昨年12月の沖縄旅行の際に出会った「 沖縄の野鳥シリーズ 」第2弾 は、沖縄本島北部「やんばるの森」にのみ住む(留鳥) ホントウアカヒゲ (本島赤髭) です。
ホントウアカヒゲは常緑広葉樹林でシダ類が密生した場所に住み、昆虫やミミズを主食にしているので、地上で姿を見ることが多い小鳥です。
なので、「やんばるの森」の林道を車でゆっくり走りながらホントウアカヒゲを探鳥しました。 (↓)は林道の側溝付近で発見したホントウアカヒゲですが、車のフロントガラス越しに撮ったので、ピントが合っていません。(涙)
ホントウアカヒゲは全長14センチ位で、オスは頭から背、尾、翼の上面は橙色味のある赤色で、顔の下半分から胸は黒色、腹は白色です。
(↓)は別の場所で、やはり車のフロントガラス越しに撮った別のホントウアカヒゲですが、やはりピントが合っていません。(泣)
(参考までに言えば、(↑)の写真下側の黒い縦筋は、デフォッグ用空気吹き出し口がフロントガラスに反射して写り込んだ影です)
ホントウアカヒゲは国の「天然記念物」 (絶滅危惧種IB類) に、更に全亜種が「国内希少野生動物種」に指定されています。
(↓)は(↑)と同じホントウアカヒゲが尾羽をピンと上げている姿です。
徳之島以北に住む亜種アカヒゲ には、オスの脇腹に黒班があるのですが、沖縄本島の固有種の亜種ホントウアカヒゲ には黒班がありません。 体上面の羽衣や翼が橙色で、額に黒班があるのが 石垣島や与那国島の固有種亜種のウスアカヒゲ です。
回数的にはホントウアカヒゲの姿は多く見えたのですが、車に気づくと直ぐに近くの藪の中に入ってしまうので、姿を撮影するのはとても難しい野鳥でした。 ピンボケ姿の証拠写真レベルでも撮影できただけでも良い方ですよとツアーガイドに慰めてもらいましたです。(涙)
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)