家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

7試合ぶりの勝利

2010-08-20 07:41:20 | Weblog
7試合ぶりの勝利に立ち合わせてもらった。

生まれて初めてサッカーの試合を見に行った。

ジュビロ磐田 VS ヴィッセル神戸

バックスタンドに時おり吹く風は爽やかだった。

だが体の底から湧き起こってくる応援するという心が全身を熱いものにしてしまった。

初めて見るというのに前半が始まって間もなく得点されてしまった。

少し沈む私の気持ち。

だがその後すぐに得点した。

そこで私の気持ちもすぐに立ち直る。

応援団の太鼓や歌がひっきりなしに繰り広げられている。

その意気込みというか頑張りに頭が下がる思いがした。

ラインズマンが選手の移動に伴って急いで場所を変えている。

TV観戦しかしたことのない私には新鮮に映った。

「無駄なパスだなぁ」とか

「クリアーミスが相手の得点につながる」だとか、ある程度分かるようになってきた。

また「この選手にボールを持たせると安心して見ていられる」というような選手に対しても見る目が出来てきた。

鮮やかに決まった時のパスやシュートは胸のすく思いがする。

だが勝ち負けは選手交代や時間配分あるいは相手選手の反則のアピールなどでも大いに関係する。

一筋縄ではいかない勝利の行方だが見ている側も同じように勝ちを求めている。

「一喜一憂している場合ではない。過去を瞬時に忘れて未来にしか得点できない今を走るのだ」

試合の流れのようなものも分かった気がする。

躍動する身体の奥底に冷静な判断のあることを実感しただけでも行った甲斐があったと感じた。

また点の重さを切実に感じた。

取られたとき、取ったとき、時間が迫ったとき。

1点は重いよ、実に。