家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

今年を振り返って   2

2013-12-26 08:24:33 | Weblog
VHSテープからDVDに変換し、それが終了したら8ミリビデオテープをDVD変換している。

25年も以前の記録から、いろいろなことが分かった。

髪やヒゲが白くなったことは当たり前だ。

登場人物との年齢比較で我々の今を深く考えることに役立っている。

洋服というものは長持ちするものだ。

当時の物が、まだそのまま着られるし着ている。

太って着られなくなったら成長した子供に着せ痩せた自分に再び戻ってきたものもある。

旅行の動画がどうしても多いわけだが、そこでの動画撮影や写真撮りは子供たちが圧倒的に多い。

小学生が撮るのだからピントが合っていなかったり動きが速すぎたりする。

ましてや昔の機械だから今の物のような機能はない。

しかしよく撮ってくれたと思う。

親である私たち夫婦は楽しく飲んでいるシーンばかりと言っても過言ではない。

小学校低学年の息子が私の父にお酌する場面も出てきた。

亡くなった人や動物を見ると楽しかった思い出がよみがえる。

その存在感が匂いや肌触りを含めて戻ってくる。

どれも現在の我々を応援していてくれるという実感もわく。

のちの再会も楽しみなくらいだ。

また良くない思い出も、そのまま出現する。

声や態度を見て「ムッ」となることもある。

そんな時には「乗り越えてきたね」と言ってねぎらいの言葉をかけあう。

私が子供たちに行っていた指圧や車のタイヤ交換など映像で残っていないものに関しては残念に思う。

旅行のような特別のときではなく平凡な毎日が圧倒的に多く、そこでの生活が今を作っているのだから。

8ミリビデオデッキを貸してくれた友人は、その記録を宝物と呼ぶ。

私も同感する。

この宝物は老いた母にも宝物であろう。

若かりし自分が笑顔で話している。

日常の宝をこれからも記録したいと思っている。