昨日(第3253回)結晶式太陽電池は薄膜式に取って代わられるのでしょうかと書きましたが、どうやら専門家はそうは見ていないようです。
Een Japanner die zonnecellen onderzoektより
…略
PV業界内の人間にとっては、今後も結晶シリコン太陽電池がもっとも重要な役割を担い続けるのは自明のことなのだが、業界の中の発言力の大きな人たちが、業界の外に発するメッセージだけを追い続けていると、今にも結晶シリコン太陽電池は終了するのではないか、これ以上開発を続けるのはムダなのではないか、と思われても仕方のないようなメッセージばかりなのだ。それで、業界周縁部にいる人たちは誤解を起こし、結晶シリコン太陽電池関連技術開発の資金繰りは、ネガティブな方向へと流れていってしまっているのが現状だ。…中略
やはり私と同じように結晶シリコンはもう終わりなのじゃないかと思わせられている人は多いようですね。そりゃぁ、薄膜式が原料が少なくてコストダウンや原料調達に有利とこれだけニュースが出てくれば誰だったそう思います。
しかし結晶シリコンもまだまだ大丈夫なようですね。とは言いながらもこうした流れを止めるのは難しいものがあるので案外専門家の思う方向には行かないこともあるので果たしてどう動くのか興味のあるところです。
ところで、この続きの方が心配です。
ところで、表題の韓国フィードインタリフについて、前述のPV Japanで何人かの方から耳にしたことがある。
韓国フィードインタリフは、制度としては3年ほど前に始まったわけだが、制度が始まったころ、多くの韓国人たちが、製品の信頼性などにはほとんど構わず、目先の価格に吊られて、非常に安価な中国製の太陽電池パネルに飛びついたというのだ。
そのせいで、それらの中国製パネルは3年後の今ほとんど動作しておらず、製造元企業はさっさと倒産して消えてなくなったという。残るは、屋根の上にあるものの、全く動作をしない太陽電池パネルばかり。韓国フィードインタリフは、発電した電力を売って初めて対価が支払われるから、安価な中国製パネルに飛びついた人たちは、いわゆる「安物買いの銭失い」をやったことになる。
このような慌て者はどこにでもいるものだが、たいていの国では少数派でそれほど目立たない。ところが悲しいかな韓国では、かなり多くの人たちが、この手に引っかかったとのこと。
現在では韓国においては、屋根の上の太陽電池パネルといえば、高いカネを出しても役に立たないものの象徴のように評されており、一般市民に非常にネガティブなイメージを持たれているという。
韓国のフィードインタリフがあまりうまく行っていないと言う情報だけは入ってきていたが、現場にはこのような真相が転がっていることになる。韓国の国民感情は、いま、太陽光発電を推進しようという気持ちからは、急速に離れていっているようなのだ。…以下略
中国製はこんなところでも悪さをしているんですね。これからと言うときにこんな悪い噂が広まると日本でも影響が出てくるかもしれません。
それにしても中国は恐ろしいですね。日本のメーカーはそんなことはないでしょうから頑張って世界市場を押さえて欲しいですね。それには、国内の市場が冷えすぎなのが問題でしょう。
政府は本当にやる気あるのか!