何で新築の家には太陽光発電を義務付けることをしないのだろうかと日本政府の無策振りに腹を立て続けてきましたが、とうとうそんな国が現れました。それも予想外のフランスです。フランスと言えば、原子力に力を入れていて太陽光などにはそれ程興味が無いような感じだったので意外でした。
日本経済新聞より
フランス政府は温暖化ガス排出を大幅に削減するための包括対策に乗り出す。2020年末以降に建設する一般住宅を含むすべての建物に太陽光発電など再生可能エネルギーによる発電装置の設置を義務付けるほか、同年をメドに石油、石炭など化石燃料の発電所での使用を事実上ゼロにする。7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)を前に踏み込んだ対策を打ち出し地球温暖化の国際交渉で主導権を握る考えだ。
包括案は電気事業者が展開する大規模発電については風力発電など再生可能エネルギーの比率を20年までに全体の20%に引き上げるよう規定。フランスでは現在、原子力発電が発電量の80%近くを占めている。再生可能エネルギーで20%を賄えば20年には事実上、化石燃料による発電がほとんどなくなり、大規模発電による二酸化炭素(CO2)の排出量がほぼゼロに近づく見込みだ。(07:03)
原子力が80%とは驚きです。こんな国が太陽光や風力に力を入れたらCO2ゼロは早そうです。原子力の%には疑問もありそうですが、それでも残りを太陽光や風力で賄うつもりになったのは歓迎すべきでしょう。
日本だって原子力の%はフランスの半分くらいはあるはずなので残りは太陽光や風力で賄うつもりになればCO2ゼロも夢ではないはずです。こんな違いが出てくるのも政治の差でしょうか。
フランス侮りがたし!