家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

出合った忘年会

2009-12-21 09:18:58 | Weblog
友人宅に届け物をしながら遊びにいった。

「今夜ホタテだよ」と告げられた。

友人の友人が(つまり私も友人)毎年送られてくるホタテを食べさせてくれる。

丁度その日だった。

即決した。

「待ってる」

妻は台所に入り調理の手伝いをした。

私は友人が炭を熾すのをコタツで見ていた。

友人一家が来た。

夫婦と長男と青森恐山から来たホタテと松阪牛と開運の古酒。

さすがにこの一家は見るからに健康そうな顔つきだ。

下仁田ネギなどを入れてスキ焼の鍋があり片方はホタテの炭火焼がある。

また喉は土井酒造の開運吟醸の古酒で潤す。

普段の節約食卓とはほど遠い贅の極みのような宴だ。

ここに居合わせることが出来た強運に感謝し

「運転して帰るから呑んでいいよ」と言ってくれた妻に感謝した。

生後2ヶ月の男の子を抱っこするという、ありがたいおまけもついた。

私の年になると子育ては既に過去のもので次なるDNA機構として孫が欲しくなる。

そんな動物的欲求も疑似体験して充たすという驚愕の偶然出席した忘年会であった。

これ以上を望むと罰が当たる、その寸前の瀬戸際の喜びを感じた。