団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

EVAフィルム

2007年11月11日 | 太陽光発電

  

太陽電池の良い所は構造が簡単で使用材料の種類が少ないことです。セル・ガラス板・フイルム・アルミ枠・配線くらいですかね。その少なさが耐久性にも繋がっている面もあります。

 そのフィルムの話題がありました。

日本経済新聞より

(11/5)ブリヂストン、太陽電池用フィルム増産を発表

 ブリヂストンは5日、太陽電池用の接着材料を増産すると発表した。磐田工場(静岡県磐田市)に30億円を投じ、20101月までに生産能力を7割増やし、月産1500トンにする。太陽電池の需要が世界的に拡大していることに対応する。12年までに同材料の売上高を100億円規模に引き上げる。

 太陽電池用接着材料「EVAフィルム」を増産する。太陽光線を電気に変換するシリコンと、それを覆うガラスを固定する役割がある。現在、磐田工場には素材をロールで圧延してフィルム状に加工する機械が2機あるが、今回の投資で1機さらに追加する。

  ブリヂストンニュースリリースより

  ブリヂストンが太陽電池用接着フィルムの生産能力を増強

 株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、太陽電池用接着封止膜※として使用されるEVAフィルム(エチレン・ビニル・アセテートフィルム)の需要が増加していることに対応するため、磐田工場(静岡県磐田市)のEVAフィルム生産能力を増強いたします。投資総額は約30億円で、20101月からの増産を予定しています。これにより当社では、現在の生産能力と比較して約1.7倍の生産能力に増強し、月産約1500トンのEVAフィルムが生産可能となります。・・・中略

 EVAフィルムは、太陽光線を電気に変換するシリコン・セルを、加熱による分子結合(架橋)でガラス面に固定する接着剤として使用されます。EVAフィルムは、加熱することで無色透明となり、水や紫外線にも強いため、屋外で使用される太陽電池用接着封止膜には最適な素材と言われております。

 当社は、企業活動における環境への取り組みを経営の最重要課題の一つと位置づけており、「タイヤ会社・ゴム会社として『名実ともに世界一の地位の確立』」という経営の最終目標達成のためにも必要不可欠であると考えております。EVAフィルムはこのような環境経営活動を具現化した商品であり、伸長が見込まれる太陽電池需要に対応するため、今後も状況に応じた生産能力増強等の施策を検討していく予定です。

※ 太陽電池に使用する発電セル(シリコン・セル)を固定・保護するために、ガラスおよび裏面保護シート(バックシート)を接着させるフィルム状の膜

  ブリヂストンがフィルムを作っているとは知りませんでした。石油会社や自動車会社が太陽電池を作るかと思えばタイヤ会社も部品を作っているんですね。あのフィルムの耐久性が全体の耐久性に影響するとか、寿命が来たときリサイクルの妨げになるなんて話はありますが、目立たないが、太陽電池にとって無くてはならない重要な部品であるフィルムの増産は良いニュースてあることは間違いないでしょう。

 いずれにしても色んな業種の大手が太陽電池に取り組むことは良い事じゃないでしょうか。多くの資本が投入されて競走によってコストダウンが進めば地球の未来は明るいかも。

  それにしても、日本の政治はどうなってるんでしょうね。自分達の選挙のことしか頭に無いのでしょうか。それもこれもやはり選挙民である我々のレベルが低いのでしょうね。何と言っても、日本の未来を考える人を選ばないのですから。 

民間任せで良いのか!