家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

喪中につき

2009-12-16 10:06:33 | Weblog
妻が夕刊と一緒に手紙やチラシを持ってきて仕分けをしてくれた。

「あなたのものばかりよ」と言って手渡された。

夕刊を読む前にハガキに目を通した。

「喪中につき・・・・・」

最近この手のハガキがたくさん入ってくる。

先日「結婚しました」と伝えてきたばかりの人から続いて今度は「喪中につき」のハガキが来たこともある。

「はて、誰だっけ?」というものがあった。

差出人は女性で名前を見ても分からなかった。

だが住所を見たとき「ドキッ」とした。

小さな字で書かれた本文の中の故人の名前を見て愕然とした。

「ええーっ」

声が出てしまった。

蒼ざめている私に妻が「どなた?」と訊ねる。

「モーガンの・・・・・」と説明すると妻も思い出した。

なんとも早すぎる。

残念でならない。

M氏は能力の高い人だったしセンスも良かった。

彼のところに遊びに行きたいと思っていたが果たせなかった。

御冥福を祈るしかなくなってしまったことが悔しい。