昨年12月の沖縄旅行の際に出会った「沖縄の野鳥シリーズ」 第10弾は、初めての沖縄観光では誰もが必ず行く「首里城」を見学後、北側を通って守礼門 の方に戻る途中の「円鑑池」という池の傍で出会った野鳥?の バリケン (蕃鴨) です。
バリケンは、南米産のノバリケン (野バリケン) という野生のカモの一種を家禽(かきん)(家畜)化したもので、日本には食用で持ち込まれたものの定着せず、飛行能力が残っているので逃げ出して野生化したものが日本各地で見られるんだそうです。
沖縄県では「観音アヒル」とも呼ばれ、今でも食用として飼育されているほか、「首里城」のように野生化したものも多いそうです。
バリケンの顔面は羽がなく真っ赤な皮膚が露出しており、瘤(こぶ)状の突起を持つものもいて、オスは嘴(くちばし)の基部に肉いぼがあるのが最大の特徴です。 (↓)がバリケンのオスです。
バリケンは、全長が約75センチ、体重は約3.5キロと大型で、羽の色は白一色から、黒が混じったまだら模様、ほとんど黒に少しだけ白が混ざる程度まで、多様だそうです。
尚、バリケンの名前は、オランダ語の「bergeend (ツクシガモ)」に由来しているそうです。
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