安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ドミトリ・バエヴスキー「SOUNDTRACK」とロイヤルホストのマロンデザートの話題

2021-09-30 19:30:00 | アルト・サックス

軽い食事にロイヤルホストに入り、アンガスサーロインステーキサラダを注文。マロンデザートが気になり、渋皮栗とほうじ茶のモンブランパフェもいただきました。秋を感じるパフェでした。「Autumn in New York」の入った新作を聴きます。

DMITRY BAEVSKY (ドミトリ・バエヴスキー)
SOUNDTRACK (Fresh Sound New Talent 2019年録音)

   

ロシア出身のドミトリ・バエヴスキー(as, 1976年生)の新作が出たので購入しました。今まで2作を取り上げました(その記事へのリンク1リンク2)が、本作はニューヨークで活躍していたバエヴスキーが2016年にパリに移住して、それまでの経験、人生を振り返り、録音された作品。選曲、演奏ともになかなかです。

メンバーは、ドミトリ・バエヴスキー(as)、ジェブ・パットン(p)、デヴィット・ウォン(b)、ピート・ヴァン・ノストランド(ds)。ジェブ・パットンとは、デュエットアルバムを作るなど、共演が多い。

曲目は次のとおり。

1  Evening Song (Vasily Solovyov-Sedoi)
2  Vamos Nessa (Joao Donato)
3  Baltiyskaya (Dmitry Baevsky)
4  Grand Street (Sonny Rollins)
5  The Jody Grind (Horace Silver)
6  La chanson de Maxence (Michel Legrand)(ロシュフォールの恋人たちより「マクサンスの歌」)
7  Over and Out (Dmitry Baevsky)
8  Le coiffeur (Dexter Gordon)
9  Invisible (Ornette Coleman)
10  Autumn in New York (Vernon Duke)(ニューヨークの秋)
11  Stranger in Paradise (Wright-Forrest)(ストレンジャー・イン・パラダイス)
12  Tranquility (Ahmad Jamal)
13  Afternoon in Paris (John Lewis)(アフタヌーン・イン・パリ)
4、5、8、9、13は有名ジャズオリジナル、6、10、11はスタンダード、3、7はバエヴスキーのオリジナルといった選曲です。「Evening Song」は佳曲です。

ドミトリ・バエヴスキー(as)のやや太くて温かなサウンドで、ハードバップベースの快心の演奏が楽しめます。「Evening Song」や「La Chanson de Maxence」、「Autumn in New York」は出だしのテーマから叙情が溢れ、リズミカルでグルーヴィーな「The Jody Grind」、ややハードで楽器間のやりとりもスリリングな「Afternoon in Paris」と充実しています。ジェブ・パットン(p)のつけた「Evening Song」のイントロが印象的で、パットンの健在ぶりも嬉しい。

【ドミトリ・バエヴスキー ホームページ】

Dmitry Baevsky

スケジュールを見ると、ヨーロッパを中心に活躍を続けています。

【ロイヤルホスト安曇野インター店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高1102-2
電話:0263-72-9012
ホームページ:ファミリーレストラン ロイヤルホスト - Royal Host -

お店の外観。

アンガスサーロインステーキサラダ。

柔らかめで、ボリュームもあります。

つけあわせのジャガイモ。

ケールも入ったサラダは、やや酢がきいていて、さっぱり系です。

席に備え付けのマロンデザートのメニューを見て、つい注文してしまいました。

渋皮栗とほうじ茶のモンブランパフェ。

アップ。甘めですが、栗のクリームが美味しい。他のマロンデザートも食べてみたくなりました。


毛無山(1,935m)、御飯岳(2,160m)、破風岳(1,999m)登山(2)【破風岳、子安温泉】

2021-09-29 19:30:00 | 登山・ハイキング

毛無山、御飯岳、破風岳登山の2回目です。駐車場に戻り、南方向の破風岳(はふだけ、はふうだけ)へ登りました。破風岳は急に見えますが、登山道はジグザグで上りやすい山です。帰りに子安温泉に寄りました。

【行 程】

毛無峠登山口 8:51 → 毛無山山頂 9:05 → 御飯岳山頂 10:13ー10:47(おやつ休憩) → 毛無山山頂 11:40ー12:14(昼食休憩) → 毛無峠駐車場 12:24 

破風岳登山口 12:27 → 破風岳山頂 12:59ー13:23(休憩) → 毛無峠駐車場(登山口)13:50

(駐車場~破風岳山頂)

毛無山から南方向。左から、四阿山、土鍋山、破風岳。

駐車場に戻り、そのまま破風岳へ。

破風岳、土鍋山への道標。

リモコン操作のグライダーが飛んでいました。

近くで見ると急傾斜です。

歩きやすい登山道です。

リンドウ。破風岳に限らず、毛無山、御飯岳の登山道沿いに咲いています。

平らになってきて、もうすぐ山頂です。

破風岳山頂。

山頂から北方向。

御飯岳、左に三角形に見える老ノ倉山。

南の方向。四阿山。

西の方向。霞んでいますが、飯縄山や高妻山があります。

西南の方向。天候が良ければ、北アルプスが見えるはずです。本日は雲の中でした。

(破風岳~駐車場)

下山します。

土鍋山との分岐

一気におりてきました。

多分、ウスユキソウ(エーデルワイス)とヤマハハコ。

【子安温泉】

住所:⾧野県上高井郡高山村牧783
電話:026-242-2219
ホームページ:子安温泉 | 信州高山温泉郷の療養泉 (koyasu-onsen.com)

看板。高山村には山田温泉など、温泉施設が多くあります。こちらは日帰りです。

鄙びたたたずまいですが、レストランや休憩室も備えています。子安温泉は、温度と成分の質・濃度から医療的効果が期待できる源泉かけ流しの「療養泉」だそうです。また、「含よう素泉」に分類される、めずらしい温泉だそうです。(ホームページから)

受付と売店。地元の農産物や果物を販売していました。入った時は貸し切り状態で、ゆっくりできました。


長野県高山村毛無峠から毛無山(1,935m)、御飯岳(2,160m)、破風岳(1,999m)登山(1)

2021-09-28 19:30:00 | 登山・ハイキング

先週の9月23日(木、祝日)に毛無峠から3つの山に上りました。8月23日には、同じコースで登ったのですが、熊に出会ったのと、天候が悪く視界がきかなかったので撤退しました。

今回は、Tさん以下3人とご一緒させてもらいました。山のベテランばかりですが、一気に3つの山に登れると喜んでいました。家族連れも大丈夫な歩きやすい山で、眺望もよく、のんびり歩くのに適しています。

【行 程】

毛無峠登山口 8:51 → 毛無山山頂 9:05 → 御飯岳山頂 10:13ー10:47(おやつ休憩) → 毛無山山頂 11:40ー12:14(昼食休憩) → 毛無峠駐車場 12:24 

破風岳登山口 12:27 → 破風岳山頂 12:59ー13:23(休憩) → 毛無峠駐車場(登山口)13:50

(毛無峠登山口~毛無山山頂)

毛無峠駐車場

駐車場すぐ横に「御飯岳入口」の標識があります。途中、毛無山があります。

鉄塔は、小串硫黄鉱山の名残です。須坂駅まで鉱石を運搬していたようです。

少し上ると、草原の中の道になります。

ヤマハハコ。すっかり秋の様相です。

山頂目前

毛無山(1,935m)山頂。標識はなく、このケルンが目印。峠から15分程度で上れます。

毛無山からは360度の絶景が楽しめます。東南の方向、最も高い浅間山、左へ鼻曲山、浅間隠山。

西の方向。最も左に飯綱山、その右に高妻山。

進む方向です。御飯岳が正面に見えています。

(毛無山山頂~御飯岳山頂)

草原の中を進んでいるのですが、気持ちよくて最高でした。

樹林帯の中です。アップダウンが2回ほどあります。きつくはありません。

平になり、そろそろ山頂です。

御飯岳山頂の標識。

三等三角点がありました。

おやつ休憩です。珈琲を抽出しています。可否茶館のブルーマウンテンのドリップパックを持参しました。

樹木が大きくなっていて、眺望はあまりききませんでした。北の方向です。右に横手山が見えています。

(御飯岳山頂~毛無山山頂)

下山します。登山道はよく手が入っていて、ありがたかった。

樹林帯を抜けて草原状に出てきました。

絶景といっていいかと思いました。一番後ろにみえるのは四阿山。

毛無山山頂に向かって歩いています。涼やかな風も吹いてルンルン気分です。

ガンコウラン。この実が熊の大好物なので、前回は熊の親子に出会ったものと思われます。

再び毛無山山頂。ここで昼食休憩。

セブンイレブンの舞茸天のお握りが新発売だったので、買ってみました。

ラーメンを作っているTさん。僕もお相伴にあずかりました。

蝶も飛んでいますが、なかなか写真に収められません。これは「ヒオドシチョウ」だと思います。

(2)へ続きます。(2)では、破風岳登山、立ち寄った温泉などについて記します。引き続きご覧いただければ幸いです。


ケニー・クラーク=フランシー・ボラーン楽団「OUR KINDA STRAUSS 」と「ガレット・カフェ伊那文化会館店」の話題

2021-09-27 19:30:00 | ヴァイブ、オルガン他

先週の土曜日、長野県伊那文化会館で、「オペラ ばらの騎士」(ハイライト)を観ました。終演後珈琲を飲みに同会館内の「ガレット・カフェ」へ。巻いたガレットと珈琲をいただきましたが、ガレットはソフトクリームと合わさり、妙なる美味しさでした。ばらの騎士の旋律も登場する作品。

KENNY CLARKE - FRANCY BOLAND BIG BAND (ケニー・クラーク=フランシー・ボラーン ビッグバンド)
OUR KINDA STRAUSS (Rearward 1966~1972年録音)

   

1960年代から70年代初めにかけて活動した、ケニー・クラーク(ds)とフランシー・ボラーン(p,arr)のビッグバンドは、パリを拠点に演奏活動を行い、多くの録音を残しています。これは、ワルツを演奏したもので、クラシック作品の編曲を含んだ異色作といってよいものです。

四つのセッションを収録してあり、メンバーも異なりますが、ソロをとっているなど核となるミュージシャンを記します。Benny Bailey(tp)、Ake Persson(tb)、Derek Humble(as)、Johnny Griffin(ts)、Karl Drewo(ts)、Sahib Shihab(fl, bs)、Francy Boland(p, arr)、Jimmy Woode(b)、kenny Clarke(ds)。

曲目は次のとおり。レコード2枚組で聴いています。

1  Fruhlingsstimmen (ヨハン・シュトラウス 春の声)
2  By Strauss (George Gershwin)
3  Kaiserwalzer (ヨハン・シュトラウス 皇帝円舞曲)
4  Rosenkavalier (リヒャルト・シュトラウス ばらの騎士)
5  Wives And Lovers (Burt Bacharach)

1  Lotus (Francy Boland)
2  My Favorite Things (Richard Rodgers)
3  Nights in Warsaw (Francy Boland)
4  Greensleeves (Traditional)

1  Peter's Waltz (Sahib SHihab)
2  Cara Fea (Francy Boland)
3  NIght Lady (Francy Boland)
4  Just Give Me TIme (Francy Boland)

1  Schon Ist Die Welt (フランツ・レハール  この世は美しい)
2  Keep On Keeping On (Jimmy Woode)
3  Lobsang (Francy Boland)

全16曲ですが、ヨハン・シュトラウスの曲が2曲、リヒャルト・シュトラウスの曲が1曲、フランツ・レハールの曲が1曲取り上げられています。全体では、フランシー・ボラーンのオリジナルが多くなっています。

クラシックを編曲した4曲は、耳慣れたメロディは登場しますが、まずまずといったところ。カール・ドレヴォ(ts)のソロなども聴けますが、フェードアウトされているのが惜しい。強力にスイングし、サヒブ・シハブ(bs)やベニー・ベイリー(tp)がソロをとる「My Favorite Things」が聴きものだと思いますが、シハブ作「Peter's Waltz」やボラーン作「Nights in Warsaw」、ジミー・ウッド作「Keep On Keeping On」もアンサンブル、ソロに切れ味があって面白い。

ジャケット内側にある録音時の写真

レコードを聴いているところです。

【ガレット・カフェ伊那文化会館】

住所:長野県伊那市西町5776 伊那文化会館 2F
電話:0265-96-0709
ホームページ: ガレットカフェ - 伊那市/クレープ | 食べログ (tabelog.com)

長野県伊那文化会館。

外階段からお店に入れます。建物内部からももちろん入れます。

入口

店内。広々としています。僕のあとから二組のお客様が来ました。

お店の窓からは、公園が見えます。

ガレット。小型サイズの手持ち用です。生地が厚くて、しっかりとしたガレットです。食事用など種類は豊富でした。

中は、アイスクリームのキャラメルソースがかかったものです。種類はいろいろあります。

アップ。

珈琲は、アメリカンをいただきました。公演があるときに寄ってもよいのですが、回りは公園となっていて駐車場もあるので、伊那に来た際には寄ってもよいと思いました。


リヒャルト・シュトラウス作曲「オペラ ばらの騎士」ハイライト(9月25日 長野県伊那文化会館)

2021-09-26 19:30:00 | クラシック演奏会

東京二期会の歌手が出演する「ばらの騎士(ハイライト)」の公演が長野県伊那文化会館であったので聴いてきました。

   

(出 演)

指 揮    :角田剛亮
元帥夫人   :林 正子
オックス男爵 :大塚博章
オクタヴィアン:小林由佳
ファー二ナル :清水勇麿
ゾフィー   :幸田浩子
マリアンネ  :岩下晶子
ヴァルツァッキ:吉田伸昭(元帥夫人執事、ファー二ナル家執事も兼ねる)
アンニーナ  :石井藍
管弦楽    :東京フィルハーモニー交響楽団

指揮の角田さんや歌手の略歴は、下記をご覧下さい。

(感 想)

歌手とオーケストラがステージ上で演奏するハイライト公演(字幕付き)でしたが、長野県内でオペラを観る機会はほとんどないので、よく伊那文化会館では開催してくれたものだと感心し、主催者に感謝しました。

歌手は、東京二期会所属の皆さんでしたが、林正子さん、幸田浩子さんらよく知られた方が出演して、素晴らしい歌声を披露してくれました。特に印象に残ったのは、オクタヴィアンを歌ったメゾソプラノの小林由佳さんで、声の質、声量、表情付けなどよくて、うっとりとして聴いていました。

席は前の方で歌う姿もよく見えて視覚的にも楽しめました。演奏会形式のハイライト公演は、物語の流れや歌の意味するところがわかりずらいので、DVDなどであらかじめ全体を把握しておく必要があると改めて感じました。

(出演者のプロフィール)

(あらかじめ観たDVD)

   

グィネス・ジョーンズ、ブリギッテ・ファスベンダー、ルチア・ポップら出演。カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団、バイエルン国立歌劇場合唱団(1979年ミュンヘン・バイエルン国立歌劇場におけるライブ収録)。クライバー指揮のウィーン国立歌劇場のもの(1994年収録)もありますが、今回は1979年版を観ました。