8月第一週の日曜日に毎年「道造り」という道路清掃がある。
田舎らしく朝7時半頃から始まるので前日は泊まることになる。
それはそれで楽しみだ。
この辺りは午後2時半を過ぎたあたりからグングン涼しくなる。
だから明るいうちから呑める。
街中のビアガーデンのようにコンクリートの照り返しもない。
真夜中の3時過ぎに土砂降りの音で目が覚めた。
それまでは窓を開けて寝ていたが雨が入らないように窓を閉めたので少し暑くなった。
さて朝は良く晴れて気温は27℃だ。
自宅のエアコンの設定が28℃だから、それより」涼しい。
さて7時ちょっと過ぎに家を出る。
家の横のドブの中に少しだけ枯れ葉が残っていたので、それを取り除きながら集合場所に向かう。
途中近所の人たちが軽トラで追い越していく。
みっちり2時間道路の両側を草刈り機とジョレンでキレイにする。
自然落石や獣たちの落石を地元民たちが片付けるのだ。
9時半に道造りを終えたら、すぐにまた次の作業に取り掛かる。
この地域の水道装置の掃除だ。
水だから上側からキレイにしていく。
まずは取水口だ。
中に入れてある浄水装置の掃除だ。
全部取り出して掃除して入れなおす。
最後の砂利を私が担当した。
石箕にたった3/1程度だ。
2歩歩いた段階でつまづいて砂利をばらまいてしまった。
幸い去年使った砂利をまとめて置いてあったので、それをキレイに洗って使ってもらった。
「くそ。この年よりめ」というのは自分が思っただけで心優しい近所の人たちは誰一人悪く言う人は居なかった。
間に合わない年寄りでも水が震えるほど冷たくても一所懸命にやっているので皆さん察してくれたようだ。
今年は草の伸びが悪かったせいで、いつになく早く終わり正午の合図と同じころ作業終了となった。
いつものようにビールとおつまみを一袋貰ってびしょ濡れの体で戻った。
「お疲れ様」と妻が迎えてくれた。
「ただ今」と言い笑いながら「ドジしちゃったよ」と話した。
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