家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

今年を振り返って   3

2013-12-27 07:36:55 | Weblog
8月にハチに刺された。

痛かったが、それで吹っ切れたものがある。

毎年10匹くらいのマムシをとる。

つまり殺すのである。

最初は怖くて手も足も出なかったのだが精一杯のやせ我慢と努力で殺すことができるようになった。

すると「気の毒に」という思いが私に生まれた。

しかし逃がしてあげた話をY爺さんに伝えると殺さなかった私を叱った。

そこで「郷に入っては郷に従え」ということで再びマムシを殺すことにしていた。

ただそこには私の気持ちにすっきりしない感覚があった。

しかし今年ハチに刺されたことで、それが自然なのだと学習した。

なんの落ち度もなく突然ハチに刺された。

ハチの気まぐれにも思える行動が私の顔面を痛みで満ちさせた。

「これだ」と感じた。

自然というのは残酷に思える一面が多いものなのだ。

私がマムシを殺す。

それを食べるわけでもない。

しかしそれを捨てておくと別の動物が食べにきたり卵を産みに来る。

そして最終的には何らかの役にたって胃袋にはいったり土になったりして消える。

私も、いつマムシに食われるか分からない。

私のほうが先に見つけて殺しているだけだ。

まったく卑怯でもないし自然の法則に反しているわけでもない。

自然な自然との闘い。

山に生えている雑草を抜き去り、きれいな花を植えたが絶えてしまった。

その地に合った植物というものがあるらしい。

地面の中も自然との闘いの場所なのだと感じている。

最近再び山の草を抜き払って、その地にある気に入った植物を植えている。

生態系という掟は私のような無知な男が崩そうとしても簡単に崩れるものではない。

しかし簡単に崩壊するものもあるようなので要注意であることも確かだ。