我慢に我慢を重ねた。
だがとうとう爆発。
あわててフキンで出口をふさいだ。
傍らの妻は、なすすべもなく見ている。
私は「ああー」と言いながら下からあふれ出る白い液体を飛ばさないようにする。
それでも湧き上がる液体はフキンをすり抜けて下に落ちた。
妻がボウルを持ってきた。
その中にボトルを置く。
吹きこぼれた濁り酒。
落ち着いたボトルを持ち上げてみると1合近くがあふれ出てしまった。
ボウルに溜まった濁り酒から飲んだ。
キャップを開けると、とたんに底からアワが湧き上がる。
アワと沈殿物と澄んだ液体が混ざり合いボトルの中は混沌としている。
キャップを開けては閉めるを続けた。
アワが落ち着くまでツマミを食べて待つ。
15分以上攻防を続けた直後の、ほんの少しの開栓での出来事だ。
知り合いのブログを見て飲みたくなった酒だ。
酒蔵のホームページを見て取扱店を探し電話して購入した。
妻のためだけでなく麿君も舐めるから家族皆で楽しんだ。