2月14日(金)に、アメリカのヴォーカリスト、SAMARA JOY(サマラ・ジョイ)の公演が高崎芸術劇場スタジオシアターで行われたので、聴いてきました。
チラシ表
(サマラ・ジョイの略歴)
1999年、NYブロンクス生まれ。高校でジャズを歌い始め、数々の賞を受賞。2019年に「サラ・ヴォーン・インターナショナル・ジャズ・ヴォーカル・コンペティション」で優勝。2021年にアルバム・デビューし、2022年の『リンガー・アワイル』でグラミー賞最優秀新人賞と最優秀ジャズ・アルバム賞の2冠を獲得。世界各地のジャズクラブやフェスに登場するなど活躍中。詳しくは、下記のプロフィールをご覧ください。
(出 演)
サマラ・ジョイ(vo)(Samara Joy)
(伴奏バンドのメンバー)
Paul Sikivie(b)
Connor Rohrer(p)
Evan Sherman(ds)
Donavan Austin(tb)
Jason Charos(tp)
David Mason(as)
Kendric McCallister(ts)
(演奏曲目) 曲名のあとの括弧には、作曲者、作詞者を記してあります。
1 You Stepped Out of a Dream (Gus Kahn, Ncio Herb Brown)
2 Three Little Words(Harry Ruby, Bert Kalmar)
3 I Got It Bad And That Ain't Good (Duke Ellington, Paul Francis Webster)
4 Beware My Heart (Betty Carter)
5 Peace of Mind~Dreams Come True (Sun Ra, Samara Joy)
6 Reincarnation Of A Lovebird (Charles Mingus, Samara Joy)
7 Left Alone (Mal Waldron, Billie Holiday)
8 No More Blues (Antonio Carlos Jobin, Jon Hendricks) (アンコール)
9 Day by Day (Sammy Cahn, Axel Stordahl, Paul Weston) (アンコール)
サマラ・ジョイの最新アルバム「Portrait」の収録曲からと、その中に入っていない、3「I Got It Bad」、4「Beware My Heart」、7「Left Alone」というリストです。よく聞き取れなかった曲名もあり、漏れや誤りがあるかもしれません。
(感想など)
高崎芸術劇場のスタジオシアターは約500人の収容人数ですが、満席で、しかも、僕の左右は女性で、サマラ・ジョイは、男性ばかりでなく、女性にも人気があるので、まずはびっくり。オープニングのバックバンドの演奏に乗り、サマラ・ジョイが登場。「You Stepped Out of a Dream」から快調です。
歌は凄くて、音域がとても広く、リズムへの乗り、ディクション、声の強さと、素晴らしい。MCも丁寧で、その点も好感がもてました。バラードの「I Got It Gad」、ボッサの「No More Blues」、賑やかな「Day by Day」など、とても楽しめました。会場内は、最後はスタンディングオベーションでした。
曲により、伴奏バンドのTutti(トゥッティ)にサマラ・ジョイが加わり、声を楽器のひとつとして扱い、バンドの一員という面を強調している場面もありました。僕は、それに馴染めなく、バンド各人のソロも長いものがあったので、ピアノトリオくらいの小編成の伴奏で、彼女の歌を聴いてみたいとも感じました。
チラシ裏
(サマラ・ジョイ・プロフィール)
【サマラ・ジョイ・ホームページ】
ホームページには、歌が聴ける映像やスケジュールも掲載されています。
【サマラ・ジョイの最新作「Portrait」(Verve)】