家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

息子の帰省とマロちん

2014-06-03 06:34:06 | Weblog
結婚式に出席するため長男が帰省していた。

マロちんが彼を歓迎することは以前にも書いたと思う。

他人が来ると警戒してしばらくの間姿を消し安全であろうと思うと出てくる。

しかし次男の場合もそうなのだが、まるで警戒心がない。

いつもの場所で寝ていたり、エサを食べたりトイレをしたり。

久しぶりの猫の感触を楽しみたい息子たちに捕えられる事を受け入れる。

そのまま膝に入れられ撫でられ写真を撮られても平気だ。

長男は約3日間滞在したのだが、まるで平常心のままだった。

だが彼の上京後一つのことに気がついた。

夜間に限って私とだけ遊ぶ行為を日中も催促したことだ。

彼が居るときにも。

「昼間からやらないよ」と言って、その遊びを私は拒否していたのだ。

「お前いつもなら寝ている時間じゃないか。寝に行けよ」と。

だが、事あるごとに私と目を合わせ遊びを要求する。

長男が去り、いつもの「夫婦と猫」の生活が戻った。

シャワーに入ろうとすると、あの催促の目だ。

「よし。それなら」と言って軽く遊んだ。

シャワーから戻るとマロちんは椅子の上で寝ていた。

寝不足と満足感から熟睡しているようだ。

いつもより4時間も早い就寝だ。

ひょっとして猫も一人っ子的な精神状態になっているのではないか?と思い始めた

常日頃話をするにも私と妻の話が興に乗り会話が弾み始めると「ニャー」と横槍を入れる。

「マロちんも入りなよ、話に」と言って二人が話を停止してマロちんを見ると満足して黙る。

それが息子がいれば、当然私たち夫婦は彼に気を遣いマロちんは愛情不足を感じ取るかも知れない。

我々夫婦の関心の的はマロちんでないと気がすまない。

寝顔を見て、そう思った。