家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

彦根城 長浜

2009-12-07 09:35:31 | Weblog
吹き矢の仲間と日帰り旅行に行ってきた。

彦根城を見学したあとは長浜に行った。

近江牛をもう少し食べたかった思いで昼食を終了して解散となった。

私は事前に調べておいた2軒の骨董屋に急行した。

目新しい物はなかった。

あとはブラブラと物色しながら単独行動した。

竹製品を扱う店内(創業180年)で1メーター以上の長さに編まれた竹カゴを見つけた。

竹夫人(チクフジン)と書かれていた。

「ウナギや魚などを取る道具ですか?」と聞く観光客に対して

「それじゃぁ面白くないでしょ?」と店のおばさん。

夏用の抱き枕だった。

「長浜ラーメンて聞いたことあるなぁ」

と思いつつ食べている人達のいる窓の横を歩いているとアルトサックスの音が聴こえてきた。

「誰かパフォーマンスしているかな」と思ったら店先にスピーカーが出されていて、そこから聴こえるのだった。

厚いヒノキの板にスピーカーが埋め込まれていて真空管式のアンプに繋がっていた。

重厚で暖かい感じの音は客寄せには絶大な効果を発揮していた。

あまり観光客の居ない所も歩いてみた。

「陸軍御用達」という看板が目に留まった。

隣にある「宮内庁御用達」は見慣れている。

堅(カタ)ボーロというお菓子の老舗であった。

ショウガや砂糖で作られている菓子は戦時の食品としては最適なんだろうなぁと感じた。

店内には戦争に行った人たちからの寄せ書きが展示されていた。

「日清戦争の時の物です」と店番のおばさんが誇らしげに言った。

これを母の土産にした。

集合時刻が近づくと悪運も尽き始め小雨が降り出した。

琵琶湖から吹き寄せる寒風も手伝って「帰ろう」気分になった。

午前7時から出発して午後7時に帰ってきた。

丸一日を楽しく過ごして充実感に浸った。