安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

甲斐善光寺参拝と御食事処「とりいち」の昼食 (お出かけ、和食 山梨県甲府市)

2019-08-31 20:05:47 | お出かけ・その他

先日、所用で甲府市に行ったので、昼食時に甲斐善光寺に参拝し、甲府の知人から聞いていた「とりいち」で食事にしました。甲斐善光寺は、1558年に武田信玄が信濃善光寺の消失を恐れて、御本尊善光寺如来などを運んできて、開かれたのが元だということです。

山門や金堂は、規模が大きく国の重要指定文化財で、お戒壇巡りもありました。参道を歩き、金堂でお参りしてきました。「とりいち」では、鳥照り焼き重を注文しましたが、信玄どり(山梨県のブランド)を香ばしく焼いた鶏肉に茶碗蒸しもついて、リーズナブルで美味しくいただきました。

【甲斐善光寺】

住所:山梨県甲府市善光寺3-36-1
電話:055-233-7570 
ホームページ:kai-zenkoji

山門。

甲州善光寺、甲府善光寺と言われることもあるようです。

金堂に向かい参道を進みます。

金堂。かなり大きいです。

階段を上がり、中でお参りさせてもらうことにしました。

手前だけを撮影。中は撮影禁止です。写っている女性のあたりに行ってお参りしてきました。

金堂から山門を見たところ。長野市の信濃善光寺と同じく、坂になっていて、街は下の方に形成されています。

【御食事処 とりいち】

住所:山梨県甲府市善光寺1丁目6−9
電話:055-227-0011
ホームページ:お食事処 とりいち (食べログのページです。)

とりいちは、本来はお肉やさんで、お惣菜も作って販売していました。

お店(食堂)の入口。

店内。遅めの時間なので空いていました。

メニュー1

メニュー2

鳥照り焼き重。

蓋を開けたところです。

焦げ目が美味しそうでした。量も充分にありました。

茶碗蒸し。この中にも鶏肉が入っていました。

小鉢と漬物。ゴボウがいい味でした。

食後の珈琲もついています。ご馳走様でした。

 


ドナルド・キーン著「ドナルド・キーンのオペラへようこそ!」(文藝春秋)

2019-08-30 20:04:39 | 読書

ドナルド・キーン(1922~2019年)さんは、ニューヨーク生まれの日本文学研究者、コロンビア大学名誉教授で、古典から現代まで幅広く研究し、日本文学を海外に紹介したことで知られています。一方、大のクラシックファンで、特にオペラに関しては、豊かなオペラ観劇の実績と刻薄な知識を持ち、音楽エッセイを書いています。

   

本書は、著者自身の観劇の足跡を辿りながら、オペラの作品から歌手までを論じたものです。入門書でもありますが、オペラに詳しい方にも興味が湧く内容です。

(大まかな目次)

第1章 オペラとの出会い
第2章 オペラ徒然草
       オペラは本物の芸術
       メトは第二の家
       初めて観るならどのオペラ?
       ドナルド・キーンの選ぶ オペラベスト10    など
第3章 光源氏 VS ドン・ジョヴァンニ
第4章 オペラへの誘い 作品論
第5章 想い出の歌手たち
第6章 マリア・カラスを偲ぶ

(感想など)

第1章の「オペラとの出会い」を読むと、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の定期会員でオペラを観続けただけでなく、1948年から52年のイギリス滞在中には、デビュー間もないエリーザベト・シュヴァツコップや全盛期のマリア・カラスを観ていて、本人も幸運だっとと書いていますが、これらの経験から語られる記述には説得力があります。

「オペラは本物の芸術」のところでは、『オペラの興味深いところは、原作がいかにつまらなくても、素晴らしい作品になりうる可能性が秘められている点で、・・・セリフ一つ一つをとってみても、「窓を開けましょう」や「もう行かなくては」といった、日常的な、とるに足らない言葉が多いのですが、音楽にのせて歌われると、途端に心を動かすものに変貌するのです。』と記し、オペラの魅力を解き明かしてくれました。

「ドナルド・キーンの選ぶ オペラベスト10」は、興味深いものでした。1位から順に「ドン・カルロス、トラヴィアータ、神々の黄昏、カルメン、フィガロの結婚、セビーリャの理髪師、マリーア・ストゥアルダ、湖上の美人、エフゲニー・オネーギン、連隊の娘」でした。ドニゼッティの2作品が挙げられているのが、面目躍如でしょうか。

 

第5章では、キルステン・フラグスタート、モンセラート・カバリエ、マリア・カラス、プラシド・ドミンゴ、ラウリッツ・メルヒオールらの歌手が論じられますが、長期間に渡り観て聴いているので、一過性の公演批評とはわけが異なり、いい時、悪い時を含めて、その歌手に迫り、読み応えがあります。

先日観た、セイジ・オザワ・フェス松本の「エフゲニー・オネーギン」がよかったので、オペラへの興味が湧いていますが、この本は、それに拍車をかけるものでした。長野に住んでいると、実演はそうそう観れないので、日本語字幕付きのDVDやBlur-rayをいくつか買おうと考えています。


谷口英治(cl)NEWカルテットライブ (8月27 日 安曇野市いさつ歯科医院)

2019-08-29 20:03:21 | 演奏会・ライブ

クラリネットの谷口英治さんのCD発売記念ツァーの公演がいさつ歯科医院であったので、聴きにいってきました。今回はサイドメンがよいだけに演奏に期待して出かけました。

   

(出 演)

谷口英治(クラリネット)
田窪寛之 (ピアノ)
楠井五月 (ベース)
岡田朋之 (ドラムス)

   

谷口英治(cl)

田窪寛之(p)

   

楠井五月(b)。ドラムスの岡田さんは、歯科医療機器の間に挟まりうまくとれませんでした。

(曲 目)

1 Begin The Beguine (コール・ポーター)
2 Moose The Mooche (チャーリー・パーカー)
3 Lazy Hazy Summer Blues (谷口英治)
4 Ballad For Very Tierd And Very Sad Lotus Eaters (ビリー・ストレイホーン)
5 No Moon at All (デビッド・マン)
6 Crazy Rhythm (ジョセフ・メイヤー)

〈休憩〉

1 The Preacher (ホレス・シルバー)
2 Early Autumn (ラルフ・バーンズ)
3 An Autumn Night (谷口英治)
4 Michelle (ポール・マッカートニー)
5 And I Love Her (ポール・マッカートニー)
6 Lotus Blossom (ビリー・ストレイホーン)
7 Day by Day (ポール・ウェストン)

8 It's Only A Paper Moon (ハロルド・アーレン) (アンコール曲)

(感 想)

谷口さんは、都内のクラブ出演なども多い人気クラリネット奏者ですが、ツァーに出てくれて、近くで聴けたのはありがたかった、前半は、新発売のCD「In A Mellow Tone」からの曲を、後半は秋に因む曲やビートルズの作品を取り上げ、バラエティに富んだ選曲でした。

前半では、谷口さんのクラリネットの温かで気品が感じられる音色がぴったりと曲想にあっていたバラード「Ballad For Very Tired and Very Sad Lotus Eaters」が最も印象に残り、早いものでは、シャッフルリズムで田窪さんのピアノソロもグルーヴィーだった「Lazy Hazy Summer Blues」が乗り乗りでした。

後半に入り、ニューオーリンズ風の「The Preacher」、ボッサリズムの「Early Autumn」と、工夫した編曲に感心していたら、次にビートルズの曲を取り上げたので驚きました。ポール・マッカートニーはジャズが好きで、彼の曲はジャズ化しやすいそうですが、サビで変化する「Michelle」、僕が好きな曲の「And I Love Her」を演奏してくれました。

リズムの田窪(p)、楠井(b)、岡田(ds)さんの3人は、ともに安定感があって丁寧な伴奏ぶりでした。モダンスイング系の軽快な曲に加え、ビリー・ストレイホーンやポール・マッカートニーのバラード曲がよく、穏やかで質の高いステージでした。 


マイルス・デイヴィス FOUR & MORE

2019-08-28 20:07:30 | トランペット・トロンボーン

この前の日曜日は、安曇野市の地区の「アレチウリの駆除の日」だったので、朝の7時30分から2時間ほど作業に出ました。道路やわさび畑の斜面に生えている「アレチウリ」を抜いて回ったのですが、根を見つけるのが容易でなく、結構手間がかかりました。こういう地道な作業が自然を維持するのに大事だと感じましたが、疲れました。リフレッシュで聴いた愛聴盤。

MILES DAVIS (マイルス・デイヴィス)
FOUR & MORE (COLUMBIA 1964年録音)

     

1964年2月12日のリンカーン・センターにおけるコンサートを収録したものですが、コロンビア社は、スローテンポのものをまとめて「My Funny Valentine」として発売し、アップテンポな曲は、この「Four & More」にまとめました。珍しい例ですが、「Four & More」は、全曲ともにきわめてエキサイティングです。 

メンバーは、マイルス・デイヴィス(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。ジョージ・コールマンは、目立ったリーダー作がないだけに過小評価されがちですが、マイルスグループで2年間活動し、その間、Seven Steps to Heaven、Miles Davis in Europe、My Funny Valentine、本アルバムに参加し、実力のあるところを聴かせてくれます。 

曲目は、マイルスのレパートリーとして繰り返し演奏されたものです。「So What」、「Walkin'」、「Joshua」、「Go Go」(Theme and Announcement)、「Four」、「Seven Steps to Heaven」、「There is no Grater Love」、「Go Go」(Theme and Announcement)。6曲とクロージングテーマ曲の「Go Go」が演奏されています。

「So What」や「Walkin'」など、どの曲もかつてよりもテンポアップし、マイルス(tp)が鋭いプレイを行っています。トニー・ウィリアムス(ds)の歯切れのよいプレイを筆頭にリズム陣が気持ちよい。実は、僕の最も好きなトラックは、「Joshua」に続けて演奏されるマイルスグループのテーマ曲「Go Go」です。短い時間しか演奏されませんが、マイルスが跳躍して高い音を吹いた直後、ハンコック(p)が下降フレーズを繰り出す瞬間などゾクゾクします。全曲ともに、かっこよくて興奮を呼び起こす最高のモダンジャズ。

【アレチウリ駆除作業の様子】

 

犀川に近いワサビ畑のあるあたりで作業中です。以下スマホによる撮影です。

 

ワサビ畑

 

湧水ですが、水量は豊富です。

 

この土手にもたくさんアレチウリがありました。

 

田んぼの横を通り犀川の堤防へ。遠くに常念岳が見えています。

 

作業を終わって自宅へ戻るところです。稲が稔ってきていました。


らぁ麺 麦一粒 (むぎひとつぶ) (ラーメン 長野県北安曇郡松川村)

2019-08-27 20:08:08 | グルメ

先日、長野市から大町市経由で安曇野市に向かう途中、松川村でお昼時になったので、前から入ってみたかった「麦一粒」に寄りました。松川村は、大町や白馬に向かう街道沿いにあるので、意外に蕎麦屋など飲食店が多いのですが、こちらのお店は、平成17年9月に開店した比較的新しいお店です。

味玉醤油らぁ麺と信州産豚チャーシューの佃煮ご飯を注文。麺は自家製のストレートなもので、スープは醤油と鶏を使っているもようでした。久しぶりに美味しい醤油ラーメンに出会いました。ご飯も炊き方がよく、ほどよい固さでチャーシューの佃煮が食欲をそそるものでした。

看板

外観

入口

本日の限定メニューです。醤油つけ麺を頼んでいる方も多そうでした。

注文した品。

信州産豚チャーシューの佃煮ご飯

味玉醤油らぁ麺。麺の量も結構ありました。

味玉のアップ。

チャーシューは、豚肉と鶏肉が入っていました。スープが澄んだもので、きれいでした。 

【らぁ麺 麦一粒】

住所:長野県北安曇郡松川村字赤芝7002−3
電話:0261-85-0610
ホームページ:らぁ麺 麦一粒 (むぎひとつぶ (食べログのページです。)