安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

MITUYA' CAFE (ジャズ喫茶 北海道札幌市)

2017-01-31 20:31:20 | ジャズ喫茶

札幌市の住宅地にあるジャズ喫茶「Mituya'Cafe(ミツヤカフェ)」を訪れました。地下鉄東豊線すすきの駅で福住行きに乗車し、一つ目の学園前駅で下車して5分ほど歩くとお店でした。2008年に民家の一階を改装して開業したそうですが、広々とした空間のお店です。マスターは、脱サラをしてお店を始めたとおっしゃっていました。

オーディオ装置ですが、大きなスピーカーが二組も設置されています。CD、LPどちらも使っていて、レッド・ガーランドのLPを大きな音量でかけてくれました。本棚に「北海道ジャズ物語」という本が置いてあったので、読んでみましたが、登場人物などが多く、よく取材した労作でした。読書しながらゆったりとジャズを聴くことができ、居心地のよいお店です。

  

駐車場もあって、使い勝手はいいと思います。ジャズファン以外にオーディオファンの集まるお店でもあります。

  

逆光でうまく撮れていません。

  

  

  

オーディオは、高級なものを使っているようです。

ターンテーブル:マイクロDDX1000、テクニクスSP10MK2 CDプレイヤー: アキュフェーズDP85
プリメインアンプ:ラックスマンSQ38  プリアンプ:アキュフェーズC-290V パワーアンプ:アキュフェーズP1000
スピーカー:自作(JBL D130+075)、JBL4348

  

北海道ジャズ物語。

  

エラ・フィッツジェラルドについて書かれた本ですが、僕は初めて見ました。

  

珈琲は、濃いめのものと薄めのものをお好みで淹れてくれます。僕は、両方飲んでみました。

【MITUYA' CAFE(ミツヤカフェ)】

住所:札幌市豊平区5条8丁目1-6
電話:011-811-5390
ホームページ:mituyacafe


MIZUHOコンサート(1月21日 北海道札幌市)

2017-01-30 18:25:48 | 演奏会・ライブ

旅行で札幌滞在中の1月21日(土)にヴォーカリストのMIZUHOさんのコンサートを聴きました。「Audience」という札幌のライブ情報誌を見ていたら、新作CDの発売記念コンサートが「House of Jazz」で15時から行われるというので、出かけたものです。

   

(出 演)

MIZUHO (vo)
Ben Jansson(ts)
安斉亨(p)
長沼発(g)
重松忠男(b)
大山淳(ds)

(曲 目)

(前半)

What A Wonderful World
Smile
Afro Blue
Solitude
When You Wish Upon A Star
It's Only A Paper Moon
Waltz for Moonlight

(後半)

Moon River
Fly Me To The Moon
I Got Rhythm
It Don't Mean A Thing (アンコール曲)
このほかに、Moon Riverの前にオリジナルだと思いますが、2曲歌っています。

  

今回のコンサートは、「Waltz for Moonlight」という月に因んだ曲を集めたCDを発売したので、その記念ライブです。CDは、タイガー大越(編曲、tp)やビル・フリーゼル(g)らの伴奏によるアメリカのシアトルにおける録音です。地元の札幌に続き、旭川、横浜、六本木で発売記念ライブが行われます。

会場は満員で、顔見知りの方が多いのか、和気あいあいとしたムードでした。前半は、スタンダードと新規CDからの曲で、「What A Wonderful World」や「Smile」は楽しめました。後半は、ベースの重松さんが、エレクトリックべースに持ちかえて演奏するなど、ダンサブルでコンテンポラリー系も入ったステージでした。

発売されたCDからの「It's Only A Paper Moon」や「Fly Me To The Moon」では、口笛やスキャット、変わった前奏が入るなど、タイガー大越さんの編曲だとは思いますが、僕には若干違和感がありました。伴奏では、重松さんのエレクトリックベースがかっこよくて、お客様も乗っていたと思います。

聴衆がかなり多く集まり、札幌を拠点に活動するMIZUHOさんを応援しているのがよくわかる暖かい雰囲気のコンサートでした。

【MIZUHOさんホームページ】

mizuho.bz

(CDのPR用チラシ)

   

   

【House of Jazz】

住所:北海道札幌市中央区南3条西27丁目 1-15
電話:011-611-9037

コンサートが行われた一軒家のライブ会場で、内部は結構広いです。地下鉄円山公園駅から近い立地です。

  


ズート・シムズ IN COPENHAGEN

2017-01-29 10:01:29 | テナー・サックス

先週訪れていた札幌市内では歩道が凍結してツルツルで、ことに横道に入ると歩きにくくてたいへんでした。しかし、さすがに人口の多い大都市なので、JR札幌駅からススキノまでは、地下街がしっかりと整備されています。何度か地下街を歩きましたが、歩くのは楽しく、自然とスピードも上がりがちでした。イシヤカフェなど休憩処もたくさんあって、飽きません。何度聴いても飽きのこないCD。

ZOOT SIMS (ズート・シムズ)
IN COPENHAGEN (STORYVILLE 1978年録音)

   

ズート・シムズ(1925~1985年)のアルバムは、結構持っているのですが、最近、STORYVILLE原盤のライブアルバム2枚(CD)を入手しました。そのうちの「IN COPENHAGEN」は、ズート・シムズはもちろん、ケニー・ドリュー(p)以下のリズムセクションも胸のすくようなプレイを繰り広げていて、コペンハーゲンの熱い一夜とでも形容したくなるもので、お気に入りの一枚になりました。

メンバーは、ズート・シムズ(ts,ss)、ケニー・ドリュー(p)、ニールス・エルステッド・ペデルセン(b)、エド・シグペン(ds)。録音は、デンマークのコペンハーゲンのスルケエフター・ジャズ・クラブで行われています。本来ハードバッパーであるドリューが参加していることが興味をまず惹きますが、ペデルセン、シグペンもスイングしていて活気あふれるセッションになっています。

曲は、「Groovin' High」、「Too Close For Comfort」、「All The Things You Are」、「In The Middle Of A Kiss」、「I'll Remember April」(四月の思い出)、「It's All Right With Me」(私はご満足)、「The Very Thought Of You」、「Blue Hodge」、「Morning Fun」の9曲。ズート・シムズの「Morning Fun」以外は、よく知られている曲が多いです。

ズート・シムズ(ts)は、絶好調でバビッシュな演奏もしています。その原因は、ケニー・ドリュー(p)以下リズム陣の実力全開プレイで、ドリューは黒っぽさも感じられるフレーズを弾きまくっています。そんな特長は、テンポの速い「I'll Remember April」や「It's All Right With Me」に顕著ですが、ミドルテンポの「All The Things You Are」や「In The Middle of A Kiss」でもシムズの引きずるようなタイミングやほんのちょっとアウト気味と思われようなフレーズが出るなど素晴らしい。バラードの「The Very Thought of You」や楽しい「Morning Fun」など、どの曲も聞き逃せません。

【イシヤカフェ】

住所:札幌市中央区大通西4丁目6番地1  札幌大通西4ビル 地下2階(地下歩行空間)
電話:011-231-1487
ホームページ:ISHIYA CAFE

  

  

甘いものに目がありません。札幌旅行でかなり体重が増えました(笑)。

  


山田敏昭(p)トリオライブ (1月20日 札幌SLOWBOAT)

2017-01-28 18:58:24 | 演奏会・ライブ

先週札幌に滞在した際に、初めてライブハウス「Slow Boat」(スローボート)へ行きました。当日の出演は、山田敏昭トリオでした。入店したのは、一回目のステージの途中の午後9時過ぎでしたが、店内は満員で、ピアノの後ろにようやく入れてもらいました。ドラマーの宇野修さんのバースデイライブということで、市内のミュージシャンも聴きに来ていたようです。

  

山田敏昭(ピアノ)。撮り方がへたで申し訳ありません。

  

左が宇野修(ds)、右が粟谷巧(b)。

(出 演)

山田敏昭 (ピアノ)
粟谷 巧 (ベース)
宇野 修 (ドラムス)

(曲 目)

No Moon at All (月とてもなく)
Midnight Waltz

Hollyland
Take Me in Your Arms
C. Jam Blues
I'll Remember April (四月の思い出)

途中から入ったので、ファーストセットは2曲しか聴けませんでしたが、スタンダード曲に加え、シダー・ウォルトンの「Midnight Waltz」と「Hollylnad」を取り上げていました。山田さんのスタイルは、基本的にはバド・パウエルを基礎に、ハンプトン・ホーズ的なフレーズも聴かれるなどオーソドックスなもので、好印象でした。

粟谷さん(b)と宇野さん(ds)は、堅実なリズムを送り出していました。「Take Me in Your Arms」は、粟谷さんをフューチャーしていましたが、この曲を聴けたのは嬉しかった。「SLOWBOAT」に初めて入り、ミュージシャンも初対面でしたが、フレンドリーな皆さんで、それも含めて楽しいライブでした。

札幌市は、すすきのを中心として歩いて行ける範囲にジャズクラブやジャズ喫茶が固まっていて、ジャズファンには嬉しい街です。また、市内のライブ情報を掲載した冊子「AUDIENCE」が毎月発行されていて、ネットでも見ることができるので、それもありがたい。今回は、このライブを皮切りにジャズ三昧でした。

【SLOWBOAT】

住所:札幌市中央区南3条西3丁目6−1 もりにビル4F
電話:011-210-5144
ホームページ:jazz live SLOWBOAT

  

お店はビルの4階ですが、1階にはこの看板が出ています。

  

お店の入口に出演者が張り出されています。

  

休憩時間に撮りました。

  

休憩で多くの人が店の外に出ています。右手前にはカウンターがありますが、そちらもいっぱいでした。

  

毎月発行されている、札幌のライブ情報誌「Audience」。


札幌旅行2017年1月 (2)

2017-01-27 20:27:58 | お出かけ・その他

札幌旅行2017年1月の続きです。2日目の21日(土)夜のジャズクラブDay By Dayから3日目(最終日)までです。

(Day By Day)

午後8時30分くらいにジャズクラブ「Day By Day」へ行きました。オーナー歌手の黒岩静枝さんは、東京での仕事のため不在でしたが、佐々木慶一さん(ds)が率いるレギュラーバンドの演奏やサトミさんの歌が楽しめました。

  

このあと、すぐにdukeさんがお見えになり、ジャズや映画、日本ハムファイターズなどの話題で話が弾みました。

  

お店から、特別に漬物をいただきました。左は、鰊(ニシン)と白菜で、鰊が入っているのは、さすがに北海道です。もちろん初めて見ました。

  

ピアノトリオ+ギターの器楽演奏。

  

サトミさん。

  

男性歌手も出演しています。僕は初めて聴きました。

1月22日(日) 

(札幌エクセルホテル東急の朝食)

最終日の朝食は、ホテルのものにしました。「からまつ」の和定食です。

  

  

  

メインは2品から選べますが、ホッケの味噌漬けにしました。長野県では見たことがなく、珍しいうえに美味しかった。たまにはホテルの朝食もよいものです。

  

ヨーグルトとフルーツ。ヨーグルトは地元のものです。

  

珈琲をいただきました。「からまつ」は、セルフサービスではなく、すべて運んでもらえます。また、1階レストランのブッフェへ行かれる方が多いので、こちらは静かです。

(豊平館)

  

朝食後、散歩に近くの中島公園に出かけました。今回初めて、豊平館へ入ってみました。明治13年に北海道開拓使が洋風ホテルとして建築したもので、明治天皇の北海道行幸の行在所となりました。国重要指定文化財です。

  

初めて内部を見学しました。

  

階段や窓が美しい。

  

豪華な室内です。

  

  

中島公園は一面雪に覆われていました。

(Beatレコード店 )

Beatレコードに初めて行きました。写真は前夜に在庫を見た際に撮ったものです。前夜目星をつけておいた2枚のレコードを最終日に札幌駅に向かう途中で購入しました。場所はわかりやすく、ピヴォのすぐ横の地下1階にあります。

  

  

(宮越屋珈琲店)

JR札幌駅の建物の中にあります。お土産も購入し、出発までのひと時です。

  

  

  

壁にはジャズレコードのジャケットが展示されています。BGMはジャズがかかっています。

  

午後1時32分札幌発の在来線特急の「スーパー北斗」に乗車し、新幹線を乗り継ぎ、無事長野へ到着しました。