本当は25日に妻が連れに行き一緒に戻ってくる予定だった。
だが予期せぬ発熱で来られなくなった。
仕方なく妻は当日のみ有効の新幹線に乗って横浜に遊びに行ってきた。
さて翌日親に連れられて行った病院では扁桃腺の腫れによる発熱とのこと。
孫が通い始めた剣道場での練習と、その後の先輩たちの試合を見ていて道場の冷気にやられてしまったらしい。
さて27日は一人だけで新幹線に乗ってやって来るのだ。
新横浜の駅まではお父さんが重い荷物を運び本人を乗せてくれた。
その連絡が我々に届いたら我々は動き出した。
駅前の駐車場に車を置きホームに迎えに出るためのチケットを購入して待つ。
少しでもホームに近づきたくて改札から入る。
だが暑い中で1時間も待ちきれずクーラーの効く部屋に入って大相撲を見て過ごす。
相撲が頭に入ってこないことには驚いた。
その内にお母さんから「停電らしいですよ」という連絡が。
「駅にいるけど何もアナウンスが無いよ」と返事をした。
ずいぶん経ってから「停電による遅れが5分ある」ということが判明した。
駅に居れば何でも一番先に分かるいう時代ではなく職場を出られない人が一番早く情報を手にしたという時代なのだと感じた。
ホームのアナウンスでは「どこそこの停電によって5分程度の遅れが生じているが列車は今どの辺りを通過している」とお知らせしてくれる。
最終的には5分遅れできっちりやって来た。
10号車のドア窓には孫の姿があった。
ドアが開くと同時に孫が出てきた。重い荷物はグリーン車の客室乗務員が持ってきてくれた。
孫は、おばあちゃんに抱き着き涙を流して孤独からのそして極度の緊張状態からの解放を受け取った。
さて妻は私と二人だけの生活での妻の役割から母性本能をむき出しにしたおばあちゃんに変身した。
それを見ていた私にも男の守りたい欲のホルモンがレッドゾーンにまで達する勢いで全身を駆け巡っていたに違いない。
平常血圧に戻った3人は駅で少し買い物をして自宅に戻ってきた。
我々の立てた計画に高い気温を加味して無理のない緩やかな生活を送る予定だ。
猫は居ないし、よく言うことを聴く子供一人が加わっただけなのだから、と思うが我々の老化現象を忘れていた。
足手まとい位の行動が、この気候の時期にはちょうど良いのではないかと思う。
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