安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャズとグルメの札幌・小樽旅行2024(7、最終)【ビアバーバジルバジル、ミンガスコーヒー、Groovy、ジャズライブ「Day by Day」】

2024-10-16 19:30:00 | ジャズライブ

札幌・小樽旅行の7回目で最終です。今回は、友人と飲会を行った4日の「ビアバーバジルバジル」と、5日の喫茶「ミンガスコーヒー」、ジャズ喫茶「Groovy」、ジャズクラブ「Day by Day」について記します。

「Day by Day」のオーナー歌手の黒岩静枝さんは不在でしたが、お弟子さんが出演し、数曲歌ってくれました。ブロ友のデュークさんからは、映画のエキストラで出演した話などをうかがい楽しく過ごしました。

【大まかな行程】

3日(木)
16:30 エクセルホテル東急 → 17:50 キッチン・バー「浪漫風」 → 19:00 フェイスレコード → 20:00  バー「モデルノ」 → 23:00 ラーメン「明かり屋」

4日(金)
9:00 喫茶「ファビュラス」 → 11:00 小樽運河など散策 → 12:20 寿司「魚真」 → 13:10 ジャズ喫茶「フリーランス」 → 15:20 クリケットレコード → 16:00  文教堂書店 → 19:00   ビアバーバジルバジル → 20:00 ジャズ喫茶・バー「Bossa」 → 21:00 バー81

5日(土)
10:00 ミンガスコーヒー → 11:00 ジャズ喫茶「グルーヴィー」 → 13:00 レコード店「フレッシュエア」 → 14:00 BEATレコード → 14:30 disc EVENS → 20:00 ジャズクラブ「Day by Day」 → 22:00 そば処まる山本店

6日(日) 8:00  エクセルホテル東急朝食 →  10:30  札幌駅 

【ビアバーバジルバジル】

住所:北海道札幌市中央区南8条西5丁目289-138
電話:011-561-3533
ホームページ:ビアバーバジルバジル - 山鼻9条/ビアバー | 食べログ (tabelog.com)

宿泊したエクセルホテル東急の斜め向かいにあり、一度入ってみたいと思っていたお店です。今回、友人が前の晩に一人で入り、良かったというので、僕も行ってみることにしました。中島公園駅からも近いです。

店内。カウンター。

テーブル席が数席ほどあります。入りやすい雰囲気です。

おつまみだけでなく、パスタやピザなど食事のメニューも豊富にあります。

まずは、サッポロクラシックで乾杯。ビアバーというだけあって、お酒の種類はかなり多いです。

僕は、夕食に「茄子とベーコンのアラビアータ」を注文。

友人が注文した「明太子バター風味」のパスタ。

お肉を注文。

柔らかいところと、固いところが、交じっていましたが、ソースを絡めて食べたら、美味しかった。

 

【MINGUS COFFE(ミンガスコーヒー)】

住所:北海道札幌市中央区南一条西1 大沢ビル 7F
電話:011-271-0500
ホームページ:ミンガスコーヒー (MINGUS COFFEE) - 西4丁目/カフェ | 食べログ (tabelog.com)

   

何度か寄っていますが、秋の季節に寄ることが出来て、嬉しい。

店内。店内が小綺麗で、札幌でも屈指の人気喫茶店のことだけはあります。

窓際の方の席。スピーカーの横からテラスに出られるようになっています。

キース・ジャレットのアルバムのジャケットが飾ってあります。

テラス席です。初めて出てみました。夏から秋には、開放されているのでしょう。

   

テラス席からは、テレビ塔が見えています。

スイーツのメニューが、黒板に板書してありました。これだけのラインナップですから、女性に人気があるわけです。

僕は、朝食として、トーストとブレンドコーヒーを注文。

たっぷりで、相変わらず美味しい。

ボリューム満点のトーストです。

 

【ジャズ喫茶「GROOVY」】

住所:北海道札幌市中央区南3条西24丁目2-5 稲辺ビル 1F
電話:011-631-8280
ホームページ:グルーヴィー (GROOVY) - 円山公園/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)

外観。午前中なので、陽の光が当たっています。

店内。実は、お客様が多くて、カウンター席などは撮影していません。

テーマを決めてレコードジャケットが展示されています。エラ・フィッツジェラルドのソング・ブックが飾ってあります。

ボビー・ハッチャーソンのアルバムがかかりました。ブルーノートのトーン・ポエムシリーズで、最近、購入されたものだそうです。

こちらも同様です。リー・モーガンの「TARU」。

珈琲とチーズケーキをいただきました。今日は、賑やかで、驚きました。マスターと、四方山話が出来て、良かった。

 

【DAY BY DAY(デイバイデイ)】

住所:札幌市中央区南5条西2丁目中銀ビル地下1階
電話:011-521-6635
ホームページ:デイバイデイ | Sapporo-shi Hokkaido | Facebook

   

お店を目指して、すすきの交差点から豊水すすきの駅の方に向かって歩いて行きます。ニッカの看板を下から撮りました。

中銀ビルの地下にお店はあります。

店内。少し早く着きました。

水割りのセットが出てきました。実は、これは、ブロ友のデュークさんのボトルです。いつもすいません。

ギターの志藤さんが、実家から持ってきた葡萄を出してくれました。

本日は、オーナー歌手の黒岩静枝さんと、バンマスの佐々木さん(ドラム)が不在です。インストの演奏は、志藤奨(ギタ-)、鈴木由一(ベース)、見えませんが、井上さん(ピアノ)で行っています。インストナンバーは、エリントン作の「Just Squeeze Me」でした。

黒岩さんの代わりに、お弟子さんの谷さんが出演。ボサノヴァでやってくれた「Night and Day」や大好きな「You and the Night and the Musci」など、スタンダード曲を歌い上げてくれました。艶やかなアルトヴォイスで、なかなか楽しめました。

以上、今回の札幌・小樽旅行の様子でした。まだ、ネタに使うかもしれませんが、ブログの内容は、明日からは通常のものに戻ります。


平田王子(vo, g)、渋谷毅(p)、水谷浩章(b)でボサノヴァ・ライブ。(9月16日 安曇野市「清雅」)

2024-09-17 19:30:00 | ジャズライブ

9月16日(月、祝)に安曇野市のカフェ「清雅」で行われた、平田王子(vo,g)さんリーダーライブ、「ボサノヴァナイト」に出かけてきました。

   

チラシ表

(出 演)

平田王子(vo, g)
渋谷毅(p)
水谷浩章(b)

   

チラシ裏面。メンバーのプロフィールなど。

(曲 目)

1  白い道(Antonio Carlos Jobim)
2  開かれた鳥かご(Gaiolas Abertas)
3  話すこともなく(平田王子)
4  レインボー・コネクション(kenny Ascher,  Paul Williams)
6  ボレオ・カンサォン(?)(小野リサ)
7  イパネマの娘(Antonio Carlos Jobim)
5曲目がわかりませんでしたが、スイングしてとてもよい曲でした。作詞がブランキと聞こえました。

〈休憩〉

1  失われた希望(Antonio Carlos Jobim)
2  旅の途中(平田王子)
4  曲名不明(エドゥ・ロボ / Edu Lobo が作った曲です。)
5  太陽の光(不明)
6  雨上がり(平田王子)
7  朧月夜(高野辰之、岡野貞一)
3曲目がわかりませんでした。

(感想など)

ボサノヴァは、あまり馴染みがないのですが、平田王子(vo, g)さんの名前はたまに耳にするし、渋谷毅(p)さんが参加しているので、出かけました。一言でいうと、夏に相応しいボサノヴァナイトで、癒されるような音楽が聴けて、ゆったりとした気分になりました。

アントニオ・カルロス・ジョビンの曲は、名曲揃いで、前半と後半の1曲目がそうだったのですが、ボサノヴァの原点のような気持ちになりました。平田さんのオリジナルでは、寂しい気持ちが込められた「話すことももなく」とか、蓼科の白駒池でインスピレーションを得たらしい「旅の途中」が印象に残りました。

渋谷さんのピアノは、目の前で初めて聴いたのですが、音色が麗しい美音です。オブリガートやソロもしっとりとして、気持ちのよいものでした。水谷さんは、過不足ない伴奏を行っていて、3人はまとまりがあるように感じました。

(演奏の光景)

3人。ステージは、すぐ目の前です。

平田王子(vo, g)

渋谷毅(p)。たまにヴォーカルも。

   

水谷浩章(b)

平田さんのギター。

(会場で購入したCD)

   

   

サインをいただきました。

【平田王子ホームページ】

Profile | 平田王子オフィシャルサイト (kimikohirata.com)

【渋谷毅ホームページ】

ピアニスト渋谷毅 | Facebook

【水谷浩章ホームページ】

Hiroaki Mizutani WEB (cyberhome.ne.jp)

 

【カフェレストラン清雅で夕食】

住所: 長野県安曇野市豊科3550-1
電話:0263-50-5541
ホームページ:kuracafeseiga

ライブの始まる前に、夕食をいただきました。

外観

テーブルが確保してありました。

サラダ

キーマカレーを注文

少し辛目で、ごはんとあう美味しいキーマカレーでした。

アイスティーをいただきました。


The Battle Japan Tour 2024 feat. ヴィンセント・ハーリング(as)、エリック・アレキサンダー(ts)(7月26日 甲府市コットンクラブ)

2024-07-27 19:30:00 | ジャズライブ

ドラマーの小林陽一さんが主宰している「The Battle Japn Tour 2024」ツァーがスタート。エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・ハーリングを(as)を聴きに、甲府市のコットンクラブに行きました。

   

(出 演)

エリック・アレキサンダー(ts)(Eric Alexander)
ヴィンセント・ハーリング(as) (Vincent Herring)
小林陽一(ds)
海野雅威(p)
吉田豊(b)

エリック・アレキサンダー(ts)とヴィンセント・ハーリング(as)。

エリック・アレキサンダー(ts)

ヴィンセント・ハーリング(as)

小林陽一(ds)。彼がツァーの主宰者です。

海野雅威(p)。写真でわかるとおり、海野さんは右の指を骨折していて、左手だけで弾いていました。さすがではある演奏でしたが、サウンドやフレーズがもう一つで、物足りなかったです。早く良くなってくれればよいのですが。

吉田豊(b)

(曲 目)

1  不明(Duke Pearson)
2  Sportin' Crowd (Horace Silver)
3  Ojos de Rojo (Cedar Walton)
4  Everythig Hppens To Me(Matt Dennis)
5  Soft Impressions (Hank Mobley)

〈休憩〉

1 Pat 'N' Chant(Hank Mobley)
2  Save Your Love For Me (Buddy Johnson)
3  The Gypsy (Billy Reid)
4  不明(Most Beeと言っていたような気がします。)
5  Fried Pies (Wes Montgomery) (アンコール曲)

(感想など)

コロナ禍で停まっていたツァーですが、昨年再開され、今年(2024年)も「The Battle」ジャパン・ツァーが行われて、それを聴くことができ、まずはそれだけで嬉しかった。二人のサックス奏者ともに健在で、サウンド、フレーズともに最高のものを聴かせてくれました。

曲の選択とMCは、ヴィンセント・ハーリングが行っていて、彼が音楽的にはリーダー格です。ツァー初日ということもあって、ピアニストの海野さんは、楽譜のありか(ヴィンセントの曲集の冊子)を探したりしていました。

アップテンポのものでは「Ojos de Rojo」が楽しく、バラードで、アレキサンダー(ts)フューチャーの「Everythig Hppens To Me」、同じくバラードでハーリング(as)フューチャーの「The Gypsy」が素晴らしく、目の前でフルに美音がなっていて感激。

お客様にお誕生日の方がいて、「Happy Birthday」を演奏する二人。ケーキがプレゼントされていました。

エリック・アレキサンダーのテナーサックス。休憩時間にピアノの椅子に置いてありました。

【甲府市 COTTON CLUB(コットン・クラブ)】

住所:山梨県甲府市中央4丁目3−20
電話:055-233-0008
ホームページ:コットンクラブ (Facebookのページです。)

外観。緑のカーテンだと思いますが、建物全体に植物を回してあります。やや早い時間に撮影しました。

始まる前のステージ。

メニュー。この他にもあります。

ノンアルコールビールとピザを注文。

唐揚げもいただきました。

【小林陽一 ホームページ】

ドラム | 小林陽一 Yoichi Kobayashi Jjm Project | ジャズ演奏 (monkykoba.wixsite.com)


山田丈造(tp)カルテット・ライブ (6月29日 新宿ピットイン)

2024-07-05 19:30:00 | ジャズライブ

6月28日(金)~29日(土)の仙台旅行の帰りに新宿に回り、ピットインで山田丈造カルテットの演奏を聴きました。帰りの新幹線の関係で、前半だけしか聴けませんでした。

   

山田丈造(tp)。ピットインのホームページからお借りしました。

(出演者)

トランペット、フリューゲルホーン:山田丈造 
ピアノ:高橋佑成
ベース:粟谷 巧
ドラムス:髙橋直希

(演奏曲目) 

MCの聴き取りなどで掲載しましたが、MCの無い曲もあり、不明もあります。

1  Little Melonae (Jackie McLean) 
2  Blood Count (Billy Strayhorn)
3  UMMG (Billy Strayhorn)
4 不明

(感想など) 

山田丈造さんの演奏を最初に聴いたのは、札幌のジャズクラブ「Slowboat」における山田敏昭(p)+山田丈造(tp)ライブでした。2019年の3月だったのですが、その時の山田丈造さんのハードバップベースのプレイが良くて、他の機会に演奏を聴いたり、CDを購入していました。

今回、久しぶりに山田丈造さんの演奏を聴きましたが、以前より複雑になり、アウト気味の音を使うなど、アグレッシヴな印象を覚えました。また、フリューゲルホーンは初めて聴きました。ジャッキー・マクリーンの「Little Melonae」をやってくれたのは、嬉しかった。

高橋佑成(p)さんの演奏も、ポストハードバップで、フリー気味でもありましたが、会場からは歓声が飛んでいて、人気もあるようです。粟谷巧さん、高橋直希さんは言うことなしで、メンバーの4人については、またどちらかで聴いてみたい。

(メンバーのホームページなど。プロフィールやスケジュールが載っています。)

山田丈造:山田丈造 TAKEZO YAMADA - Takezo Yamada Website (site123.me)

高橋佑成:高橋佑成のゆうゆう散歩 (wordpress.com)

高橋直希:Takahashi Naoki Official Website - (takahashi-naoki.com)

 

(会場などの写真)

ピットインの看板

本日の出演

ワンドリンクがつきますが、オレンジジュースにしました。

始まる前の会場。演奏中の写真撮影は不可です。全部で40人くらいは入っていたと思います。15人くらいは、外国の方でした。 

【新宿PITINN】

住所:新宿区新宿2-12-4アコード新宿 B1
電話:03-3354-2024
ホームページ:新宿PITINNジャズライブハウス (pit-inn.com)


ロザリオ・ジュリアーニ(as)、ヤン・ラングレン(p)ライブ (6月9日 長野県池田町)

2024-06-12 19:30:00 | ジャズライブ

6月9日(日)に、長野県北安曇郡池田町で、イタリアのロザリオ・ジュリアーニ(as)とスウェーデンのヤン・ラングレン(p)が出演するジャズ・ライブがあったので、聴いてきました。

   

チラシの表

(出演者)

アルトサックス:ロザリオ・ジュリアーニ (Rosario Giulianiri)
ピアノ:ヤン・ラングレン (Jan Lundgren)
ベース:粟谷 巧 (Takumi Awaya)
ドラムス:江藤良人 (Eto Hoshihito)

(演奏曲目) 

MCの聴き取りなどで掲載しました。MCが無かった曲もあり、曲名の不詳や誤りもあると思います。

(前半)

1  Coffee Shop (Rosario Giulianiri)
2  A Touch of Soul (Jan Lundgren)
3  ゴッド・ファーザー 愛のテーマ (ニーノ・ロータ)
4  New Cinema Paraside (エンニオ・モリコーネ)
5  Be-Bop (Bud Powell)

(後半)

1  Moanin' (Bobby Timmons)
2  ロザリオ・ジュリアーニのオリジナル曲 (Rosario Giulianiri)
3  Stars Fell On Alabama (Frank Perkins)
4  Dear Old Stockholm (Ack Varmeland Du Skona ( Varmlandsvisan),  Traditional)
5  Waliking Around (Rosario Giulianiri)

(アンコール曲)
1  Rosario Giulianiri(as)とJan Lundgren(p)のデュエット曲
2  Duke Ellington(デューク・エリントン)作曲の曲

(感想など)

会場となった池田町のかえでホールには、200人を超える観客が入り、盛況でした。親しみやすい曲が多いためもあり、皆さん、楽しまれていたようです。イタリア、スウェーデン、日本という国際色豊かな出演メンバーでしたが、ジュリアーニとラングレンの組み合わせには驚きました。

僕のお目当ては、スウェーデン出身のヤン・ラングレンで、初めて見た彼は、身長が高く、スマートでした。ラングレン(p)、粟谷(b)、江藤(ds)というトリオで演奏した「Moanin'」(モーニン)は、端正で、後半は厚い和音で盛り上げていて良く、もっとトリオの演奏を聴きたかった。

イタリア出身のロザリオ・ジュリアーニ(as)は、張りのある美しいトーンとスピード感がたっぷりで、爽快な演奏ぶりでした。大好きな「Stars Fell On Alabama」(星降るアラバマ)や「Dear Old Stockholm」(懐かしのストックホルム)をやってくれて嬉しかった。

(会場内の写真)

カルテットで演奏している写真。(この写真だけ江藤良人さんのfacebookからお借りしました。)

ロザリオ・ジュリアーニ(as)

ヤン・ラングレン(p)。彼は、スタインウェイアーティストですが、会場のピアノは、日本製のディアパソンでした。ディアパソンのピアノが置かれているのは、珍しい。

ヤン・ラングレンのMC(英語)。

粟谷 巧(b)

終演後の4人揃っての挨拶。

 

(出演者プロフィールや関連ホームページ)

   

ロザリオ・ジュリアーニ・ホームページ:Rosario Giuliani official

   

ヤン・ラングレン・ホームページ:Jan Lundgren – pianist

   

   

江藤良人ホームページ:江藤良人 Drummer (mockhillrecords.com)

(参考)ジュリアーニとラングレンの今回の招聘元と思われる、「Five Stars Records」のホームページ:

Five Stars Records (fivestars-records.com)