家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

このところの夕食

2006-02-08 09:50:28 | Weblog
このところ、はまっています。

この一升瓶の中身が私たち夫婦の夕食。

下に沈殿している雪のような物質を上にある黄金色がかった液体と混ぜてから、とっときの器に注ぐ。
テーブルのこげ茶色には友人作湯飲みの真っ赤が似合う。
縁ぎりぎりまで注がれた白無垢の液体は、赤とまたまた相性がよい。
色彩を楽しむうちやがて冬の食卓に香しさが加わる。
とろりとした芳醇な米の化身が私の口の中に染み込む。
甘さ 濃厚さ 酸味 こく それらを一気に感じ取る。
すかさず私の身体は唾液を分泌する。
炭酸の矢が舌に刺さる。ここが最も好きな瞬間だ。
喉を越してもなお矢は刺し続ける。酒が生きていることを知る。
ぬるま湯を口に含み胃の腑に送り込む。

さあ、もう一度初めから。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感謝!! (温故酒新堂)
2006-02-09 21:37:35
美味しさの瞬間も見逃さないのですね。

思わず飲みたくなってしまいますよ。

お酒もこのように味わって呑んで頂くと

「にごり酒」冥利に尽きるてえもんです。

感謝!!

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 (xsd)
2006-02-10 10:03:54
美味しそうですね。

おもわず、発泡事件を思い出してしまいました。





さとし
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温故酒新堂様 (無職無収)
2006-02-10 10:04:42
この季節限定の楽しみです。

いつまで呑めるのか心配になります。

「売り切れました」という言葉が怖い。
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XSD様 (無職無収)
2006-02-10 10:10:32
発泡事件を覚えていてくれたのですね。

あれは強く印象に残っています。

あれで麿君が酒好きだと分かったのです。

志太泉濁り酒も蓋を取る瞬間「ボン」といいます。この生きている炭酸がやめられない原因ですね。



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