家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

山を直線的に登った

2013-03-22 07:52:29 | Weblog
山の上の道路まで直線的に登った。

地図の縮尺からいうと実際の3.4cmが地図上では100mにあたる。

地図の上を測ると10.5cmあるから距離は308.82mだ。

何年か前に一度やったことがあった。

また最近道路を歩いて我が家から真上に位置する場所まで行った。

我が家の敷地内が最も急斜面で四つんばいにならないと登れないところもある。

そこを抜けると他人の土地になる。

獣道が縦横に出来ている。

間伐がされていて明るい林もあれば雑木の生い茂る暗い林もある。

帰りに迷いそうな箇所には落ちている木切れを拾って地面に突き刺しておく。

また通り抜けやすいように切り落とした枝は目印のためにまとめておいた。

とにかく登っていけば道に迷うことなく道路に出る。

右側は谷だ。

何かが動いた。

私より低い場所でカケスが枝から枝に移っている。

私を警戒することがない無邪気な姿すぐに「かわいい」と口を付いて出た。

道路に出る寸前に「グクククー」と鳥が逃げた。

ヤマドリのオスだった。

道路に出ると今度はキジのオスが道路を渡り山側でキジのメスが茂みに隠れた。

結局30分間で登りきった。

今度は下る。

見覚えのある岩や大木であっても逆側から見ると確信をもてないこともあるので通り過ぎてから振り返り自分の記憶と照合した。

めったに見かけない形で根の盛り上がった箇所は間違いなく来た道であることを示す。

自信のあるところまで降りてくると心に余裕が生まれる。

道路と違って何故かシカやイノシシと遭遇する気がしない。

急斜面でズルッと一度だけ転びそうになったが後は安定して歩けた。

帰路は10分程度で戻れた。

これを獣だったら、その10分の1程度の時間で走ることが出来そうだと感じた。

我が家を通り越して下の道路も越えて気田川まで下りた。

昨日の雨でさすがにカラサワという名の沢であってもザーザーと水が流れていた。

この沢で水の通り道を作る「沢遊び」に少しの間興じた。

汗ばむ体に冷ややかな沢の水が夏のように心地よかった。