秋の七草の一つ「ナデシコ」は、日本に4種類自生するナデシコ属の総称で、一般的には古くから親しまれているカワラナデシコ (河原撫子) を指すようです。
カワラナデシコは日当りのよい山地の草原や河原に生え、草丈60センチまでで、夏から秋にかけて咲く花の花弁は桃色で先は細かく切れ込んでいるのが特徴です。 (↓)は、里山で8月下旬に見つけたもので、まだ切れ込みが未発達の開花したばかりの花のようです。
かつてカワラナデシコは、中国産のセキチクがカラナデシコ(唐撫子)と呼ばれたのに対し、ヤマトナデシコ(大和撫子) と呼ばれました。 その清楚な姿から意味を転じ、日本的な女性のことを大和撫子と言うようになったといわれていますが、昨今は女子サッカー日本代表チームの愛称「ナデシコ(ジャパン)」に使われて、「日本的な女性」ではなくなってしまいました。(笑)
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