朝食の支度をしている妻。
ストーブの前で火の入るのを待つ麿君。
私は新聞をとって来た。
ごく普通の我が家だった。
「あっ」
椅子に腰掛けようとした、そのとき腰に痛みが走った。
「どうした?」と妻が言う。
「いや何だろう」
もう一度そっと立ち上がって座ってみる。
ズキッと痛みが走った。
「寝て。そのまますぐ寝て。今日は中止」
妻がウンもスンもなく指示する。
今日は名古屋骨董祭に行くつもりであった。
もう一度ベッドに戻った。
1時間経過して「朝食食べられる?」の声で一旦起きた。
腰はいくぶん良くなっていた。
朝食後にまた寝た。
本を読み時間の経過を待つ。
麿君が部屋に来て文句ありげな声を出した。
いつもなら私のベッドで寝ているところなのだが今日は私がいる。
私に、はっきり分かる文句を言う口調だ。
「今日はお父さんが寝ていてボクは寝られない」とでも言うように出て行って妻に言っていた。
昼食後再び寝た。
一眠りしたらずいぶん回復した。
もう起きていても大丈夫だと思った。
妻と話をしていたら麿君がどこからかやってきて私のベッドに行き丸くなって寝た。
私の腰痛で妻も私も、そして麿君も予定が狂ってしまった。
だが一日を「棒に振った」という感覚よりも皆「のんびりした」感が強い。
妻は、やりかけのザブトンを縫い終えたし麿君は皆の居る安心感の中で眠った。
ストーブの前で火の入るのを待つ麿君。
私は新聞をとって来た。
ごく普通の我が家だった。
「あっ」
椅子に腰掛けようとした、そのとき腰に痛みが走った。
「どうした?」と妻が言う。
「いや何だろう」
もう一度そっと立ち上がって座ってみる。
ズキッと痛みが走った。
「寝て。そのまますぐ寝て。今日は中止」
妻がウンもスンもなく指示する。
今日は名古屋骨董祭に行くつもりであった。
もう一度ベッドに戻った。
1時間経過して「朝食食べられる?」の声で一旦起きた。
腰はいくぶん良くなっていた。
朝食後にまた寝た。
本を読み時間の経過を待つ。
麿君が部屋に来て文句ありげな声を出した。
いつもなら私のベッドで寝ているところなのだが今日は私がいる。
私に、はっきり分かる文句を言う口調だ。
「今日はお父さんが寝ていてボクは寝られない」とでも言うように出て行って妻に言っていた。
昼食後再び寝た。
一眠りしたらずいぶん回復した。
もう起きていても大丈夫だと思った。
妻と話をしていたら麿君がどこからかやってきて私のベッドに行き丸くなって寝た。
私の腰痛で妻も私も、そして麿君も予定が狂ってしまった。
だが一日を「棒に振った」という感覚よりも皆「のんびりした」感が強い。
妻は、やりかけのザブトンを縫い終えたし麿君は皆の居る安心感の中で眠った。