このところ週に一回はカワセミを見る。
たぶん近くに巣があるのだろう。
朝決まったように同じ枯れ枝にとまって水面を見つめている。
時おり首を「グイッ」と持ち上げる仕草が可愛い。
これが海に近い住宅街で見られるのだからありがたい。
さて春野では私の作業を見守ってくれる鳥が現れた。
ジョウビタキのオスだ。
真っ黒い顔にシルバーの髪がとってもお洒落だ。
羽の一部に白斑があり、だからY爺さんは、この鳥を「紋付き」と呼ぶ。
石垣の間にモルタルを詰める作業をしていた。
水を使うから長靴を履いてヤッケのズボンを穿いている。
歩くたびにズボンが「バサバサ」と音を立て長靴が「ゴッポゴッポ」と鳴る。
しかし彼は逃げない。
逃げないどころか至近距離に飛来して様子を見ている。
私が現場を離れて道具を持ちに行くと石垣の上に降りて何やらエサを探すようなことをしている。
あまりにも逃げないものだから「この近くに巣があるのかな?私を排除したいのかな?」とも考えた。
しかし私に対する攻撃らしいものはない。
必然的に話しかける。
「こんにちは。今日は曇っていて寒いね」とか「そこ作業するから、退いてね」とか。
孤独でやるよりずいぶん気分が休まる。
昼休みに部屋で昼食をとっていると今度はベランダにやってきて歩いている。
「早く出てきて作業を続けな」とでも言いたげに感じる。
午後の作業の間もズット近くに居た。
帰りがけ、もう一度覗きに行くと作業を終えた場所の地面に降りてジットしていた。
エサを与えて手なずけた鳥ということでなく彼の方から近付いてきてくれた。
この清い関係が長く続くことを望んでいる。
たぶん近くに巣があるのだろう。
朝決まったように同じ枯れ枝にとまって水面を見つめている。
時おり首を「グイッ」と持ち上げる仕草が可愛い。
これが海に近い住宅街で見られるのだからありがたい。
さて春野では私の作業を見守ってくれる鳥が現れた。
ジョウビタキのオスだ。
真っ黒い顔にシルバーの髪がとってもお洒落だ。
羽の一部に白斑があり、だからY爺さんは、この鳥を「紋付き」と呼ぶ。
石垣の間にモルタルを詰める作業をしていた。
水を使うから長靴を履いてヤッケのズボンを穿いている。
歩くたびにズボンが「バサバサ」と音を立て長靴が「ゴッポゴッポ」と鳴る。
しかし彼は逃げない。
逃げないどころか至近距離に飛来して様子を見ている。
私が現場を離れて道具を持ちに行くと石垣の上に降りて何やらエサを探すようなことをしている。
あまりにも逃げないものだから「この近くに巣があるのかな?私を排除したいのかな?」とも考えた。
しかし私に対する攻撃らしいものはない。
必然的に話しかける。
「こんにちは。今日は曇っていて寒いね」とか「そこ作業するから、退いてね」とか。
孤独でやるよりずいぶん気分が休まる。
昼休みに部屋で昼食をとっていると今度はベランダにやってきて歩いている。
「早く出てきて作業を続けな」とでも言いたげに感じる。
午後の作業の間もズット近くに居た。
帰りがけ、もう一度覗きに行くと作業を終えた場所の地面に降りてジットしていた。
エサを与えて手なずけた鳥ということでなく彼の方から近付いてきてくれた。
この清い関係が長く続くことを望んでいる。