この歳になるまで知らないことばかりですが、それでもこんなことさえ知らなかったのかと驚くことがあります。
最近では、禾(ノギ偏)が「ノ」と「木」で出来ているのでノギと読むという説を新聞(出展は忘れました)で読み、「ええっ!そうだったのか、知らなかったなぁ」とノと木を分けて読むなんてことを全く思いつきもしなかった自分の想像力の無さに軽いショックを受けました。
サーチしてみましたが、やり方が悪いのかそれらしいものは見つけることが出来ませんでした。似たようなものを一つ。
試しに共に象形とされる二組の字、「木」「禾」と「米」「釆」に当てはめてみますが、これに先だって辞書の各解字を調べておきます。
「木」 解字:象形。立ち木の形にかたどる。字形は枝と幹と中根とわき根を表わす。
「禾」 解字:象形。穀物の未の垂れ下がった形にかたどる。種が分散するところから分かれ意。
「米」 解字:象形。もみがらから出た黍(きび)の粒のさまにかたどる。籾殻を破ってでた粒の意味。
「釆」 解字:象形。掌の上に種を乗せた様にかたどる。手で種をまく意。
「ノ」の「特別の」または「特別な」という意味の繋がりで説明できるでしょうか?
「禾」=「木」+「ノ」:木+特別な=>特別な木=>米のなる木=>いね
少し無理を感じるので、なじみの深い辞書の木の象形図をとり入れ「木」の最初の意味が「草木」だったと変更しましょう。
「禾」=「木」+「ノ」:草木+特別な=>特別な草木=>米のなる草木=>いね
「釆」=「米」+「ノ」:米+特別な=>特別な米=>脱穀した米(白米)=>籾殻をとること=>解き放つこと…以下略
それにしても、ノと木でノギとは余りにも単純すぎて思いつかなかったのかそれとも私の頭が固すぎたのかどちらにしても自分の頭の悪さにがっかりします。
漢字も結構いい加減に記憶しているのがあるので最近では簡単な字が書けないのは当たり前としても、読むことさえ出来なくなってきています。もしかしたら、ボケが始まっているのかも。
危ないですね!