妻と数人のピアノ講師が集まって合同ピアノ発表会を催した。
私は妻と近所の講師一人を乗せて会場に送っていった。
終わるまで、そこに待機するのだが会場関係者でもなく講師でもない。
「あれ誰?」的な視線。
知り合いの写真屋さんの隣の席で静かに本を読んで過ごした。
写真屋さんが演奏中の姿を撮るのなら私は挨拶する姿を撮ろうと思った。
それを写真屋さんに伝えてみると「なかなか難しいですよ」との答え。
果たしてオジギしている演奏者の頭頂部だけ撮れたものの多いこと。
「だめだ」の連続だ。
隣に座った女の子が私のカメラに浮かび上がる頭頂部を見て「あ~ぁ」という目をした。
その子も出番が近づくとスカートの上で必死で指を動かしていた。
「かわいいなぁ」と感じる。
プログラムに私の感じたことを短くメモしておいた。
あとで妻と会話が弾むように。
それを隣の女の子は読もうとする。
「自分のところに何か書いてある」といったところか。
だが読めるわけがない。
書いた私が読めないのだから。
演奏が終わって講師たちが前に並び花を受け取った。
一人一人を撮った。
「目をつむりました」という表示がカメラの画面に現れた。
慌ててもう一枚撮り直した。
パソコンに映し出してみると目は開いていた。
「失礼だろカメラ」
私は妻と近所の講師一人を乗せて会場に送っていった。
終わるまで、そこに待機するのだが会場関係者でもなく講師でもない。
「あれ誰?」的な視線。
知り合いの写真屋さんの隣の席で静かに本を読んで過ごした。
写真屋さんが演奏中の姿を撮るのなら私は挨拶する姿を撮ろうと思った。
それを写真屋さんに伝えてみると「なかなか難しいですよ」との答え。
果たしてオジギしている演奏者の頭頂部だけ撮れたものの多いこと。
「だめだ」の連続だ。
隣に座った女の子が私のカメラに浮かび上がる頭頂部を見て「あ~ぁ」という目をした。
その子も出番が近づくとスカートの上で必死で指を動かしていた。
「かわいいなぁ」と感じる。
プログラムに私の感じたことを短くメモしておいた。
あとで妻と会話が弾むように。
それを隣の女の子は読もうとする。
「自分のところに何か書いてある」といったところか。
だが読めるわけがない。
書いた私が読めないのだから。
演奏が終わって講師たちが前に並び花を受け取った。
一人一人を撮った。
「目をつむりました」という表示がカメラの画面に現れた。
慌ててもう一枚撮り直した。
パソコンに映し出してみると目は開いていた。
「失礼だろカメラ」