き当たりなので左折すると、すぐ藤村広場です。

藤村広場

道路沿いに詩碑などがあります。

「日本近代詩発祥の地」という碑。島崎藤村が若菜集を書いた地であることを記してあります。

島崎藤村「草枕」詩碑の説明。『心のやどの宮城野よ 乱れて熱き吾身には 日陰も薄く草枯れて 荒れたる野こそうれしけれ』~と続きます。

若菜集から「潮音」の詩碑。市井の人、末永喜一さんが、荒浜に私費でこの碑を立てたのですが、平成23年の東日本大震災の津波で痛み放置されていました。それを名掛丁の有志が、平成27年にこちらに移設したもの。

 

(牛たん炭焼き 利久 東七丁店で小宴会)

宿泊した駅東口のホテルのすぐ近くにお店はあります。1階が利久です。藤村の詩碑がある初恋通りもすぐそばです。

店内。オープンと同時に入りました。

まず、晩酌セットのAセットを頼みました。

ビールで乾杯

お刺身3点盛

冷奴

カキフライ2個。このカキがふっくらとして、すごく美味しかった。やはり海の近くは違うと実感。

ハイボール

友人が注文した「みちのく定食」。大判牛タンとめかぶとろろ丼、牛たん炭焼き2枚(4切)、おしんこなど。

僕の注文は、牛タン定食、厚い牛タンです。

牛タン。結構、柔らかくて、美味しい。

しぐれ煮。多分、カツオかな。

テールスープ。これもいただきたかったので、定食にしました。

スープにはお肉も入っています。牛タン自体は、新しいものですが、すっかり仙台の味として定着したようです。このあと、一番町のジャズ喫茶「Count」(カウント)に行きました。続きます。

【牛たん炭焼 利久 東七番丁店】

住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡2-3-22
電話:022-296-3577
ホームページ:牛たん炭焼 利久 東七番丁店 (ぎゅうたんすみやき りきゅう) - 仙台/牛タン/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)